タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

1000メートルの壁

2020年03月10日 | 山歩きから
予報通り雨になりました。もちろん、裏山歩きはキャンセルしました。

昨日の山歩きに疲れたタカ長には恵みの雨です。

    

その昨日の山歩き、Yamapのこのデータにチョッと不満なのです。

気分的にはもう少し累計標高差を稼いだように思うのですが、、、、。

そのようなことを考えながら、2019年1月からのYamapの記録を見てみました。そうしたら、、、、

その中には累計標高差1000メートルを超える記録はありませんでした。

    

昨年の4月に登った英彦山が一番それに近い数字で、975メートルと記録されていました。

山登りでの足への負担は、当たり前のことですが累計標高差だけでは決まりません。登山道の状況が大きく作用します。

英彦山への登りは階段が多くて、数字以上に足にこたえました。

    

膝の状態が良くないタカカノはいつも以上に慎重で、二人で足に負担のかからないところを見つけながら歩きました。

タカカノもこの時ばかりはタカ長の指示に忠実に従っていたようです。

タカ長たちが歩いたルートはそのようにせざるを得ないルートでした。

そのため標高差をかなり稼いだつもりでしたが、それでも975メートルでした。

    

わが裏山では、安芸の宮島を見ながら登るJR廿日市駅からのコース。山頂からいつもの駐車場に下りて、自宅まで歩いてやっと1000メートル程度です。

    

このコースは極楽寺山の正面登山道のような存在ですが、タカ長が登るのは年に1回か2回です。

アクセスが少し悪いのがその理由ですが、本当はもう少し登っても良さそうです。ルートとしては悪くないのです。

2019年から累計標高差1000メートル以上登ったことのないタカ長、山と渓谷社の「分県登山ガイド」を開いてみました。

広島県の山は52紹介されていますが、累計標高差1000メートル以上の山は白木山だけです。

900メートル台が2座で、800メートル台が1座。タカ長の印象ではきついと感じている吉和冠山は754メートルでした。

あの吉和冠山が754メートルなら、昨日の数字にも納得できます。

      

スマホに記録される数字がどの程度正確なのか、タカ長には分かりません。

また、「分県登山ガイド」で紹介された山で1000メートル超が1座だったとしても、歩くコースを工夫すれば近郊の山でも1000メートル超を記録することは出来ます。

たとえば、今月初めに歩いた窓ヶ山。帰りのバス便のことを考えて仏峠から下山しましたが、あのまま向山に登れば1日1000メートルは稼げたようです。

しかし、それをやるとアスファルト道を歩く距離が長くなり、足腰への負担が大きくなります。ひょっとしたら音を上げことになるかも分かりません。

そのように考えるとタカ長には1000メートルの壁があるようです。

今のタカ長には高い壁ですが、乗り越えられない壁ではないようにも感じます。

しかし、すぐに「乗り越えられない壁」になるのでしょうか?

これも加齢現象ですから、仕方ないと言えば仕方ないのですが、、、、、、。


もし、登山が誰かと何かを競うスポーツだったら、このようなことは紹介できないでしょう。

しかし、有難いことに、登山は何かを競走するものではありません。だから、このようなことを紹介できました。

マイペースで出来る登山は最高。そのようなことに取り組んでいることを嬉しく思いました。


   春浅し誰にも会わぬ山歩き   鷹蝶