タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

情報交換会

2010年08月29日 | タカの渡り観察
まもなく「タカの渡り情報交換会」


 暑い暑いと言っているうちに8月も残り少なくなりました。

 気がつけば「タカの渡り情報交換会」が目前に迫っていました。あわてて(?)会場との連絡調整など準備作業を加速しています。



 今回のメインは春の渡り調査の検討、と言うことになります。

 今春はタカ長のグループの内外から数名のものが韓国に行き渡り調査をしました。調査地点も釜山と巨済島(コジェド)の二箇所で、同時平行調査をしたのも今回が初めてのことです。

 理想的なことを言えばきりがないのですが、とりあえずはこれまでの最高の調査態勢をとったと言えるでしょう。

 その結果について話し合うのが一番の目的です。



 それだけではありません。

 情報は多くはないのですが、台湾チームが行っているサシバの衛生追跡による渡り調査、その中の1羽が韓半島から九州に渡り、別府市の南のほうにやって来ました。繁殖は確認されていないようですが、そのように韓半島から日本に渡ってくるサシバについても話し合いが行われる予定です。

 このサシバの詳しい情報をタカ長は持っていないのですが、日本⇒韓半島⇒中国大陸⇒台湾⇒フィリピンのコースを行き来するグループがいることが分かってきた、と言うような興味深い話を耳にしたように思います。

 このあたりの事情を検証することも今回の情報交換会の楽しみの一つです。



 今回の情報交換会の参加者は20名程度です。大きなイベントではありませんが、地元広島ばかりでなく福岡、山口、愛媛、岡山、兵庫、奈良からも参加者があります。ミニ・ミニ全国集会、と言ったら言い過ぎになるのでしょうか?

 日韓の渡りについて深く検証されている人がいます。
 タカの識別には特に詳しい人もいます。
 韓国をはじめアジアの情勢に詳しい人もいます。
 タカの飛行能力について研究している人もいます。

 そのような人たちが一堂に会するのですから、規模は小さくても中身の濃いイベントになるはずです。

 当日どのような話が飛び出すか、いまから楽しみにしています。

 タカの渡り情報交換会

   と き: 8月31日  12時から
   ところ: 広島県廿日市市「アルカディア・ビレッジ」

 参加締め切りなど基本的な準備作業は済ませていますが、当日の飛び入り参加も可能です。タカの渡りに関心のある人は、そしてこのイベントに関心のある人はお出かけ下さい。

          飛び入り参加も大歓迎ですよ。