タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山

2010年08月10日 | 山歩きから
腰痛をおして裏山を歩きました

 猛暑つづきのこの8月、横着をして家でごろごろしていたら腰がおかしくなりました。一週間くらい前のことです。

 団地の夏祭りなどのためにチョッとだけ野暮用があってそのままにしていました。昨日初めて整骨院に行ったら、もみ疲れか何か知りませんが、かえって悪くなったようで、今朝は前にかがむにも難儀するようになりました。

 そこで考えました。

 裏山にも行かないでごろごろしていたから腰痛になった。

        そうだとしたら、、、、、

 裏山を歩いたら腰痛が治るはずだ。

        単純明快な結論です。



 
 幸い今日は仲間と裏山を歩く日。

 今日はサボらないで、、、裏山を歩きました。腰痛をおして山登り。逆療法ですね。

 人に勧められることではありませんが、自分としては勝算があって山登りをしたのです。



 結果は大成功。症状は劇的に改善されました。

 まだ全快とは言えませんが、今朝の状況からみたら本当に「劇的に改善」されたと言えます。

 少し手前味噌的に言えば、タカ長の山歴は50年を超えるのです。鳥よりタカより付き合いが永いのです。だから出来るのかも分かりませんから、私の口からこのような「逆療法」はお勧めしません。

 今日はいつもより歩く姿勢に注意し、重心を腰のところにおいて、足の踏み出し「静加重静移動」にもいつもより注意して歩いたのです。そのような小さなことが大切なのかも分かりません。

 そのためかどうか、とにかく確実に良くなっています。しかし、全快ではないのでパソコンの前に座る時間は少なくするつもりです。



 ミヤマウズラの花。と言ってもつぼみですね。図鑑によると花期は8月9月とありますからまもなく咲くはずです。このような花を訪ねるのも裏山歩きの楽しみ、しかし、花期がハチクマと重なったら見ることが出来ないかも分かりません。



 今朝の裏山、登り始めは、感覚的には湿度100%で無風。とても歩きにくかったのですが、山からの展望はこの時期としてはクリアでした。画像を拡大すると島の人家も確認できます。

 とにかく腰痛は山を超えました。全快までにはしばらく時間がかかるでしょうが、、、、もちろん渡りの時期までには間に合わせます。

 それまでブログの更新頻度は落ちるでしょうが、ご容赦ください。それもこれも渡り観察のためですから、、、、、。(と言うことのしておいて下さい)



今日は団地の夏祭り

2010年08月07日 | 日々雑感
100円コインをどっさり持ってお出で下さい

 今日はタカ長団地の夏祭り。31回目になります。

 約1000戸のタカ長団地ですが、夏祭りの日は人でも多くて賑やかなのです。平素は少子高齢化の団地ですが、この日は自分が生まれ育った団地に里帰り、と言う世代の人が孫を連れて帰ってくるので人出も多くなるのです。

          

 盆踊りは「炭坑節」や「広島音頭」などの定番もあるのですが、、、、、

 この3年位前から始めた「ソーラン」が大人気なのです。

          

 このソーラン、お年寄りたちは椅子に座って踊る「座ソーラン」

 子どもたちはもちろん立って踊ります。お年寄りと子どもの競演。それが人気の理由なのでしょう。

 前でリードしているのはタカカノたち、言うなれば団地の婦人会のメンバーたちです。このグループは毎月集会所でお年寄りを集めてイベントをしたり、夏祭りでも踊りだけでなく屋台でいろいろ売ったり、、、、、とにかく頑張っています。

          

 ところによっては夏祭りが消滅していく町もあるようですが、その点タカ長団地では多くの住民に支えられて年々盛んになっているようです。タカ長団地はいわゆる「新興団地」ですが、その団地住民も歳をとり、高齢化団地になっています。

 しかし、何もなかった山に団地が出来、その団地を買って自分たちで町をつくったと言う共通する意識があるからでしょうか、古くからある市街地の街より住民のまとまりが良いのです。

          

 夏祭りが賑わうのはソーラン踊りだけではありません。

 会場をとりまく屋台の店も大賑わいになります。屋台ばかり賑やかで、それに比べて踊り手が少ない、、、、、とは毎年言われていることです。

 この屋台は団地の同好会や子ども会が担当しています。タカ長たち山のグループは清泉飲料水の販売。自販機より安い、何でも100円がウリです。例年4~500本売れます。

          

 時間によっては行列も出来ます。今日も暑いので、、、おそらく完売になるはずです。

          

 他にもいろいろあります。

 タカ長たちはこのむすびやいなりを食べながら準備して、18時前から販売を始める予定です。

 タカカノたちは生ビールを販売します。300円です。焼き鳥もあります。

 子どもに人気の綿菓子もあります。

 皆さま、今夜は100円硬貨をどっさり持ってタカ長団地の夏祭りにお出で下さい。

 待ってまぁ~す!

石鎚山で見た花

2010年08月06日 | タカの渡り観察
ミソガワソウ(味噌川草)

 毎日暑いですね。この暑さでしおれた茄子のような状態になっています。

 このような日が続いたら「焼き茄子」が出来るのでは、、、、と家庭菜園をしている友だちと冗談話をしています。

  

 さて、石鎚山で見た花のことです。
 今日は「ミソガワソウ」です。石鎚山の北斜面では登山道のそばで普通に見ることが出来ます。

 図鑑によると「木曽川の支流、味噌川付近に多かった」ためにこの和名がついたと書かれています。亜高山帯の草地や深山の河原などに生える多年草」とあります。

 石鎚山の北面は亜高山帯にはいりますから、まさしく図鑑どおりのところに生えている、と言うことになります。

  

 このように群生することが多く、茎の高さは0.5~1mになります。個人的にはあまり好きな大きさではありませんが、花の色がブルー系なのでついついカメラを向けたくなります。

  

 登山道から少し離れた花はP90を望遠側にズームして、、、、

 花にピントがきて背景がぼける、、、、花の撮影ではごく普通のことですが、このカメラでそのように撮るためにはそれなりに苦労しました。最近やっと手に馴染んできたようです。

  

 山を歩くときは一台のカメラで、、、、、それも出来るだけ軽いカメラですませたいのは人情です。しかし、だからと言ってあまりお粗末な写真しか撮れないと、再度撮りなおしに行くことはほとんど不可能な山の花ですから、カメラ選びにも気を使うのです。

 デジイチにマクロレンズ、そして三脚を持っていけばシャープな写真を撮ることができるでしょうが、写真を撮ることが主目的ではないのでこの方式は採用できないでいます。

 軽いカメラでそれなりの写真を撮る。それがいまのテーマです。

  

 登山中に花を見つけて撮る。口で言えば簡単ですが、、、、はずむ息をととのえて、、、息を殺してシャッターを切るのは案外疲れるものです。それでも何枚も何枚も撮るのですから、花が好きと言うよりカメラのシャッターを押すのが好きなのでしょう。

 何とか使い道を見つけたこのP90。少なくともあと3~4年は使いたいのですが、、、、、。

 デジカメは次々と良いものが販売されるので、おそらくそれまでに新しいものが欲しくなるでしょう。いまでもディスプレイの状態が良くなくて、不満を抱えてまま使っているのですから、、、、、、。


石鎚山で見た花

2010年08月04日 | 山歩きから
ブルー系の花が好きなので、、、、

 タカ長はブルー系の花が好きなので、山から帰って写真を見るとブルー系の花が多く写っています。反対に少ないのが黄色系。黄色系の花を写しても何となく変色した写真に見えてイマイチ好きになれないのです。

       

 石鎚山の北面にはお花畑が発達しています。二の鎖元小屋から土小屋へ、石鎚山の北面に4本あるルンゼを横切っていく道はお花畑を横切っている道とも言えます。そのためここを歩くのは時間がかかります。花の写真を撮るからです。

 このお花畑の主役はナンゴククガイソウ。

  

 どうしても目線がその花に行きます。

  

 たくさんあるクガイソウの中からどれを写すか?

 と言うことになりますが、第一条件は足場の良いことですね。足場の悪いところに咲いている花には近づけません。無理して近づけば危険でもあるので、この条件が最優先されます。

  

 このような斜面には入れたら最高でしょうが、自然保護の観点からもそのようなことが許されるはずがありません。山の写真は登山道から撮る。これが鉄則です。

  

  登山道と言っても気を許してはいけません。ここはまた落石の危険地帯なのです。写真に集中していて落石事故に遭ってはいけないので、撮影は短時間で、また、見張りをすることも必要かも分かりません。

  

 私たちのように道草が好きなグループは特に気をつけないといけないようです。写真のように、ゆっくりする時間は徹底的にゆっくりするグループですが、事故にあっては元も子もないので、当たり前のことですがいつも注意しています。

 石鎚山に登るとき先行していた女性グループがその沢の真ん中で休憩していました。そこが涼しいことは分かりますが、あんな所で休憩することは落石を待っているようなものです。知らない人たちでしたが、事情を言ってその先まで歩いてもらいました。

 いま頃はそのようなことさえ分からない登山者が多いので山の事故もなくならないのです。


今日の裏山

2010年08月03日 | タカの渡り観察
緑陰の風に吹かれてきました

 今日の裏山。体力的に楽な林道コースを歩いてきました。

 

 小さな沢、オオルリ沢を渡って、、、

    自然歩道をのんびり歩いて林道に出て、、、、

 

 人も車もほとんど通らない林道に座り込んで

    緑陰の風に吹かれてきました。

 見上げる尾根には夏将軍の白い雲

    遠くでクロツグミが鳴いていました。

 しかし、どこかで繁殖しているはずのハチクマの姿は見ることが出来ませんでした。


 台風が極端に少ない今年の夏、ハチクマなどタカの繁殖率が高くなっていることを期待しているタカ長です。

 本当に本当に暑い夏ですが、、、台風はどこへ行っているのでしょうか?招かざる客ですが、これだけ少ないと気になります。

 

  これはコヤブラン

 

  これはヤブラン

  植物に詳しい仲間の受け売りを言っているだけで細かいことは何も分かりません。

       

 林道にはツユクサがたくさん咲いていました。

 ブルー系の花が好きなタカ長はすぐにカメラを向けたくなります。

 そのカメラ、何かと問題の多いNikon Coolpix P90 の使い道を何とか見つけて、この程度には撮れるようになりました。多くを望んでいるわけではないのでこの程度で我慢しています。

 

 この林道でつかの間の避暑をして、同じ道を帰って来ました。


 今日の歩行約13000歩。もちろん汗だくです。

 あと一月、暑くて辛い日が続きますが、、、、夏ばてしないで渡りシーズンを迎えるようにしましょう。


石鎚山で見た花

2010年08月02日 | 山歩きから
ハガクレツリフネ

 石鎚山では多くの花を見ました。

 北斜面をトラバース(横切る)する道のそばにお花畑が発達しており、そこで花を撮影すればたくさんの花が撮れそうです。しかし、そこはまた落石の危険地帯でもあり、のんびりと撮影できないところが玉に瑕です。



 ハガクレツリフネ。

 文字通り葉の影で咲いています。

 これらは良く見えるように咲いていますが、、、、、、



 多くはこのようなイメージです。うっかりすると見落とすような咲き方です。メンバーのものは山に登る前に気がついていたようですが、私は下山途中に教えられて撮影したわけです。

 注意してみれば多くのハガクレツリフネを見つけることが出来ました。



 葉の下を覗くとこのような花。

 間違いなく「ツリフネ(釣舟)」ですね。雨上がりの撮影ですからしっとりと水分を含んでいるようで、、、、、写真としても気にいっています。



 例えば向日葵のように太陽に向かって力強く咲く花も良いのですが、、、、

 人知れず葉影でひっそりと咲く花に惹かれます。このような花は日本人好みだと思うのですが、いかがでしょうか?



 ハガクレツリフネ。葉隠釣舟。

 図鑑(山に咲く花 山と渓谷社刊)によると「山地の水辺や林内に生える高さ30~80センチの一年草」と書かれています。分布は本(紀伊半島)四国・九州とありますから、タカ長のフィールドでは見ることが出来ないのかも分かりません。

 私にとって初めての花でした。