タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

アジアの猛禽類

2010年07月09日 | タカの渡り観察
アジアの猛禽類

 ものすごいタイトルを掲げましたが、タカ長がものすごいことを書けるわけがありません。そのことはお分かりですね。

 タカ長はARRCNの会員でもあります。
 Asian Raptor Research and Conservation Network
「アジアの猛禽類の研究と保護のためのネットワーク」と言うような意味でしょうか。

 そのARRCNでは2年に1回のわりあいでシンポジュームを開いています。第1回が日本。琵琶湖のそばの会場で行われました。その後インドネシア、台湾、マレーシア、ベトナムでシンポジュームを開き、今年はモンゴルで行われました。

 6月23日から27日まで行われたシンポジュームの様子をまとめたペーパーがネットでタカ長のところにも届けられました。

      ASIAN RAPTORS
          Science and Conservation for Present and Future

 と言うのがそのタイトルです。

 その概要だけでも紹介したいのですが何しろ数十ページにのぼる、ボリュームのある報告書なので、タカ長ごときがパソコン画面の英語をパラパラと見て理解できるわけがありません。

 プリントしてゆっくりと読んで、、、その上で何かもメントすることが見つかったらこのブログでも取り上げさせていただきます。

 英語能力に欠けるタカ長ですが、このような国際的なグループに入り、その場でやり取りされる情報の一端に触れるだけで、何も出来ないタカ長でも心だけは広く持つことが出来るようになったと感じています。

 次回は韓国で行われることは既に紹介しました。

 日本の観察者も海外に出て、そこで何かを感じ取って頂きたいと常々思っています。大空を飛ぶタカを相手にする私たちは、心を広くもって観察を続ける必要があるのです。それは研究者として取り組む人はもちろんですが、趣味として観察を続ける一般のホークウォッチャーにも言えることだと思っています。

 その意味では隣の国で行われる第7回目のシンポジュームはチャンスだと言えます。韓国でのシンポジュームには日本からの参加者が増えるよう願っています。

 裏山でキヌガサダケを見ました

 今日は気のきいた写真を準備できないので、裏山で撮影したキヌガサダケの写真を貼り付けます。

 キヌガサダケは高級食材だそうですが、その食べ方が分からないので、、、、食べ方が分からないのはタカ長だけではないので、現場には立ち枯れたようなものまでありました。

 キノコは間違ったら命を取られることもありますから、様子の分からないキノコには近づかないのが正解かも分かりませんね。








 今年はいつもの年より多いような気がします。今年のような曇りや雨の日が続く梅雨のほうがキヌガだダケの生育にあっているのでしょうか?

三段峡を山歩き???

2010年07月07日 | タカの渡り観察
五体満足なデジカメが無くて困っています

 昨日、山の仲間と三段峡に行ってきました。

 三段峡は観光気分で歩けるところですから足に自信のない人でも参加できますよ、と知らせていたのですが、実際に参加したのはわがメンバーの健脚組(?)ばかりでした。

 ひとりリーダーだけが観光気分で、その日の行動をメンバーに任せていたら片道6km弱の葦ヶ原まで往復することになりました。観光地と言ってもアップダウンのある道、そこを往復するとなるとこれはもう「観光」とは言えないかも分かりません。アップダウンのある渓谷沿いの遊歩道を12km弱、20,000歩以上歩いたのですから、三段峡で山登りしたのも同然です。




 もちろん私たちはわき目もふらず一目散に歩くのではありません。鳥を見たり花を見たり、タカ長は写真を撮ったり、、、、、。だからこの日は写真を撮っている間に皆においてゆかれ、あとからマジメに歩いて追いつく始末でした。

 昨日はそれでも良いのですが、面白くないのはカメラの調子がイマイチ良くないことです。五体満足ではないのです。

 コンデジはMENUボタンが作動しないことが多くて、撮影途中で設定を変えることが出来なくなることが多いのです。SDカードに記録した画像をカメラで削除できなくてパソコンを使うことも多々あります。



 昨日持って行ったのは「Nikon Coolpix P 90」(あえて名前を公表しますが、、、、)

 P設定、 S設定 A設定 ではどう見てもピントが甘いのです。購入してすぐ気がついたのでメーカーに出したら「規格の範囲内」と言う答しか返ってきませんでした。天下のNikon製品にそのようなものがあるはずが無い、と昔からのNikonファンとしては信じたいのですが、同じカメラをもっている山口県の鳥友もタカ長と同じような感想を持っているようでした。

 他の設定、たとえば「SCENE」設定で撮れば上記よりマシですが、この場合でも一枚一枚設定を確認する必要がありますし、ディスプレイで見る明るさと実際に撮れる明るさに違いがあるので安心して撮ることは出来ません。



 しかし、ビンボーなタカ長としては毎年デジカメを買うこともできません。あれこれ工夫をしながらあと何年かは使ってゆきたいのです。いまのデジカメはデジイチを除けばほとんど消耗品みたいなものになっています。年々新製品も出ています。しかし、そのために品質が低下したのではたまったものではありません。メーカーの戦略に踊らされないでデジカメを選んでゆきたいのですが、、、、、。

 タカ長の経験からみると大きな期待は出来ないのでしょうか?気になるところです。



 上の写真はホタルブクロ。これはヤマジノホトトギス。未だ開花していません。



 これはヒデタゴボウ。仲間に教えられて知っただけでどのような花なのか、詳しいことはまったく分かりません。

 これらの写真を紹介したのは、いろいろ問題のあるP90ですが、気をつけて撮ればこの程度には撮れることを見て頂きたかったのです。

 このカメラの利点は小さくて軽いことです。そのため山行きのときなど荷物を少しでも小さく軽くしたいときには重宝するのです。タカ長も写真のことはド・素人ではないので、そのカメラに出来ないことまで求めているのではありません。しかし、安かろう悪かろうでも困るのです。

 あれこれメーカーに不満を言いつつも、今しばらくはP90と仲良くしてゆきたい、仲良くしてゆく方法を考えてゆきたいと思っています。

 夏の渓谷歩きと言えば滝、水のある風景。同じP90で撮った写真を2枚紹介して今日の記事を終わります。








タカの渡り情報交換会

2010年07月05日 | タカの渡り観察
今年もタカの渡り情報交換会を開くことになりました

 今年もタカの渡り情報交換会を開催します。

 と き    8月31日~9月1日
                8月31日だけの日帰り参加も可
 ところ    アルカディアビレッジ(広島県廿日市市)
                 http://www.arcadia-village.jp/
 テーマ   2010年春の調査結果の検討
       そのほかタカの渡り関係の話などいろいろ

 参加資格はありません。どなたでも参加できます。問合せなどはタカ長までお願いします。



 モンゴルで行われた第6回ARRCNのシンポジュームに出席した仲間からの情報によると、次のシンポジュームは韓国で開かれることが決まったそうです。
 開催時期は2011年12月もしくは2012年2月。詳細が決まるのはこれからですが、韓国での開催となればタカ長たちも無関心ではおられません。
(最新情報によると2012年1月開催になるかもわかりません)

 このシンポジュームは猛禽類全般をあつかうもので渡りだけがテーマではありません。また使用される言葉はすべて英語であり、タカ長のように英語力の無いものは参加してもチンプンカンプンの状態になるはずです。第5回大会に出席したタカ長の素直な感想がそうでした。

 しかし、英語が分からないから行っても無駄だったかと言えばそうではありません。行って良かったと思っています。

 アジアを中心に欧米の研究者やタカ好きの仲間と触れるだけで何か感じるものがあります。大会は狭い意味のシンポジュームだけではなくて、エキスカーションもあれば懇親会もあります。そのような場でアジアの若者たちとふれあうだけで、新鮮なものを感じることも出来ます。

 大金を使って遠い国まで行くだけの価値があるかと問われれば、それは人それぞれの考え方の問題も含みますからタカ長も即答できません。しかし、次回は隣の韓国なのです。

 詳細はこれから発表されるでしょうが、何と言っても足代などが安いので他の国よりは行き易いはずです。その意味でも参加しやすいはずです。

 言葉が分からなくても良いから、と言うのは随分乱暴なお勧めですが、まぁだまされたと思ってでも参加されますようお願いします。



 かく申すタカ長だって本当に参加できるかどうかは不明です。不明と言うのは老々介護の身なので何があるか分からないからです。気持ち的にはもちろん参加のつもりです。

 参加するとなると、韓国に行って何度も渡り調査をした者としては、手ぶらで行ってよいものかどうか、そのことも気になります。何か発表したいが言葉が出来ないし、それならせめてポスター発表だけでも???
 
 そのあたりのこともこの情報交換会の話題になりそうです。そんなこんなといろいろな話が出来る場を想定して準備しています。

 8月31日はぜひご参加下さい。好きなタカの話をしましょう。


 
 今朝の水苔池です。

 このところハッキリしない天気が続いていますが、朝何も考えないで裏山を歩いてよかったと思っています。家を出れば何かドラマがあります。

 上の花の写真、コアジサイ(上)とオカトラノオも今朝撮影したものです。



 



 

台湾からの頼り

2010年07月04日 | タカの渡り観察
台湾のハチクマ情報です

 台湾のCorry Chenからメールがはいりました。台湾のハチクマについての彼の見解を聞いてみたいと彼のところにメールを送っていたのです。
 その返事が遅れてきたのですが、彼によると再度韓国に行っていたようです。今回は何をするために行ったのか、メールにはひとことも書かれていませんでした。



 渡りの話の前に先ずこれをご覧下さい。

 コリーが今週撮った今年うまれのカンムリオオタカです。南の国に行くと良く見られるタカですが、タカ長のちからで識別したことはないのでコメントはしないことにします。

 さて、コリーからのメールです。

 台湾の記録を見ると少なからずハチクマが記録されています。そのハチクマはどこから来てどこへ行くのか、その点についてコリーの見解を尋ねたのです。その返事です。

 彼によると台湾には①留鳥としてのハチクマ ②旅鳥としてのハチクマ ③台湾に来て越冬しているハチクマ がいると確信しているそうです。

 6月から8月にかけて山間部を幼鳥が飛んでいるのを見ることは難しくはない、と言うことでした。

 彼によると台湾の最南端墾丁(ケンティン)で下記のようなハチクマの渡りを記録しています。
  
        283(2004年)
        179(2005年)
        438(2006年)
        231(2007年)
        468(2008年)

 コリーはこれ等のハチクマはフィリピンに移動していると考えているようです。

 しかし、台湾における渡りのルートは確認されていないので、衛星追跡による研究に頼らざるを得ないと言うことでした。



 ご存知のことだと思いますが、南西諸島にもハチクマの記録があります。私が彼にメールしたのはそのハチクマと台湾で見られるハチクマに関連性があるのかどうか、その見解をコリーに聞きたかったのです。

 しかし、以上のように台湾でもハチクマの渡りルートはシッカリと確認されていないようですから、日本⇒南西諸島⇒台湾⇒フィリピンと渡っているのかいないか、その疑問に対する明確な返事はコリーにも出来ないようでした。

 ハチクマの渡りも分からないことばかり、と言うことなのでしょう。

ウチョウラン

2010年07月03日 | 日々雑感
このような人もおられます

 雨続き、裏山にも行けないで昨日紹介した町内会のホームページづくりをしています。

 話題がないので昨日と同じ「私の作品」を紹介します。今日はウチョウランです。



 タカ長の山仲間の作品です。ウチョウランもそれを植えている鉢も同じ人の作品です。つまりウチョウランと陶芸を趣味とされている、と言うことですね。

 もともと陶芸が先で、ご主人に引かれてウチョウランを始めたのではないかと勝手に想像しています。ご主人がウチョウランの先生なのですから、、、、。



 これ等の作品は広島市植物公園に展示されたものです。先月末、展示会の最終日に行って撮影しました。

 タカ長は園芸をしないので仲間の作品だけ見て帰りました。一人30鉢くらい展示されていたのでしょうか?ゆっくり見ると楽しいのかも分かりませんが、園芸のことはパッと見てパッと撮るだけにしています。やることを増やしすぎると空中分解することになりそうですから、、、、。



 これがご主人の作品です。

 さすが先生、と言えるのかどうかサッパリ分かりません。ウチョウランがきれいな花であることくらいは分かりますが、、、、、。一般の来場者はその程度の見方で良いのでは???

 ご主人は陶芸をされないので鉢は奥さんの作品です。奥さんの作った鉢でウチョウランを栽培する、このようなやり方もあるのですね。


今日の裏山

2010年07月02日 | 山歩きから
裏山でシダの観察会をしました

 今年の梅雨は女性的と言うのでしょうか?天気のハッキリしない日が続きますね。

 この時期がシダを見るには最良の季節だと言うことで、山歩きのメンバーのなかで植物に詳しい人を先生役にして裏山を歩いてきました。シダに重点を置いて歩くのは初めてのことです。



 コースは裏山の中国自然歩道。いつも歩いているいつもの道ですが、これまでシダに注目したことはありませんでした。ものごと聞いてみないと分からないもので、このコースには90種以上のシダが記録されている、と言うことでした。最近は自然歩道の草刈などで切り払われて種類は少なくなっているようですが、それでも半日の観察で40種以上を記録しました。



 シダと言えばタカ長が知っているのはコシダとこのウラジロくらいです。ウラジロは縁起物として正月には欠かせないものですが、このように二つの葉がシッカリとつながっているので(どうも上手く表現できませんがその心は分かっていただけるでしょう)、このことで夫婦がバッチリ結ばれているとか、葉の裏が白いのでタカ長のように腹が黒くない、と言うようにきれいなものを連想させているようです。

 いずれにしてもタカ長はシダのことはまったく分かりませんから、この説明をあまり信用しないで下さい。



 今日見たシダのうち1~2紹介します。これはシラガシダです。しだの世界にもシラガがあるようです。ちなみにタカ長のようなハ○は無いようですね。
 ともあれこれはシラガシダの表です。これと言った特徴が見えないので私にはその存在さえ気がつきません。



 これはそのシラガシダの裏側です。一面に白点があります。これなら素人にも印象に残ります。このようにシダの観察には葉をめくってみることが大切なのです。

 いまの時代、女性のスカートを勝手にめくってしまうとただではすまないでしょうが、シダの観察にはめくりは欠かせないようです。

 

 葉の裏に白い斑点があるからシラガシダと言っているのではありません。このように軸に白い毛みたいなものがあるのでシラガシダとなったようです。




 これはタチシノブです。シノブもシダの仲間と言うことなのでしょう。名前からして女性的のものを感じさせ、タカ長も好きになりそうな気がします。これなどネーミングで得をしている、と言えそうです。



 その点これはいかがでしょうか?ホラシノブと言うそうです。名前の由来などまったく知らないのですが、どうも最初の「ホラ」と言う二文字が気になって良い印象を持てませんね。姿かたちはこの方が良いのですが、、、、。



 このホラシノブは先が丸くなっているのが特徴、と言うことでアップで撮ってみました。

 このようなことにも注意して写真を撮ったら今朝だけで300枚ちかくシャッターを切っていました。

 仲間内で誰かを先生役に何かを観察しながら歩くのは楽しいことです。植物は数が多くて勉強するのは大変だと思いますが、しかし、事前に観察して記録しておくことは出来ます。鳥のように逃げないので下見の効果がそのまま現われます。その面では植物をする人は楽なのかも分かりません。

 ともあれシダを勉強して(?)裏山を歩く楽しみが一つ増えました。これからもこのような機会をもうけて、いろいろなことを勉強したいと考えています。


あぁ~ネタ切れだぁ、、、、

2010年07月01日 | タカの渡り観察
団地のホームページ立ち上げに向けて悪戦苦闘中です。

 タカ長団地のホームページをつくることになりました。と言ってもゼロからやるのではありません。市が運営管理するシステムに乗っかって自分たちの情報を書き込むだけですが、、、、。

 だけと言っても市のシステムはこのブログのやり方とは当然違います。この月曜日に2時間だけ市の担当者から指導を受けただけで、あとは勝手に動き回っている状態です。あちらにぶつかり、こちらで転んで、、、、。

 そしてある程度完成度が上がった段階で公開することのしているのです。その前の段階では関係者のみが見て、検討して、作り直して、同じやるのなら少しは良いものにしたいと考えているわけです。

 その関係者に見てもらうにも、記事がほとんどない殺風景なものでは検討の方法がありません。そこでタカ長の独断で記事を書いているのです。



 突然このような写真を出しましたが間違いではありません。

 少しでも親しみのあるホームページにするため「私の作品」と言うコーナーを作りました。団地住民の作品を発表する場にしたいのです。

 と言っても立ち上げ段階では適当な作品がありません。そのとき思い出したのがこれ、山の仲間の主人が陶芸をしていて、その作品を2年位前に撮ったのを思い出したのです。さっそく立ち上げ中のホームページにアップしたのです。



 タカ長のことですから事前に本人の了解を取ったわけではありません。先ず実行、そのあと「事後承認」してもらえば良い、と言うわけです。



 そのとき撮った写真の中から気にいったものを10枚ばかりアップしたあと本人宅に行ってきました。そして、口で言っては分からないので本人のパソコンを起動してもらい、実物を見せて了解してもらいました。

 このような芸当ができるのも、もちろん平素からのつき合いがあってからのことです。誰にも彼にも通じることではありませんが、タカ長としては多少は厚かましくしていろいろな人のいろいろな作品を集めたいと考えています。



 厚かましく友だちの家に上がりこんで、コーヒーとお菓子を頂いて、、、、、、。

 本当に厚かましいタカ長ですね。

 いまは渡りのオフシーズン、このようなことしか書くことがなくなりました。あと2ヶ月、暑くてネタ切れで、、、、、タカ長の辛い日々が続きます。