「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

ロケ地検索&メモ #604

2014-02-11 16:26:32 | ロケ地検索&メモ
#604 戦場のブルース

*この作品、シャープな演出では定評のある木下監督に、この頃は既にメインライターの一つの組み合わせだった尾西氏と小川さんの共作という、逆説的意外性というか、それほどまでドライな作品。多分、これもブルースを主役として担ぐ一環だと思いますが、ここまで極端な相手を用意しなければならないブルのキャラクター性も大したものと。
この時期はまだ「スーパーバイオレンス」でブルースを売るというコンセプトはまだまだ残っており、コミカルさが加わってくるのはマイコン登場を待たなければならないですね。

*やはりブルには泉ちゃんの屈託のない明るさは必要不可欠なんでしょうね。
*秋間登氏の熱演が凄すぎる・・・眼が尋常じゃない。
*いや・・・確かブルと一緒に「クソ野郎!!」と叫んだ記憶が(^_^;)
*さすがのブルでもやられてしまう・・・相手の素性も解らないので、下手に手出しできなかったよう。
*ボスが臨戦態勢、本編では滅多に観られないベストのみの姿。
 ちょっと顔色が悪いですね・・・。
*地井さんは実際も又野さんのたずなを引き締めていたようで、今回のブルを窘めるシーンでもかなり迫力があり、実際の関係が生かされた感じがしますが、本放送当時はあれほどトシさんが怖いシーンも稀(というかなかった)ので、かなり意外だったのを憶えています。
*このあたりから、ブルースが先輩に接する態度というのが明確になってきて、無論、ボスと山さんは別格(^_^;)なのですが、トシさんとマミーには頭があがらず、ドラ兄弟については末っ子的なスネた感じを醸し出すという方向になっていきます。ので、その態度が実はブルースのキャラへの賛否両論を生んだ切っ掛けになってしまったのですが・・・私は好きですが(^_^;)、少なくとも黄金時代の太陽にはあからさまに態度が別れるキャラもいなかったので無理もない事なんですが、考えてみると、マカロニもスニーカーも結構そういうところあったりしたりして・・・ブルの場合はちょっと「横暴」に見えてしまうのが損をしているところでしょうか・・・。
*ドックのブルースに対する見方が面白く、おそらく「あいつはもともと自立しているから放っといても大丈夫」という感じで、弟分のラガーとは全く違っているため、これも誤解を生じさせてしまう感じで(^_^;)、実際、後年しっかりと相棒関係を構築していたので、突き放していたわけではないのですがね(^_^;)
*族車は、赤い前期60系XX、カリーナ初代中期HT(セミレギュラー車)、そしてファミリアBD後期型・・・って族が乗る車じゃない(^_^;)
 破壊されるのは当時族車としては人気だったブタケツのローレルHT・・・そして一番いいクルマに乗ってきたあんちゃんがお縄に・・・不憫。
*人格崩壊というのは、自ら知らないところで始まっているようで・・・怖いですね。
 太陽はたまに非人間的な人物を描きますが、それがある意味警鐘の部分もあったかもしれません。
 いまもこういうドラマが結構ありますが、なんというか、追う側の感情移入できないそれだけで、あまり印象に残らないですからね。

*しかし、この前の釜本といい、今回の岩田といい、ブルのパンチじゃどうにもできないようなモンスターが立て続けに登場しますが、今度はある意味最強の対決?(^_^;)


=ロケ地=

新宿駅西口近辺、新宿駅大ガード西
新宿副都心 新都心歩道橋橋下 太陽通り 四号街路行き階段(住友ビル方面)
第一犯行現場は西新宿7丁目の新都心歩道橋の近所の路地。(現在アーケード無し)
柏木公園/西新宿7丁目
北里研究所病院/港区白金5丁目
ディスコや周辺は、港区六本木3丁目
パークサイド/西新宿5丁目
野川駅とされている界隈は狛江駅界隈。
 多摩川の河川敷も狛江市東和泉だと思われます。
新宿ニューシティホテル

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