Chimney角屋のClimbing log

基本的にはクライミングの日記ですが、ハイキング、マウンテンバイク、スキー、スノーボードなども登場するかも・・・。

乙妻山パウダー

2010-01-27 02:24:18 | 山スキー

1月25日、乙妻山に単独で行ってきました。

夜中の3時に戸隠の大橋に到着。目覚ましを6時半にセットして寝たのですが、二度寝してしまい起きたのは7時半。あわてて出発しましたが時はすでに8時。タダでも日帰りはきついコースなのに、「あ~あ、今日は駄目かなあ」と思ってしまう。しかし佐渡山南のコルまで1時間半で到着したので、「頑張ればいけるかも」と気を取り直す。シールを付けたままで氷沢川に下り、取りつきの尾根を目指して支流を登る。尾根は予想以上に急で、パウダーを期待して選んだファットスキー(エラン1111)は重過ぎる。尾根は稜線のはるか手前で山腹に消え、北寄りにコルめがけて雪壁をトラバースしなければならない。雪面下20cmに固い層があり、雪崩におびえながらのトラバース。コルに着いたときは神様に感謝の祈り。少し前までは快晴だったのに、雪が激しく降ってきた。コルから下ってしまおうかとも考えたが、やはり山屋のプライドが許さなかった。シールのまま山頂(2318m)を目指す。山頂は風雪で何も見えなかったが意外と近かった。13時30分着。シールを外しさっさと下山開始。視界が悪いのでコンパスで方向を確認。約標高差1000mを一気に滑る。パウダーは、窒息するほどではないが十分気持ちいい。

約30分で下りきった。さてここからの帰り道は登り返しだ。ここまで相当頑張ったのでかなりくたびれた。登り返しを思うと憂鬱になる。でも登らないことには帰れないんだから仕方ない。佐渡山南のコルまでよたよたと登り返しシールを外す。後は滑るだけだ。最初の尾根の下りは狭い樹林帯で気が抜けないけど、そこさえ滑り降りれば、後はスキーの上に立っているだけ。16時30分、大橋に無事帰還。くたびれたー。わしの核心は朝の早起きだと、あらためて感じました。