Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

岩場のローカルルール

2012-05-10 01:16:37 | フリークライミング

先日、瑞牆に行ってきた際、わしらが開拓した岩場に終了点が残置されていました。わしらは終了点の残置などなしで登って来たので「回収しちゃおうかなあ」とも思ったんですけど、「まあ、もう少しかんがえてからにするか」ってなことで、そのままにしてきました。

クライミングの世界ではよく「初登者のスタイルを尊重する」と言われますが、本当に「初登者のスタイルを尊重する」のであれば、終了点だって残置しないスタイルを守りたいと思うのは私だけでしょうか。

岩場というのは、いくら自分が開拓したエリアであれ、個人の所有物ではないので、自分でローカルルールを作るってのも行き過ぎていると思うのですが、「初登者のスタイルを尊重する」というのであれば、それがローカルルールになってもよいのではないかと思います。たとえ1ピッチのルートでも、リード&フォローでなければ登れない岩場があってもいいような気がします。またはロワーダウンできなくて、懸垂下降が必要な場合もあります。木が終了点で、木を痛めたくなければ、裏から歩いて降りることだってあります。

最近はフリークライマーの人口が増え、わしよりも登る実力が高い人ばかりでびっくりです。登る実力が高まるのに比例するように、クライミングの倫理というか哲学というか、よくわからないけど、そんなことも同時に高めて行きたいものです。