「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

何気にテキサス祭り?

2010-12-15 07:10:53 | エトセトラ
警部の初任地、新井署ってどこだ?ということで色々調べていたところにスコ兄からメール。
中野区新井じゃないかとのこと。(ありがとうございます<(_ _)>)
しかし、東京はいろんな地名があるものだなぁ・・・と改めて思いました。

ところで、話変わって。
バップ屋売上ランキング11月分がUPされました。

1位 DVD 1982 DVD-BOX
2位 DVD テキサス&ボン編2DVD-BOX
3位 DVD テキサス刑事編2DVD-BOX
4位 VHS Vol.83ボギー登場編
5位 VHS Vol.7 ボギー殉職編
6位 VHS Vol.5 ロッキー&ラガー殉職編
7位 VHS Vol.6 ゴリさん殉職編
8位 DVD テキサス刑事編1DVD-BOX
9位 DVD スコッチ&ボン編2DVD-BOX
10位 VHS Vol.9 スコッチ登場編

一位は当然なのですが、
今度は「テキサス祭り」のようです。
確かに、最近放送で観る機会が無いです・・・けど、もしかすると遠まわしに「鮫やん祭り」とも言えるかも?
スコッチも祭り寸前かもしれません。
それと、「1982」まで手が出ないが、殉職編やボギーの登場編や殉職編が観たいというところで、VHSも同時に売れるという面白い現象が確認できます。
しかし、いつもは常連とも言うべき後期~末期のVHSがランクインしていません。
珍しいですね。


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ジョーズ刑事の華麗な復活

2010-12-15 00:05:29 | ファミ劇日誌
『♯711  ジョーズ刑事の華麗な復活』
主演:藤岡琢也(鮫島勘五郎)西山浩司(太宰準)
助演:渡哲也(橘兵庫)神田正輝(西條昭)石原良純(水木悠)
出演:地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)野見山夏子(鮫島妙子)カー・スタント マエダ・オートクラブ 竹内雅敏 海藤幸広
森田遙(今井ユウコ)大石源吾(拳銃の売人)北原佐和子(石沢友美)杜沢泰文(今井)松浪志保(石沢ふさ)山本公子(看護婦)岸一成 中瀬博文 大貫幸夫 深作覚 星野晃


プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:小川英 大川俊道 四十物光男
撮影:内田清美 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:鎌田浩 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:手錢弘喜
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)

のを!
のをを!
のををを!!

当時、本作の予告編を観た時に思わず叫んでしまったものです。

あまりにも唐突に、あの歩く凶器(^_^;)が帰ってきました・・・。

鮫。

ジョーズなんて呼び名は、鮫さんの生みの親・市川森一さん手がける最終作で当時ヒットした映画「ジョーズ」にひっかけたある種ネタでしたが、それからすっかり定着してます。
その前は「ごろんぼ」「ごろつき」が鮫やんの形容詞でしたから(^_^;)

嬉しいってものじゃ無かったです・・・男泣きしました。

太陽はどんどん新しくなっていき、とうとう山さんまで去ってしまって、確かに今のメンバーにも慣れていますが、昔も懐かしいという気持ちがどこか強かったんでしょうね。
それも又どこかで見た服装で登場ですから、たまんないですよ。
鮫やんだけ全く世界観が変わっていないというかブレていないので、もう安心して観ていられます。
ドックじゃないですけど、鮫やんの魔力というのは確実にあるわけで・・・・。
5年前の登場時もボス不在時の助っ人でしたが、今回も同じ形になりました。
しかし、やはり前とは観ているこっちのよりどころ的部分が全然違うというか、前は同年代の山さんや長さん、そしてゴリさんが居た訳で、この3人がある程度のお目付け役的部分がありましたが、今回はその監視の目(^_^;)が無いのでスイスイ泳いでいます・・・警部も放っといてるし。
それに加えて新しい爆弾男・DJとコンビというのは、破壊力では一番最強になっているかもしれません。
しかし性格的にこの二人は似てますね・・・最後はすっかりゼイゼイ鮫島化が進みましたから。
拳銃事件を拳銃無しで解決する恐るべき二人。

さらにもっと驚いたのが・・・再婚してらぁ・・・。
元妻玉枝はどちらかと云えば、女将的常識人だったので鮫やんの行動についていけない部分が相当あったようですが、新妻・妙子はあっけらかんとした性格、ただやっぱり刑事のマネゴトは禁止になってまして・・・。
相当やったんでしょうね・・・マネゴト。
ただ、そのせいで今回は自然食品という新しいおまんまの食いぶちを揺るがせたり、さらに妙子も瀕死の重傷を負ったり・・取り調べ室のえり好みをしている場合じゃないわけで(^_^;)

若い子に相談を受けてひょこひょこ新型拳銃の部品を預かったり、肝心なことをDJ達にお預けにしたり、自業自得ではありますが、一人で解決するつもりだったんでしょうか。

プティ・ドールの夫婦もまあ悪い相手を敵に回したものです・・・でも毒は古典的すぎた。

しかし、キャラクターとして相当出来上がっている鮫やんの活躍が本作で結果的に終わってしまったのは残念無念です・・・。スピンオフでも十分以上に魅力のあるキャラクターでしたからね・・・。

ところで、鮫やん最終回なので、
これまでのメンバーと鮫やんの関係をメモっておきます。

ボス=同期、元同僚、親友。
山さん=同じ警部補なのだが、山さんは敬意を示している、鮫やんも一目置いている。
長さん=完全に同年ぽい関係、お互いタメ口
ゴリさん=鮫やんは少々苦手。鮫に振り回されるから(^_^;)
殿下=最初は師匠と弟子的関係だったが、いつの間にか親友になり、殿下がお目付け役兼アドバイサーになる。
マカロニ・シンコ=鮫登場時には不在。
シンコ=不在じゃなかった(^_^;)、初対面のよう。※2010/12/27訂正
ジーパン=最初は金を恵んでもらっていた(^_^;)
テキサス=青木・・・第2のお目付け役
ボン=鮫の事件を教本で知り、憧れの存在、同郷。弟子的立場。
アッコ=セクハラはいけません(^_^;)お茶はお気に入りの鮫。
スコッチ=城北署でも山田署とすれ違い、ただ知っていた感じ。
ロッキー=ボンに口酸っぱく鮫のことを聞いたのか、なんとなく弟子的立場。
スニーカー=歴代新人刑事の中では一番ニュートラルな関係。
ドック=鮫の奇想天外が行動に少々頭が痛いが、お互い認めている。
ラガー・ジプシー・ボギー=会ってはいたかも?
トシさん=知っている感じ。
マミー=無論知っている。(七曲署長いから)
ブルース=「鮫さん」と呼んでいるので以前から面識はあるよう。
マイコン=初対面
デューク=初対面
DJ=初対面
警部=刑事魂を藤堂と鮫から叩きこまれた。

と云う感じでしょうか。
ブルの場合は長さん繋がりというところもあり?

鮫やんの一係表敬訪問は定期的にあったようですが、最近はなかったよう。

=今回の一係=

*益々美しさに磨きのかかるマミーは、ひものも浪花節も好き(^_^;)

*ボスチェアに鮫やん腰かけ。この椅子にボス以外が座ったのは、マカロニと長さんと警部だけだったと。
特にこの頃はブルの見張りが厳しいので、よほどに人じゃないと座れません(^_^;)

*マイコンとDJコンビは結構ウマがあう。DJはブルみたいにいじめないからか・・・。


=ゲスト=

フジタクさんは5年ぶりの出演。
これまで出演は無かったのは、体調不良説もあったりしましたが、多分レギュラー番組を抱え、スケジュール的に実現しなかったような感じがします。

北原佐和子さんは当時まだ売り出し中でまだそれほどメジャーな女優さんじゃなかった。

=クルマネタ=

*今回の鮫やんの愛車でゲスト常連車両カリーナバン(41-55)は、鮫編前回にも登場。
実に5年目に「やわらかい家」に突っ込みます(^_^;)
手法はジプシーのコロナツッコミと同じですが、こちらの方がすげえ・・・。
ちなみにバンなのにオートマだったりする、当時としては珍しい仕様?

*そういえば、鮫編前回もドックが助手席に乗るソアラに追われてなかったです?鮫さん。

=ロケ地=

北里研究所病院

鮫島自然食品店も世田谷。
上北沢周辺?

八幡山一丁目交差点など都道118号線

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個人的には悪い思いもいい思いもしてないかぁ・・・

2010-12-14 12:56:08 | エトセトラ
日誌を書いていると、役名が変更になっているということはかなりあります。
実際、台本に書いてあっても現場で変更したりしているようです。
現在のファミ劇放送分の資料としては「完結記念号」を用いていますが、確かこのあたりのあらすじは台本の準備稿を基に書き起こしているというのを聞いたことがあるので、よみが同じでも漢字が違ったり、まったく別な苗字に差し替わっていたりします。
#710では身代わり犯人は夏目ではなく「笹森」だったり。
一応本編重視に書いていますが、解らない場合は資料から補っています。
そのあたり、色々と発見があるものです。

役名に関しては、スポンサーサイドに同姓(同名)の方が居られると、犯人関係者はNGだったりしますので、当時もそのチェックというのはかなり細心の注意を払われていたようです。
前島とか倉田とか梶田とかいうのは犯人姓の代名詞みたいに多用されますが、同姓の視聴者にはあまりいい思いはなされなかったかと・・・・(^_^;)

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殺意との対決・橘警部

2010-12-14 02:22:43 | ファミ劇日誌
『♯710  殺意との対決・橘警部』
主演:渡哲也(橘兵庫)
出演:神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)西山浩司(太宰準)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)カー・スタント マエダ・オートクラブ 竹内雅敏 海藤幸広
新橋耐子(居留地ママ)佐々木勝彦(安部武史)久富惟晴(大竹フード専務)水沢有美(夏目絵里子)早坂直家(大竹貢)三角八郎(岸部)平野稔(島本弁護士)中庸助(三沢)山河連滉 神谷恵美

プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:小川英 尾西兼一
撮影:内田清美 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:大庭弘
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:鎌田浩 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:斉藤能子 制作主任:大藤博司
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:手錢弘喜
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)クラウン(99-11)クラウン(43-35)


橘警部・・・
それまでは渡さんイコールとして考えていましたが、どうやらここで橘兵庫というキャラクターとして再び見直す機会が来た作品が本作でした。

それも3年前に警部が扱った麻布の刺殺事件にまつわる遺恨。
その時の被害者の父であり夫である安部が警部を狙撃し、容疑者の御曹司・大竹の弁護人を殺し、さらにその大竹を襲撃、真犯人として出頭し裁判が行われる前に病死した夏目の妻子をつけ狙う。

「真実」の真犯人は大竹なのは明白にもかかわらず、物証等の決定的証拠で夏目を犯人としなければならなかった警察。
それでも警部は最後まで大竹の犯人たる証拠を捜すも見つからず・・・。

太陽では身代わり自首は殆ど成功しないのですが、優秀な橘が手を引かざる負えなかったのは、橘の周囲に首を賭けてまで真犯人を逮捕しようという豪傑が居なかったのかもしれません。
それに大竹財閥の裏工作もかなり周到に網を張り巡らせたようなので、警部一人では対抗できなかったものと。

安部の爆発は再捜査のきっかけになりますが、夏目の妻に「贈られた」金についても、死んだ弁護士から金融業者経由で渡されたものなので、直接大竹が絡んでいるわけではない。
「何度でも恥をかく」という警部に勝算はあるのか・・・・。
その後が気になりましたよ。
安部の復讐心と、警部の気合と、
大竹がこれに負けるかどうか・・・。

でも、元々エリートの警部がここまで言うには、よほどの覚悟があるのと同時に、やっぱりずっと気にしてはいたんでしょうね。

この辺りの橘の描き方は意表を突いていました。
本来であれば渡さんの「団長」イメージを継承すれば簡単だったのですが、太陽はそうはしなかった。
多分、渡さんの希望でもあったと思います。
安部逮捕時も安部のライフル握って拳一発ですから、相当「団長」とは違います。
それにボスとも違います。
ボスであれば妥協を許さないので大竹の容疑をどんな手を使っても証明したでしょうが、橘は少なくとも組織から逸脱するかどうかのギリギリのラインでせめぎ合っていたという感じがします。
ただ、七曲署の着任には何か裏事情がありそうなので、そのラインを飛び出したいという部分もあったような気がします。

しかし、警部には「SUNRISE」がよく似あいます。

=警部のパーソナルデータ=

姓名 橘兵庫
生年月日 昭和16年12月28日
階級 警部
出身地 兵庫県
家族 父 泰義 昭和41年8月死亡(南明石駅にて幼児ホームより転落の際、救出し殉職)※国鉄職員
   母 茂子 昭和23年2月病死

経歴 昭和38年 東都大学法学部卒業
   同年 公務員上級試験合格
   昭和39年 新井署警ら課配属
   昭和42年 新井署捜査二係勤務
   昭和46年 城北署捜査一係配属
   昭和50年 江南署捜査一係配属
   昭和57年 警視庁捜査一課配属
   昭和61年 七曲署捜査一係配属

警視総監賞 9回  署長賞 14回  射撃成績抜群 管理能力良好

(間違いがあるかもしれません・・・新井署ってどこ?)

ということは、多分ボスとの接点は昭和46年ということになると。
ボスには七曲署出戻り疑惑があるので城北署でなにかあったのかもしれません。
それに、鮫やんが現役時代は同僚だったということになり、一係が絡む一連の事件の時には城北署に勤務していたことに。
もしかすると殿下を取り調べたかも?

=今回の一係=

*無精ヒゲブル、単なる無精ではなく、DJとの差別化のような気がします。
ロッキー的に?

*警部の「誤認逮捕」に信じられないと云う感じの一係。
確かに一係であればあり得ない(^_^;)

=ゲスト=

*大竹演じる早坂氏・・・御曹司(ドラムスコ)といえば早坂氏な太陽ですが(^_^;)

*久富氏演じる専務・・・部下の鏡みたいな人です。ライフル持った安部に怯まず飛びかかる根性は凄いです。
大竹は仕事は出来たのかもしれません(^_^;)

*寺島進氏?ブルに警察手帳でペシ!

=クルマネタ=

*洒落たマンションに住む橘
ほぼトヨタ車ばかりの駐車場に初代クレスタ3台・・・ビスタ店の社宅?

*またジャパンスカイライン2台登場・・・安部はスカイライン好き?

*折角覆面車に昇格したクラウン(99-11)もフロントガラス破損で退場・・・。

=ロケ地=

島本のマンションは#706の響組幹部のマンションと同じ。

新宿副都心

新宿2丁目

新宿駅近辺

居留地は#691以来。

新宿区立若葉小学校は、岩城家のすぐそば(^_^;)

フラワーショップは世田谷区喜多見?


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タイムリミット・午前6時

2010-12-12 17:39:18 | ファミ劇日誌
『♯709  タイムリミット・午前6時』
主演:神田正輝(西條昭)
出演:渡哲也(橘兵庫)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)西山浩司(太宰準)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)カー・スタント マエダ・オートクラブ 海藤幸広
遠藤征慈(岡崎俊彦)北条清嗣(岡崎潔)高品剛(前川)草刈滉一(暴走族)松山鷹志(暴走族)吉中六(岡崎の仲間)山田哲平(高橋ケンイチ)二家本辰己(岡崎の仲間)藤原益二 大久保敏子 川口節子 門脇三郎(医師)

プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:柏原寛司
撮影:稲垣久夫 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:大久保直実 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


ドックが又一人で渋い顔にネクタイ・・・
逮捕されてしまった弟を釈放させるために兄が子供を誘拐。
と云う手はよくあるのですが、今回はその弟が釈放直後に「自爆」してしまうので、いつの間にか復讐劇になり・・・。
ケンイチを拉致されているジープを追うドックは単独でいつの間にやら高原の中。
何とかアジトを見つけるものの、当初手配していは犯人グループより2人も多い5人相手に原野の中での攻防戦。

いつも楽観的なドックですが、多分唯一「死」を覚悟した事件かもしれません。
「死闘」に関しては「殺されてたまるか!」という気合が相当でしたが、今回「俺は死にます」なんて弱気を吐いていますし、あれだけ怖い思いをすれば弱気にもなるかと・・・。

原野の攻防戦、
端から右手に被弾して左手で敵を倒していくドック。
これを観て「ゴリ、勝負一発!」を想い出した方は相当ゴリ通?
多分、あの事件が教訓になったんでしょうね。
しかし、ジープを奪い取ったものの左手の負傷が効いてなかなかジープを制御できないのはリアルです。
パワステなんて無いですからね・・・あれは痛いですし、相当力が要ります。

今回のドックはシリアスに徹するのではなく、ケンイチとの絡みではドックらしさがちゃんと発揮されていますし、
ケンイチ自体も6歳とは思えない落ち着きと気遣いに目を引くものがあります。
良い親御さんに育てられたんでしょうね・・・描かれていませんが、高橋家でもそれほどストイックに騒いでいるわけではなく、警察に任せているようです・・・でも、自分たちは全く関係の無いところの誘拐ですから、いつもならあんなことでは済まないはずですが。

それにしてもあの「岡崎軍団」は凄いメンツ。
岡崎兄の遠藤氏、岡崎弟の北条氏に、高品氏・吉中氏・二家本氏などと悪役の見本市?
それに岡崎兄はオートマグ所有だし(^_^;)
でも、やっぱり改造拳銃でしょう・・・・。

=今回の一係=

ドックの独壇場なので、各メンバーの活躍は抑え気味ですが、
DJ、沼津でのコンビニ逮捕劇で、頭に段ボールが落ちてきたのはネタ?

警部、まるで黒岩&大門のように病室のドックにウイスキーの差し入れ。

=ゲスト=

ケンイチの山田氏は『誇りの報酬』の萩原の息子役などで当時活躍なさっていました。
暴走族の一人、松山さんは今ではメジャーな俳優さんになられましたね。

=クルマネタ=

本作以後、なにかにつけ「スカイライン(ジャパン)」登場。
実は当時、「渡さんが出てるから故意に」なんて思ったものです。

=BGM=

ジプシーのテーマ(バリエーション)やボンのテーマ(レコードバージョン)の使用。
特にボンのテーマのDJとのベストマッチングに「をを!」と思いました。

=ロケ地=

新宿中央公園
新宿副都心、角筈橋付近
御殿場(?)
「沼津市」はどうやら世田谷のようです(^_^;)



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「10周年記念ファン感謝の集い」ナマ証言!

2010-12-12 16:20:31 | タレコミ
昨日から久々に太陽に漬かっているけぶでございます。

メールの返信も手を付けていたところに、新たなメールが。
東京にお住まいの仮にエスさんとします。

エスさんもベテラン太陽ファンで、地の利から野球大会、パネル展&サイン会を足で捜査され、FCにも参加されていた方です、いや凄いです。
更に、なんと「10周年記念ファン感謝の集い」の参加を見事仕留めたラッキーな方です!

そのエスさんがファンの集いでの生の証言を寄せて頂きました。

私が何かと書くより、エスさんの証言をそのまま載せた方が多分みなさんの参考になると思いますので、以下は原文にままです。

しかし、相当女子パワーがさく裂していたようです。


●足を運んだのはほとんどが女子中高生で、ヌーボーとした男一匹はかなり浮いた存在。開場は4時頃でしたでしょうか、そしてハネたのが7時過ぎ。
金曜日だというのに留守録をせず、急いで帰宅してTVをつけたら「落書き」のタイトルバックが浮かんだところでした。 予想外に長時間だったんですね。

●下川さんはサービス精神旺盛で、若手のコント劇の際も舞台に度々登場。(ラガーが長さん役を渋っている時などに)

●竜さんが10年を回顧する際、「ここにはマカロニ・ジーパンは来てませんが…」と歴代刑事で不参加だった二人について唯一発言してくれて、とても嬉しく感じました。(シンコ、ごめん。当時唯一の女刑事だった彼女を、私はなんとなくメンバーの一員にカウントしていなかった…)

●大野バンドの演奏で、ジプシー・ボギーのテーマを初めて耳に。ジプシーの曲は活躍場面を思い浮かべながら聴いていましたが、印象は薄かったです。ボギーの方はいくらかメロディが勝っていたので、ライト感覚の好いイメージがありました。

●バンドをバックにした若手の歌は、「10周年記念名場面集」記載の通り
ラガー「彼/約束」、ジプシー「レクイエム/やがて君は~」、ロッキー「都会の潮騒」、ボン「~ほろ苦いブルース」の6曲。

●いわゆる「ミワカン」絶頂期ではありましたが、全メンバーが舞台勢揃いの際、ボス登場時の拍手・歓声は格段のものでした。さすが。

●カナダロケの名場面をスクリーンで上映。ウィスラー山を走るジプシーの白いスーツに、やはり特別の回なんだなぁと…。番組を去るロッキー紹介役は露口さん。司会・徳光氏が歩み寄ると、山さんはゆっくりとした歩調で舞台中央へ進み出たのですが、マイクを持つ徳光さんも同じ歩調で後ずさり。
やはり客席からは笑いが出てしまうんですね。けれど直後、放送にあったあのコメント「1982年8月20日午後8時40分…」、一気に空気が変わりました。

●日テレからの入場ハガキには、この日の出演予定者が記載されていました(現役全メンバーと勝野さん以下のOB名)が、新刑事の世良さんの名はなく、客席後方からの登場はまさにサプライズ。この時はゴリさん降板の話はまったくありませんでしたが、もしかしたらどこかに地井さんがいたのかも…?

●ジェスチャーゲームのOBチーム側で、小野寺さんは「誰がいいでしょうか」
と客席に問いかけましたが、放送では明確な返答が聞き取れませんでしたね。
会場も同じで、ただ黄色い歓声が飛び交っているだけ…。にもかかわらず勝野さん・沖さんを選んだのは、小野寺さんの何らかの意図だったんでしょうか?



エスさんは早く並ばれたので、前列席を確保できたとのことですが、例のサインボールははるか後方に飛んで行ったそうです・・・。

でも、こうやって生の証言を聴かせていただくと、やっぱり商品化はしてほしいところですね・・・。
音無しの映像もどこへ行ったのやら・・・。
ただ、映像資料として当時の録画VTRから起したって良いと思いますし。
テレビドラマ史上でも稀な企画ですし、是非遺しておきたいプログラムですから。

エスさん、本当にありがとございました!


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撃て!愛を

2010-12-12 11:30:18 | ファミ劇日誌
『♯708  撃て!愛を』
主演:西山浩司(太宰準)
出演:渡哲也(橘兵庫)神田正輝(西條昭)地井武男(井川利三)金田賢一(島津公一)長谷直美(岩城令子)又野誠治(澤村誠)石原良純(水木悠)
斉藤慶子(宮田祥子)柴田彦(木村和正)小野進也(前島昇)武内文平(竹内)竹内幸子 鹿島信哉(倉持)和気隆雄 篠原大作 門谷美佐 記平佳枝

プロデューサー:岡田晋吉 服部比佐夫(日本テレビ) 梅浦洋一 新野悟(東宝)
脚本:古内一成 小川英
撮影:稲垣久夫 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:富田実
音楽:大野克夫 演奏・大野克夫バンド 井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊 選曲:小林和夫
助監督:大久保直実 擬斗:宇仁貫三 現像:IMAGICA 番組宣伝:山口晋 記録:土居久子 制作主任:原雄次郎
協力:国際放映 原案:小川英 企画協力:ジャックプロダクション 衣装協力:株式会社センチュリー Best House 
監督:高瀬昌弘
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(62-40)ソアラ(65-62)スープラ(86-02)


DJ本格初主演ですが、西山さんの巧さが凄く良く出ている好編です。
ちゃんと観ている側の怒りとDJの怒りがシンクロしているんですよね。
それとは相反する軽妙なやり取りと、ずっと暗いわけではないところも太陽らしいところです。
でも、まだ「少年」扱い(^_^;)
ブルもまだけん制していますね。

しかし、今回の事件に関係する男は同じ男でも相当な嫌悪感を持つ人間が集合してますね・・・。
前島はいつまでも根に持って、しばらく経ってから相手に制裁を加えるという「ヘビ」みたいな性格。
今回はとうとう拳銃まで拵えて殺人。
かつ周到に証拠を隠したりする割には直ぐ逮捕されてるし(^_^;)
変な奴です。
木村も嘘つきで小心者の割に愛人まで拵えて、結局はバブリーな割り切りで逃げようとするし。
この頃の太陽は妙に腹立たしい男がよく出てきます。
でもあの木村の言い草はドラマといえどもちょっと無いよなぁ・・・。

DJが祥子に肩入れするのは無理もない・・。
最初は普通の絵描きのたまごが、拳銃を見つけたことで今までの鬱積が嘘のように湧いてくる、愛人の立場や絵描きの立場が3年前から何も変わらない状態であれば、いくら善人でも豹変してしかるべきかと。

しかしDJのストレートな怒りは清々しいです。
気のせいかもしれませんけど、真面目に西山さんもキレてる感じが。
それに、空砲の件。
たしかに刑事としてはNGでも人間としては・・・ね。

だけど、この行動を観ているとDJ・・・
やっぱり、DJも普通の枠内に収まりきれない一係らしい刑事ということがハッキリしたわけで。
いや、太陽らしい刑事です。

=今回の一係=

*警部はDJの育ての親として今回何気なく活躍。
ボスほど「放任」では無いですが、なかなか良い距離間です。

*ブルコンコンビ、何気に普通に組んでいます。

*デュークが木村に山さんばりの気転と活躍。
DJとのコンビネーションはなかなか悪くないです。

=ゲスト=

クイズダービー等で才女っぷりを発揮して、かつ太陽制作陣に近しい「私鉄沿線97分署」に御出演だった斉藤慶子さんの登場は、華やかですが、役柄がちょっとミスマッチ?

柴田氏はこの手の役柄が巧すぎます・・・私が脚本を読んでキャスティングをしても柴田氏だったと・・・。

小野進也さんは個人的には好きな俳優さんなんですが、太陽ではどうしても「にっくき杜丘」になってしまって、今回の役はちょっと小野さんのイメージとは逸脱した役で・・・Tシャツにグラサンで「昆虫採集」には笑ってしまいました・・・。


=ロケ地=

富士見町公園は井の頭公園?杉並の善福寺公園
小田急祖師谷大蔵駅
新宿副都心

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「えびのイヤリング」(Byブル誠)

2010-12-12 00:04:16 | ファミ劇日誌
【ファミ劇日誌ミニ】

ジーパンは殉職シーンだけかい・・・(^_^;)
ファミ劇の太陽最終回告知も色々なバージョンが作られていますが、逆にマカロニは良い感じの作り方です。
それにしても・・・「愛のテーマ’76」とジーパン殉職シーンはミスマッチ。
この際、モノラルでもエンディング「前」テーマである、「愛のテーマ ピアノバージョン」でもよろしいのでは?
あの曲だったら、どの場面にも合いますので。

「エスパー少女・愛」

ゲストで役名付クレジットはバロンシューズ社長以来の快挙です。
結果的には「滅多に使えない能力」ということで落ち着きましたが、熱くなっているブル以外は非常に大人な対応をしています・・・ってここぞとばかりにツッコミを連発するコンポリとゼイゼイコンビもいますけど(^_^;)
しかしブルは子供が出来てから「ファンタジーの世界」がお好きなようで(^_^;)
ドックは多少ブルに引っ張り回されている感じがしますが、この頃のドックは妙に腰が重いことが多かったので丁度良い感じです。
と、考えるとゲストがかなり豪華なんですよね。
初登場の神山繁氏演じる警視監に大和田署長、それに田村奈巳さんに田中浩二氏。
他にも常連さんが大挙出演なさっています。

何気にDJにはソアラもスープラも似合うなぁ・・・。

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太陽には積極性が見られるNHK

2010-12-11 17:19:32 | エトセトラ
「風船爆弾」を観て、故・晴乃ピーチク氏に是非井関の似顔絵を描いてほしかった・・・と思ったけぶでござります。

竜さんのスタジオパーク観ました。

はなっから、どっかで見たお顔、聞いたお声が・・・・まさか?


太陽関連ではやっぱり殉職編の話になってしまいましたが、率直なお話はよかったと。
実は、ちょっと貴重なものがありまして・・・。
「石塚刑事殉職」、今回放送されたのは幻のスペシャル版再放送(本放送)プリントのようです。
というのも、本放送プリントが再放送に流れていくというのは当たり前なのですが、525話の場合再放送は60分短縮版なので、スペシャルは再放送されていないはずです。
多分、『テレビ探偵団』で流れたのはこっちだったような感じがしますが、不確かです。
となれば、個人的には3回目(本放送含めて)になります。

貸し出した東宝も粋ですが、流すNHKもニクイなぁ。。。
665話じゃなくて何となく安心する俺って一体。。。

しかし、竜さん・・・70歳ですか・・・。

酒は相変わらずの御様子ですが、テニスというのはビックリ。
私のなかでテニスといえば、「父親」のヒゲスニコンビの無様さが真っ先に思い浮かんでしまいます(^_^;)

息子さんとのお話もなかなか良い感じで、和やかな雰囲気。
『てっぱん』って観れて無いんですよ実は・・・なかなかおもしろそうではありますが、来週あたりから観てみようかなぁ・・・エンケンさんも御出演だし。

久々に『徳川家康』も観たくなりました。


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13日金曜日 マカロニ死す

2010-12-11 15:05:06 | ファミ劇日誌
『♯52 13日金曜日 マカロニ死す』
主演:萩原健一(早見淳)
助演:露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)ハナ肇(内田宗吉)関根恵子(内田伸子)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)

上田忠好(徳岡)上野山功一(岩田勉)引松三郎(警察病院医師)松風はる美(バーのマダム?※シーンカット)影山龍之(都倉俊二)三枝美枝子(マチ子) 森本三郎 大川義幸(山さんのタレコミ屋) 岡本隆(パチンコ屋のチンピラ) 

プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一(東宝)
企画:魔久平  脚本:小川英
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:桜井一孝 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:市川一義 現像:東洋製作所 アシスタントプロデューサー:梶山仗祐 
協力:国際放映 制作協力:渡辺企画 企画協力:ジャックプロダクション
監督:竹林進
制作:東宝株式会社

覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)MS41クラウン(78-22)


太陽初の「殉職」編は、犬死。
絶体絶命のステージを過ぎて、何事も解決した矢先にふっと起こってしまった悲劇。

当時のテレビドラマ史上で、刑事等の「陽の当たる職業」を採り上げる作品の中で、このマカロニの死はエポックメーキング的衝撃で迎えられたようです・・・その後の刑事ドラマの殉職編に本作のオマージュを想わせるものがありますし、何よりも太陽自体も「殉職」という番組の括りを得た訳です。

ショーケンさんは太陽の番組基礎のかなりの部分を担っていました。
番組のスタイルの確定的にさせた、ファッション・人間関係、そして音楽。
その斬新な思想は色あせない魅力を放っており、現在でも十分通用する力を持っています・・・なんというか陳腐化しない普遍性がありました。
ただでさえ、番組自体の基礎が総合的に強固だったので、そこにショーケンさんのエッセンスが加わることで、一見何でもありに見えながら、それを嘘事ではなく「生きた」ドラマにするという部分は実は未だにどのドラマを観ても感じない部分であります。
それが未だに愛される理由だと。

それが顕著に表れたのが本作であり、マカロニが去った後にはそのショーケンさん的部分が基礎に吸収され、さまざまなメンバーの加入で起こる化学反応や新しいエッセンスに柔軟に対応できるきっかけになったというか、要するに太陽にとっては最後の作品であり、最初の作品という重要性が本作に隠されていると思います。

ここで裕次郎さんの懐の深さも考えさせられます。
テレビレギュラー初作品ですから、裕次郎さん側(小林専務ですが(^_^;))カラーをもっと出したかったと思いますが、番組最後まで「一俳優」に徹していたからこそ、ショーケンさんの色が生かされたのだと思います。

「前夜祭」や事前の報道などでマカロニが死ぬのは解っていたものの、まさかこのような展開になるとは、当時のファン諸兄は夢にも思わなかったでしょう・・・と。

あれだけ悩んで、短期間に職務上とはいえ3人も人を殺し、それでもそのことを背負いながら自分の人生を全うしようとしていた若者が、いとも呆気なく、それも刑事の職から言えば無様な死にざまは、ショック以上の何物でも無く、かつその骸を今まで笑い合ったり、信頼し合っていた藤堂一家が現場検証をするという、悪夢的シーンがラストを締めくくります。

後にも先にもこんな不条理な死があるでしょうか・・・。


ゴリさんの嫌な予感から始まる本作は、色的にグレーっぽい印象が漂います。
嫌な予感は的中し、ゴリさんは撃たれ瀕死の重傷を負い、マカロニは犯人逮捕に躍起になりますが、ボスはその怒れるマカロニに山さんを組ませる訳です。
ただマカロニは人間的には山さんを尊敬していましたが、刑事の仕事のやり方としては水が合わなかったようで、今までも大小の対立がありました・・・ただ、今回は冷静に対処しようとする山さんと熱く燃え上がるマカロニとの温度差が強烈な対立に及んでしまいます。
多分、山さんが「生命を無駄にすることはハタ迷惑だ」とマカロニに言ったのは、もしかすると、「怒っているのは、お前だけじゃないんだ」という言葉の裏腹だったものと・・・。

今回もマカロニは新人らしからぬ小技(無線ONなど)で熱い部分とは裏腹に冷静に対処しています。
しかし、それでも単独無鉄砲行動には変わりありませんが。

唯一の「ハッキリ」とした目撃者であるマカロニを消そうとする犯人たち。
テープを拳銃と自らの拳に固定するために巻き付け、応戦するマカロニ、無線からは銃撃戦が聞こえる・・・。
ボスも殿下も顔色が変わるが、一番豹変し焦り出したのは山さん・・・・やっぱりフォロー出来ないで、マカロニの単独行動を「感情的」に許してしまった山さんの焦りとそれより何より、マカロニが人間的に好きだという部分が両方噴火したんでしょうね・・・その銃撃戦の前から、山さんというか太陽にはあり得ない覆面車の暴走ぶりがかなりインパクトがあります。
マカロニを救うために犯人との間に割って入って突っ込んだあのシーンもこの作品では相当なインパクトです。
この作品で、やっと山さんの本質が解ったマカロニ・・・でも、これは視聴者も同じだったと思います。

そして、回復したゴリさん。
1話から相棒としてのマカロニとゴリさんが存在し、その相棒が撃たれたことによって燃えるマカロニ。
そのマカロニが危険な現場へ赴いていることを知ると、発狂したように、
「マカロニを止めろぉ!!!!」と。
一番理解し合っている2人が、事件解決後の病室での「無言の会話」。
というか、マカロニの告白「刑事になってよかったよ・・・ピー。」
(あの息づかいはリアルで良いですね・・・)
この告白が、「マカロニ編の総決算」だったように思います。

ゴリさんはマカロニの死を一番ショッキングに受け入れたようで、それがジーパン登場に判明します。
でも、無理もないと思います・・・。


=マカロニの死の扱い=
七曲署ではマカロニの死を殉職扱いにします。
本来であれば、強盗致死ですから・・・。
ただ、ボスの尽力と私的部分の希薄さ、さらに遺族が居ないことで特別扱いされたように思います。

=シンコのほのじ=
前からマカロニよりシンコの方がほのじ的な感じが、朝にああいう憎いことを言うマカロニ・・・。
それが、翌朝にはその骸を検証しなければらならくなるとは・・・・。

=山さんとクラウン=

2代目クラウンで暴走する山さん、かなり凄い運転です。
対向車線逆走はどうやら他の車両は一般車両のようです・・・。
そして初代サニーバンを粉々(^_^;)してジャンプ。
あの当時からクラウンは頑丈です。

=コネタ=

*山さんのサングラス初登場、このモデルはボン登場前まで使用します。

*マチ子の勤めるキャバレーのマダムに聞き込みに行く長さんと殿下のシーンはカット。

*トイレでトクさんを警戒するマカロニ、ちゃんとネクタイを装着、トイレを出たらまたノーネクタイ。

*上野山氏は銃撃戦の際に手を負傷?


=ロケ地=

新宿歌舞伎町
地下鉄新宿三丁目駅
新宿三丁目

セリカの暴れたロータリーは浦安駅前?
(山さんクラウンの突っ込んだのもその近く)
さらにマカロニ絶体絶命場所も浦安?

=殉職の地=
(しげさん調べで、当時の地図を基に確定)
野村不動産 建築用地→野村ビル(スコ兄情報、着工1975年7月とのこと、ありがとうございます)。
(新宿警察署向かい)

※但し、300話などでは三井ビルがマカロニ殉職の地になっている。

ということです。
私にはなかなか用意できない当時の地図資料を足で稼いだ頂いた、
しげさんありがとうございました<(_ _)>

しかし、フィクションのマジックではありますね。






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