梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

徐々に来月へと

2006年04月21日 | 芝居
画像のない、殺風景な記事が続いて申し訳なく思っております。いましばらく、御辛抱下さいませ。

本日の公演も無事に終わり、残すところあと四回となりました。連日大勢のお客様がお越し下さり、有り難く思っております。『関八州繋馬』では、客席が見渡せる居所に立つので、見ようと思わなくても客席が目に入ってまいりますが、一幕見席でも多くの方がご覧になっている光景に、毎日嬉しくなっております。このまま大盛況のうちに千穐楽を迎えることができますよう、まだご覧になっていらっしゃらない方は、是非是非歌舞伎座まで!

さて、先日<團菊祭 五月大歌舞伎>お稽古割りが届きました。そろそろ来月のお役も判りそうです。来月は、いわゆる<尾上菊五郎劇団>の方々が中心となる公演です。名題下部屋はきっと陽気で闊達な雰囲気になることでしょう。お芝居も、『外郎売』や『権三と助十』『黒手組助六』といった、私にとってはこれまでご縁がなかった狂言が並びますので、いろいろと勉強になることが多いかと思いますので、ちょっと楽しみですが、なによりも、ご病気を克服されて、成田屋(團十郎)さんがご復帰なさるのが、なによりもまたお目出度いことでございます。

今日は散文的な内容となってしまいました。明日は『関八州繋馬』から、四方山話をと思っております。