タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の裏山

2010年07月02日 | 山歩きから
裏山でシダの観察会をしました

 今年の梅雨は女性的と言うのでしょうか?天気のハッキリしない日が続きますね。

 この時期がシダを見るには最良の季節だと言うことで、山歩きのメンバーのなかで植物に詳しい人を先生役にして裏山を歩いてきました。シダに重点を置いて歩くのは初めてのことです。



 コースは裏山の中国自然歩道。いつも歩いているいつもの道ですが、これまでシダに注目したことはありませんでした。ものごと聞いてみないと分からないもので、このコースには90種以上のシダが記録されている、と言うことでした。最近は自然歩道の草刈などで切り払われて種類は少なくなっているようですが、それでも半日の観察で40種以上を記録しました。



 シダと言えばタカ長が知っているのはコシダとこのウラジロくらいです。ウラジロは縁起物として正月には欠かせないものですが、このように二つの葉がシッカリとつながっているので(どうも上手く表現できませんがその心は分かっていただけるでしょう)、このことで夫婦がバッチリ結ばれているとか、葉の裏が白いのでタカ長のように腹が黒くない、と言うようにきれいなものを連想させているようです。

 いずれにしてもタカ長はシダのことはまったく分かりませんから、この説明をあまり信用しないで下さい。



 今日見たシダのうち1~2紹介します。これはシラガシダです。しだの世界にもシラガがあるようです。ちなみにタカ長のようなハ○は無いようですね。
 ともあれこれはシラガシダの表です。これと言った特徴が見えないので私にはその存在さえ気がつきません。



 これはそのシラガシダの裏側です。一面に白点があります。これなら素人にも印象に残ります。このようにシダの観察には葉をめくってみることが大切なのです。

 いまの時代、女性のスカートを勝手にめくってしまうとただではすまないでしょうが、シダの観察にはめくりは欠かせないようです。

 

 葉の裏に白い斑点があるからシラガシダと言っているのではありません。このように軸に白い毛みたいなものがあるのでシラガシダとなったようです。




 これはタチシノブです。シノブもシダの仲間と言うことなのでしょう。名前からして女性的のものを感じさせ、タカ長も好きになりそうな気がします。これなどネーミングで得をしている、と言えそうです。



 その点これはいかがでしょうか?ホラシノブと言うそうです。名前の由来などまったく知らないのですが、どうも最初の「ホラ」と言う二文字が気になって良い印象を持てませんね。姿かたちはこの方が良いのですが、、、、。



 このホラシノブは先が丸くなっているのが特徴、と言うことでアップで撮ってみました。

 このようなことにも注意して写真を撮ったら今朝だけで300枚ちかくシャッターを切っていました。

 仲間内で誰かを先生役に何かを観察しながら歩くのは楽しいことです。植物は数が多くて勉強するのは大変だと思いますが、しかし、事前に観察して記録しておくことは出来ます。鳥のように逃げないので下見の効果がそのまま現われます。その面では植物をする人は楽なのかも分かりません。

 ともあれシダを勉強して(?)裏山を歩く楽しみが一つ増えました。これからもこのような機会をもうけて、いろいろなことを勉強したいと考えています。