北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

オトンとお母様の違い

2015-10-25 08:45:05 | 日記


「明日帰る」と東京にいる家内ルンバから連絡が入った。

妹の葬儀を終え、丁度2週間での帰宅だ。

連絡を受けてからのスリスリ娘は 夕食に何を食べさせようかと考え、家の掃除も手抜きをしていたと思われたくないのかチョコチョコ動き回っている。

一生懸命掃除機をかけエアクリーナーのフィルターも掃除しながら 結局温かいものをと云うことで豚汁に決め、仕事が終わってから二人で材料の買出し。

陽が落ちてから空港へ向かったが、寒いだろうと上着に膝掛けまで持参する優しさだ。



息子からもテルテルからも無事に到着したのかと確認の電話が入ってきている。



大変有難いことなのだが、フト自分の身に置き換えてみて 大違いであることに気が付いた。

私が車中泊の旅から帰宅すると連絡しても「夕食は食べてくるのか」を確認するだけ。要は面倒くさいから食事してから帰ってこいと言うことだ。

一応 心配している素振りで「気を付けて」とはいうものの、誰からも「お父さん帰ってきたの?」なんて電話は入らない。
それどころか、帰宅しても誰も居ないことが多い。
冷え切った家の玄関を開けて車から荷物を運びこみ、カーテンを閉めて一人で久しぶりにテレビを見る。

数時間すると ドヤドヤと外食から帰宅した奥様と娘。
「あら、帰っていたの・・・・・」と云う調子だ。

それがルンバの帰宅となると皆が大騒ぎ。飛行機の車輪が接地した途端、スリスリは「お母さんが帰ってきたぁ」とメールと電話を掛けまくっている。



どんどんゲートから出てくる人の中には半袖Tシャツの人もいて(あの人沖縄便と間違えたんじゃないのか)と陰口。

やっと出てきたルンバに上着を着せ、車に乗ってからはヒーター全開。
「やっぱり寒いねぇ」と云う言葉を皮切りに 比較的寡黙なルンバが機関銃の如く話す 話す 話す。
今まで親戚の中で小さくなっていたのが解放され、持っているだけの弾を撃ち出し始めた。
だから、それを聞かなきゃならず深夜まで日記を書く時間が取れなかった。

今朝から我が家には 久しぶりの日常が訪れた。

ルンバは朝から家の中を掃除しまくり。
スリスリは久しぶりのグータラ安眠。

そして私は 一人で食事をして さっさと自分の部屋へ逃げ込んだ。