タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

石鎚山で見た花

2010年08月02日 | 山歩きから
ハガクレツリフネ

 石鎚山では多くの花を見ました。

 北斜面をトラバース(横切る)する道のそばにお花畑が発達しており、そこで花を撮影すればたくさんの花が撮れそうです。しかし、そこはまた落石の危険地帯でもあり、のんびりと撮影できないところが玉に瑕です。



 ハガクレツリフネ。

 文字通り葉の影で咲いています。

 これらは良く見えるように咲いていますが、、、、、、



 多くはこのようなイメージです。うっかりすると見落とすような咲き方です。メンバーのものは山に登る前に気がついていたようですが、私は下山途中に教えられて撮影したわけです。

 注意してみれば多くのハガクレツリフネを見つけることが出来ました。



 葉の下を覗くとこのような花。

 間違いなく「ツリフネ(釣舟)」ですね。雨上がりの撮影ですからしっとりと水分を含んでいるようで、、、、、写真としても気にいっています。



 例えば向日葵のように太陽に向かって力強く咲く花も良いのですが、、、、

 人知れず葉影でひっそりと咲く花に惹かれます。このような花は日本人好みだと思うのですが、いかがでしょうか?



 ハガクレツリフネ。葉隠釣舟。

 図鑑(山に咲く花 山と渓谷社刊)によると「山地の水辺や林内に生える高さ30~80センチの一年草」と書かれています。分布は本(紀伊半島)四国・九州とありますから、タカ長のフィールドでは見ることが出来ないのかも分かりません。

 私にとって初めての花でした。