居間の壁に掛けてある大きなカレンダーには、色々な予定が書き込んである。
もちろん私が始めたのではなく、いつの頃からか全権を掌握しているアノ方が始めたのだ。
青いマーカーで線が引かれていたら不燃物集荷の日。黄色のマーカーは可燃物の日・・・・・らしい。
「らしい」と云うのは、そのキマリを最近知ったから。
その他、病院の予約日とか色々な文字が見える。
「お父さんも病院へ行く日は書いておいてね」と自分のキマリに私を取り込もうとする。
私は焦って記入しようとするが(まぁ後で書けば良いや)と日頃のヅボラが顔を出し、そしてそのまま忘れ怒られる。
明日から「お彼岸」らしい。「らしい」と云うのは、このような行事に疎いからだ。
疎いと云うよりあまり興味が無いと云う方が当たっているかも知れない。
それでカレンダーには「お彼岸の準備」の文字。
スーパーへ行って花や供物を買い、お寺へ行かねばならないと決められた日だ。
ルンバが色々買い揃えている間、私はすることが無くテナントの集まっている区域をウォーキング代わりにウロウロ。
ウロウロ歩き回っていると腸が動いたようで屁の気配。
大型店にあるトイレは遠い。
近くで1歳程度の子供が大声で動き回っていたので、その近くを通りながらスッと放出した。
多分、辺りにいる人は子供がスカしたと思うに違いない。
買物を終えたルンバにその事を教えたら、呆れた顔で「卑怯者」と罵られた。