梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

旅だより その2

2009年07月06日 | 芝居
康楽館での芝居はよほど楽しかったと見えて、たくさん写真が送られてきましたが…。



A班白太夫の中村蝶三郎さんがむしゃぶりついているのは、康楽館名物<アカシア蜂蜜ソフトクリーム>。後味に残る蜂蜜の風味がとても美味しいそうですが、おなか壊さないで下さい(笑)
…蝶三郎さんは30代にして初の老け役ということで、ハードルはとても高いと思うのですが、もとよりガッツのある好漢です! きっと白太夫になり切ってくれるはずでしょう!



こちらは『奴道成寺』花四天の皆さん(蝶三郎さん・吉六さん・京純さん・吉二郎さん・蝶之介さん・蝶八郎さん)。奇しくも全員《合同公演》メンバーです。
康楽館は花道揚幕のすぐ裏が正面玄関で、とても外観が美しいものですから、こうして扮装して集合写真を撮るのが定番のようになっています。
お決まりの<トウ尽くし>、盛り上がったみたいですね。巡業ならではのご趣向で、秋田音頭を唄ったのは、『源氏店』A班で藤八、B班で多左衛門と大活躍なさる、中村吉六さんでした(後列中央)。
天性の茶目っ気と明るい芸風がお馴染みの吉六さん。さぞや巡業の楽屋も明るくしていることでしょう!

昨日の記事にご質問頂いた、sayo様のご質問に答えるように写真が送られてきましたので、2日続けて<中央コース>だよりになりました。
いずれ、それぞれのお役への意気込みなども伝えていただきま~す。