昨日､関東では春一番が吹いたらしい｡
青空の下､桜を愛でる人たち｡
それなのに今朝､私の町では今季8回目の雪かきだ｡
午後に気温はプラスになるらしいから溶ける派の私はルンバを説得するのだが､彼女は聞く耳を持たず気合を入れて外へ飛び出た｡
私も仕方なく水を一杯飲んで着替え､牛のようにノロノロと雪かきに参加｡
この時期の雪は重い｡降った量は足首の高さ｡
1時間チョット頑張って空地に雪山を築いた｡
今日は図書館から借りていた本の返却日｡
気温がプラスになり雪が溶け出したグチャグチャの道を走って図書館でいつもの手順を踏み6冊返却して5冊借りた｡
マイフレさんが手塚治虫の火の鳥を見ていると云っていたのを思い出したのは帰途の車の中｡既に手遅れだ｡
雪かきで疲れているルンバのことを思い､夕食代わりにピザを買って帰ろうと思った｡
カウンターで2種類のピザを注文したが､出来上がりに20分かかると云うので､その頃に戻ってきますと云ったら｢お名前を｣と云われた｡
上を見たら､大型画面に出来上がりを待っている人の名前が並んでいた。
本名でなくても良いだろうと一瞬のヒラメキ｡
綾小路､北大路､信長､キムタクなどの名前が浮かんだが､口から出たのは｢ジェームス｣
｢ハァ？｣と云う顔の女性に｢マイネーム イズ ジェームス｣と強行突破｡
モチロン彼女から見えないように指先は私の股間を指している｡
一瞬困った顔をしたが､そこは教育が行き届いていて｢はい､ジェームス様ですね｣と引き攣った笑顔｡
表示画面にはカタカナでジェームス様と云う文字が加わった｡