ノベライズ「太陽にほえろ!」について、DVD-BOX持っていれば無駄というご意見。その通り(^_^;)
確かに、アイテムとしては既に性質が重複してしまっている部分はありながらも、逆に贅沢な事であるという部分で喜ばしい面があると小職は思っています。
ただ、完成作ではオミットされている部分があったり、活字で画像とは違った余韻とかを感じるとか、その辺りがノベライズを読む楽しみの一つであります。
それが顕著なのは殉職編なんですが。
そして、そんなことを思いながら特命課の「私だけの十字架」の原曲である「あの人は」を聴く。
こちらはこちらで趣きがあっていいですね。
というか、この曲、疲れ切っていた小学校生活(^_^;)に週の真ん中に聴くと非常に沁みてきて、週の後半を乗り切る活力を得ていたのですが、今聴くとフルバージョンはいつでも沁みる・・・・・。
ついでにルナ憲一氏のギターテクも堪能できた・・・・これも涙腺ポイント。
この数年、本当に涙腺ダムがゆるくなってきています(^_^;)
さて、明日の太陽放送です。
【地上波】サンテレビ・マカロニ編
12/20(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第38話)
サンテレビ1(地上波)
第41話 48.04.27 ある日、女が燃えた (山さん)
レギュラー:石原裕次郎
萩原健一
関根恵子(欠場)
露口茂
竜雷太
小野寺昭
下川辰平
セミレギュラー:南原宏治
ゲスト:牧紀子
浅香春彦
森るみ子 芦田昌子
池田生二 土屋靖雄 石井宏明 杉浦千江子
西川敬三郎 北川陽一郎 佐野哲也 向井順一郎 今井和雄
森本景武 佐野禎男
脚本:鎌田敏夫
監督:土屋統吾郎
山さんとゴリさんが深夜の巡回中、不審火を発見し消火、燃えて死んでいたのは女性だった。
その傍らにあった通帳と遺書めいたもので身元は判明、梨絵という女性で若いながら預金は300万円でマンションにも住んでいたがその金の出所が解らなかった。
梨絵の兄が身元を確認、兄たちは貧しい生活を送っているようだったが、梨絵は最近実家にも寄り付いておらず生活が荒れていたのは事実で、さらにコールガールだったという噂があった。
監察医の検視の結果、死因は全身やけどであるため、これまでの捜査結果と合わせると自殺の線が濃厚だったが、山さんはどうしても納得できず捜査を続けた。
山さんは「その道」に通じる男と会って確認してみても梨絵の事は知らなかったが、最近はぶりの良い「CAN」という洋裁店が裏ではコールガール組織であるという有力な情報をもたらしてくれた。
早速「CAN」に聞き込みをかける山さん、相手はトップクラスのデザイナーで店の主である真紀だったが、梨絵のことは知らないという。「CAN」にはお抱えのモデルが居るようで、モデルたちの写真の中に梨絵を見つけるが、あくまでも真紀は覚えていないと突っぱねた。
「CAN」を張り込んだ山さんとゴリさんは、モデルたちがグループになって行動しているのを見て尾行、高級な食事のあとで外車に乗った彼女たちをしばらく追尾していると別荘が立ち並ぶエリアの中で見失う。
山さんが探りを入れてみると、外車は真紀の持ち物で、当日はデパートの駐車場にあったというのが表向きな回答だったが、別荘エリア方面も探ると、ある外国高官が別荘の一軒に宿泊していたことをつかむ。
山さんは再び梨絵の遺体を調べようとしたが、鑑識課長が既に署長の許可を得て遺族に引き渡した後で、山さんが遺族のもとへ駆けつけると、既に遺体は荼毘に付されていた。
さらに悪いことに、梨絵の件は既に自殺という結論が出ているとして、捜査中止命令が下り、正式な捜査が出来なくなる。
しかしボスは、山さんが納得していないことを承知し、山さんが独自で捜査を行うことを黙認したが、他の刑事をこの捜査に当たらせるわけにはいかず、捜査費用をカンパした。
真紀を尾行する山さんは、真紀のマンションで気になる出前持ちが居たので頭に置いたころ、ひそかに事件を探っていた殿下が裕福とは言えない梨絵の遺族が突然一軒家を購入したことをつかんだ。
引き続き山さんは真紀をマークしていたところ、あるモデルの女が真紀のことを話したいと山さんを個室に招いたが、部屋に入った途端いきなり自らの服を破き出し、山さんが乱暴してきたと叫んだ。
そのことで、大っぴらに真紀をマーク出来なくなった他、署長から厳重注意を受け、さらに休暇を取るように強く言われた。一方、山村家では高子の心臓病の薬が保険が効かないので高額になってしまっていることが話題になったり、山さんはじわじわとあらゆる方面から追い詰められていく。
それでも山さんは真紀を密かにマーク、またマンションに現れた例の出前持ちに接近し、出前桶の中に札束が入っているのを発見、出前持ちを引っ張って真紀の部屋に乗り込んだ。
真紀は出前持ちから仕入れた麻薬を接種しようとしていたところ山さんに乗り込まれ、ごまかそうとしたが山さんに薬を見つけられてしまう。薬を山さんから返してもらうため、真紀は700万の小切手を差し出して、高子の病気のことを口にしたが、真紀をじらす山さん。とうとう真紀が禁断症状を起こすと、つかさず梨絵の最後の客を聞き出した。
大企業の会長で、政界の黒幕である影山の息子である英俊であったという。
小切手を破り捨て薬を捨てた後、真紀の為に救急車を呼び、山さんは英俊をターゲットに動き出したが・・・・・。
太陽に参加してから問題作を送り出していた、鎌田敏夫さんがとうとう山さんの物語に着手します。
山さんとゴリさんが偶然発見した「燃えて死んだ女性」を発端に、高級コールガール組織の存在を突き止め追求しようとする山さんでしたが・・・。
捜査の行き詰まりと様々な妨害、七曲署内でのうやむや感・・・山さんは孤立し追い詰められていきます。
山さんの捜査理念とその土壇場の思い切りの良さを堪能できる傑作です。
さらに、一係のその後のチームワークを強固とするきっかけになっている事件(反面教師という意味で)になっていると思います。
それ故に、手に汗握る展開になっており、ラストの脱力感は逆に心地よかったり・・・。
そして注目なのは、新たな証拠を「見つけて」影山を追い詰める為に決意した山さんと、悪くいけば身の破滅だと珍しく後ろ向きな事を言う(というより、山さんのことを思ってのけん制)ボスとの夕日をバックにした会話・・・山さんが唯一、ボスにタメ口をきく貴重なシーンがあります。
ところでこの話では1話より活躍してきた覆面車フィアット1800Bが引退します。
破壊引退ではないですが、老体で酷使されたのも関わらす、高速道路の走行と山中湖と推測される辺りまで遠出します。
確かに、アイテムとしては既に性質が重複してしまっている部分はありながらも、逆に贅沢な事であるという部分で喜ばしい面があると小職は思っています。
ただ、完成作ではオミットされている部分があったり、活字で画像とは違った余韻とかを感じるとか、その辺りがノベライズを読む楽しみの一つであります。
それが顕著なのは殉職編なんですが。
そして、そんなことを思いながら特命課の「私だけの十字架」の原曲である「あの人は」を聴く。
こちらはこちらで趣きがあっていいですね。
というか、この曲、疲れ切っていた小学校生活(^_^;)に週の真ん中に聴くと非常に沁みてきて、週の後半を乗り切る活力を得ていたのですが、今聴くとフルバージョンはいつでも沁みる・・・・・。
ついでにルナ憲一氏のギターテクも堪能できた・・・・これも涙腺ポイント。
この数年、本当に涙腺ダムがゆるくなってきています(^_^;)
さて、明日の太陽放送です。
【地上波】サンテレビ・マカロニ編
12/20(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第38話)
サンテレビ1(地上波)
第41話 48.04.27 ある日、女が燃えた (山さん)
レギュラー:石原裕次郎
萩原健一
関根恵子(欠場)
露口茂
竜雷太
小野寺昭
下川辰平
セミレギュラー:南原宏治
ゲスト:牧紀子
浅香春彦
森るみ子 芦田昌子
池田生二 土屋靖雄 石井宏明 杉浦千江子
西川敬三郎 北川陽一郎 佐野哲也 向井順一郎 今井和雄
森本景武 佐野禎男
脚本:鎌田敏夫
監督:土屋統吾郎
山さんとゴリさんが深夜の巡回中、不審火を発見し消火、燃えて死んでいたのは女性だった。
その傍らにあった通帳と遺書めいたもので身元は判明、梨絵という女性で若いながら預金は300万円でマンションにも住んでいたがその金の出所が解らなかった。
梨絵の兄が身元を確認、兄たちは貧しい生活を送っているようだったが、梨絵は最近実家にも寄り付いておらず生活が荒れていたのは事実で、さらにコールガールだったという噂があった。
監察医の検視の結果、死因は全身やけどであるため、これまでの捜査結果と合わせると自殺の線が濃厚だったが、山さんはどうしても納得できず捜査を続けた。
山さんは「その道」に通じる男と会って確認してみても梨絵の事は知らなかったが、最近はぶりの良い「CAN」という洋裁店が裏ではコールガール組織であるという有力な情報をもたらしてくれた。
早速「CAN」に聞き込みをかける山さん、相手はトップクラスのデザイナーで店の主である真紀だったが、梨絵のことは知らないという。「CAN」にはお抱えのモデルが居るようで、モデルたちの写真の中に梨絵を見つけるが、あくまでも真紀は覚えていないと突っぱねた。
「CAN」を張り込んだ山さんとゴリさんは、モデルたちがグループになって行動しているのを見て尾行、高級な食事のあとで外車に乗った彼女たちをしばらく追尾していると別荘が立ち並ぶエリアの中で見失う。
山さんが探りを入れてみると、外車は真紀の持ち物で、当日はデパートの駐車場にあったというのが表向きな回答だったが、別荘エリア方面も探ると、ある外国高官が別荘の一軒に宿泊していたことをつかむ。
山さんは再び梨絵の遺体を調べようとしたが、鑑識課長が既に署長の許可を得て遺族に引き渡した後で、山さんが遺族のもとへ駆けつけると、既に遺体は荼毘に付されていた。
さらに悪いことに、梨絵の件は既に自殺という結論が出ているとして、捜査中止命令が下り、正式な捜査が出来なくなる。
しかしボスは、山さんが納得していないことを承知し、山さんが独自で捜査を行うことを黙認したが、他の刑事をこの捜査に当たらせるわけにはいかず、捜査費用をカンパした。
真紀を尾行する山さんは、真紀のマンションで気になる出前持ちが居たので頭に置いたころ、ひそかに事件を探っていた殿下が裕福とは言えない梨絵の遺族が突然一軒家を購入したことをつかんだ。
引き続き山さんは真紀をマークしていたところ、あるモデルの女が真紀のことを話したいと山さんを個室に招いたが、部屋に入った途端いきなり自らの服を破き出し、山さんが乱暴してきたと叫んだ。
そのことで、大っぴらに真紀をマーク出来なくなった他、署長から厳重注意を受け、さらに休暇を取るように強く言われた。一方、山村家では高子の心臓病の薬が保険が効かないので高額になってしまっていることが話題になったり、山さんはじわじわとあらゆる方面から追い詰められていく。
それでも山さんは真紀を密かにマーク、またマンションに現れた例の出前持ちに接近し、出前桶の中に札束が入っているのを発見、出前持ちを引っ張って真紀の部屋に乗り込んだ。
真紀は出前持ちから仕入れた麻薬を接種しようとしていたところ山さんに乗り込まれ、ごまかそうとしたが山さんに薬を見つけられてしまう。薬を山さんから返してもらうため、真紀は700万の小切手を差し出して、高子の病気のことを口にしたが、真紀をじらす山さん。とうとう真紀が禁断症状を起こすと、つかさず梨絵の最後の客を聞き出した。
大企業の会長で、政界の黒幕である影山の息子である英俊であったという。
小切手を破り捨て薬を捨てた後、真紀の為に救急車を呼び、山さんは英俊をターゲットに動き出したが・・・・・。
太陽に参加してから問題作を送り出していた、鎌田敏夫さんがとうとう山さんの物語に着手します。
山さんとゴリさんが偶然発見した「燃えて死んだ女性」を発端に、高級コールガール組織の存在を突き止め追求しようとする山さんでしたが・・・。
捜査の行き詰まりと様々な妨害、七曲署内でのうやむや感・・・山さんは孤立し追い詰められていきます。
山さんの捜査理念とその土壇場の思い切りの良さを堪能できる傑作です。
さらに、一係のその後のチームワークを強固とするきっかけになっている事件(反面教師という意味で)になっていると思います。
それ故に、手に汗握る展開になっており、ラストの脱力感は逆に心地よかったり・・・。
そして注目なのは、新たな証拠を「見つけて」影山を追い詰める為に決意した山さんと、悪くいけば身の破滅だと珍しく後ろ向きな事を言う(というより、山さんのことを思ってのけん制)ボスとの夕日をバックにした会話・・・山さんが唯一、ボスにタメ口をきく貴重なシーンがあります。
ところでこの話では1話より活躍してきた覆面車フィアット1800Bが引退します。
破壊引退ではないですが、老体で酷使されたのも関わらす、高速道路の走行と山中湖と推測される辺りまで遠出します。