タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

石鎚山で見た花

2010年08月04日 | 山歩きから
ブルー系の花が好きなので、、、、

 タカ長はブルー系の花が好きなので、山から帰って写真を見るとブルー系の花が多く写っています。反対に少ないのが黄色系。黄色系の花を写しても何となく変色した写真に見えてイマイチ好きになれないのです。

       

 石鎚山の北面にはお花畑が発達しています。二の鎖元小屋から土小屋へ、石鎚山の北面に4本あるルンゼを横切っていく道はお花畑を横切っている道とも言えます。そのためここを歩くのは時間がかかります。花の写真を撮るからです。

 このお花畑の主役はナンゴククガイソウ。

  

 どうしても目線がその花に行きます。

  

 たくさんあるクガイソウの中からどれを写すか?

 と言うことになりますが、第一条件は足場の良いことですね。足場の悪いところに咲いている花には近づけません。無理して近づけば危険でもあるので、この条件が最優先されます。

  

 このような斜面には入れたら最高でしょうが、自然保護の観点からもそのようなことが許されるはずがありません。山の写真は登山道から撮る。これが鉄則です。

  

  登山道と言っても気を許してはいけません。ここはまた落石の危険地帯なのです。写真に集中していて落石事故に遭ってはいけないので、撮影は短時間で、また、見張りをすることも必要かも分かりません。

  

 私たちのように道草が好きなグループは特に気をつけないといけないようです。写真のように、ゆっくりする時間は徹底的にゆっくりするグループですが、事故にあっては元も子もないので、当たり前のことですがいつも注意しています。

 石鎚山に登るとき先行していた女性グループがその沢の真ん中で休憩していました。そこが涼しいことは分かりますが、あんな所で休憩することは落石を待っているようなものです。知らない人たちでしたが、事情を言ってその先まで歩いてもらいました。

 いま頃はそのようなことさえ分からない登山者が多いので山の事故もなくならないのです。