チバテレ、あすの太陽放送です。
【地上波】
▼チバテレ ボン&ロッキー編
11/30(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第345話 ボス
第355話 54.05.18 ボス (ボス・チーム)
ゲスト:北村和夫
睦五郎
三浦真弓
井上博一 久米明
汐路章 遠藤征慈 中田博久
水谷貞雄 平沢公太郎 和沢昌治 澤木慶瑞 勝野勝 岡崎夏子 古田千鶴 柿沢邦彦
脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進
ある日、ボスは死刑囚の坂田からぜひ会って欲しいと云われ、面会に出かけた。
坂田は8年前、一家四人を皆殺しにした凶悪犯で彼を逮捕したのがボスだった。
坂田は、共犯で10年の刑が確定している大村は無実だから助けてやってほしいとボスに懇願した。坂田を取り調べたのはボスの先輩刑事・杉山だった。杉山は犯人複数説を唱え、その為強引に大村を共犯に仕立て上げたと坂田は告白するものの、半信半疑のボスはまず杉山に面会した。
杉山とのやり取りで、大村の共犯説に疑いを持ったボスは、過去の事件でしかも権限外の仕事を勤務中に行うわけにはいかず、休暇届を出して事件の真相解明に挑んだ。
当然のごとくボスには様々な圧力がかかってきたが、ボスはそれに屈することなくまず、事件のあった8年前の11月1日の夜に大村が女と飲み屋に来たと証言し、のちに2日の夜に訂正した飲み屋のおやじにあたった。さらに当時、大村の女だったキャバレー勤めのよし江に事情を聞くが、なぜかこの二人とも真実を語ろうとはしなかった。
ボスの捜査に一係の刑事たちは勤務時間外か休暇をとって協力、最初は難色を示していた山さんは言葉とは裏腹に調べを進めていた。
そんな時、ボスの先輩である本庁の岩淵から呼び出され、ボスを本庁に呼びたい旨を伝える。しかし代わりに坂田事件から手を引くよう暗に匂わせた。
やがて山さんの調べで、叩き上げの杉山は、エリートで自分より若い磯部刑事が犯人単独説を唱えたのに対抗して、意地でも犯人複数説を証明すると息巻いていた事実が判った。
そして、飲み屋のおやじもよし江も杉山に弱みを握られていることが判った・・・。
鎌田敏夫さんの太陽最終作、なので太陽の最終回がこの作品であっても・・・・かなり説得力のある内容になっています。
自分が逮捕した男が共犯については無実だと今更ながら云われたボスが、1%でも無実の可能性があればそれは捜査しなければならないという信念に基づき、様々な弊害を乗り越えながら、真実を見つけ出します。しかし、その真実も立場によっては逆に弊害になる。信念を貫いて、間違いを訂正する難しさ、その信念に賭けるボスだからこそエリートコースから外れているというのを暗に提示する脚本は鎌田さんご自身が裕次郎さんのファンというところもありますが、ボスというキャラクターをここで提示し、深く理解し、もっと言えば愛しているようにも感じるところがあると思います。
それに加えて、実際に主演編を執筆なさったことのある、山さん・ゴリさん・殿下、それに長さんの「配置」が絶妙によく、なにかじんわりと温かくなる感じがします。
そういう、色々な要素が入り混じったストーリーの中で、ゲストもかなり豪華な布陣となっており、芸達者揃いで、そちらの方にも目を奪われます。
派手なアクションがあるわけではないですが、ボスを語る上では外せない名作であると思います。
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11/30(金)
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太陽にほえろ!
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第345話 ボス
第355話 54.05.18 ボス (ボス・チーム)
ゲスト:北村和夫
睦五郎
三浦真弓
井上博一 久米明
汐路章 遠藤征慈 中田博久
水谷貞雄 平沢公太郎 和沢昌治 澤木慶瑞 勝野勝 岡崎夏子 古田千鶴 柿沢邦彦
脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進
ある日、ボスは死刑囚の坂田からぜひ会って欲しいと云われ、面会に出かけた。
坂田は8年前、一家四人を皆殺しにした凶悪犯で彼を逮捕したのがボスだった。
坂田は、共犯で10年の刑が確定している大村は無実だから助けてやってほしいとボスに懇願した。坂田を取り調べたのはボスの先輩刑事・杉山だった。杉山は犯人複数説を唱え、その為強引に大村を共犯に仕立て上げたと坂田は告白するものの、半信半疑のボスはまず杉山に面会した。
杉山とのやり取りで、大村の共犯説に疑いを持ったボスは、過去の事件でしかも権限外の仕事を勤務中に行うわけにはいかず、休暇届を出して事件の真相解明に挑んだ。
当然のごとくボスには様々な圧力がかかってきたが、ボスはそれに屈することなくまず、事件のあった8年前の11月1日の夜に大村が女と飲み屋に来たと証言し、のちに2日の夜に訂正した飲み屋のおやじにあたった。さらに当時、大村の女だったキャバレー勤めのよし江に事情を聞くが、なぜかこの二人とも真実を語ろうとはしなかった。
ボスの捜査に一係の刑事たちは勤務時間外か休暇をとって協力、最初は難色を示していた山さんは言葉とは裏腹に調べを進めていた。
そんな時、ボスの先輩である本庁の岩淵から呼び出され、ボスを本庁に呼びたい旨を伝える。しかし代わりに坂田事件から手を引くよう暗に匂わせた。
やがて山さんの調べで、叩き上げの杉山は、エリートで自分より若い磯部刑事が犯人単独説を唱えたのに対抗して、意地でも犯人複数説を証明すると息巻いていた事実が判った。
そして、飲み屋のおやじもよし江も杉山に弱みを握られていることが判った・・・。
鎌田敏夫さんの太陽最終作、なので太陽の最終回がこの作品であっても・・・・かなり説得力のある内容になっています。
自分が逮捕した男が共犯については無実だと今更ながら云われたボスが、1%でも無実の可能性があればそれは捜査しなければならないという信念に基づき、様々な弊害を乗り越えながら、真実を見つけ出します。しかし、その真実も立場によっては逆に弊害になる。信念を貫いて、間違いを訂正する難しさ、その信念に賭けるボスだからこそエリートコースから外れているというのを暗に提示する脚本は鎌田さんご自身が裕次郎さんのファンというところもありますが、ボスというキャラクターをここで提示し、深く理解し、もっと言えば愛しているようにも感じるところがあると思います。
それに加えて、実際に主演編を執筆なさったことのある、山さん・ゴリさん・殿下、それに長さんの「配置」が絶妙によく、なにかじんわりと温かくなる感じがします。
そういう、色々な要素が入り混じったストーリーの中で、ゲストもかなり豪華な布陣となっており、芸達者揃いで、そちらの方にも目を奪われます。
派手なアクションがあるわけではないですが、ボスを語る上では外せない名作であると思います。