「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

復活は果たして復活たるに至ったか?

2012-10-02 00:02:06 | 浮気心
『特捜最前線2012』

観ました。

この新しい特命も、七曲シリーズも太陽2001も、単独のドラマとしては面白いですが、特命や太陽を看板に掲げるとどうしても旧作と比べて観てしまうというところがあります。
特に特命と太陽は、かつて復活したGmenの丹波ボスや西部署の大門、必殺の主水のように、「この人が居れば看板を挙げてもしかるべき」という存在がもう出演することができないというハンディキャップがあります。

これはかなり新作にしてみれば「大損」。

新作だと、どうしても旧作との繋がりを求めてしまうし、何より旧作自体がべらぼうな期間放送されてきたわけですから、旧作の繋がりが見た目的に希薄な単発では「これは成功だ」ということは簡単には言えないと思います。

今回の特命の場合は、旧作でのエネルギッシュな大人の物語が、なぜか特命一課のジュニアという最若手刑事が主役になっており、そもそもそこから違和感を感じてしまうんですね、特命だから。(太陽だったらわかるんですが・・・)
期待以上な雰囲気のいっけいさんの課長と対立する構図が入れば、かなり違った印象になっていた感じがします。
(まあ、自動車事業部としては特命車がプリウスという時点でちょっと・・・というのはあるかもしれませんが・・・)

今回の旧作との繋がりは脚本の長坂さんと監督さんというところだと思いますが、長坂さんらしい脚本だと思いましたが、特命らしいかといえば・・・個人的には「警視庁・特命捜査部」ということで展開したほうが広がりがあったような気がします。
(なにしろ、本来であれば特命=特殊命令捜査課として警視庁外部に拠点を設けていたはずなので、本庁に入ってしまったのは納得できない部分ではあります。)

ただ、何度も言いますが、単体の新作ということでは、面白い作品だったと思います。(でも、やっぱりVTRは馴染めんですね・・・古い人間なもので(^_^;))

しかしながら、こうやってお披露目したことですから、根気よく続けてほしいですね。
今回は特命一課の活躍ですから、次回は二課の活躍とか、やはり特命部長には桜井を是非とか。

いろいろ考えると、太陽のリバイバルは幸せだったのかなぁ・・・と。
岡田さんや梅浦さん、大野克夫さん、そして長さんとシンコなどの旧作との繋がりがあったり、舘さんにしても裕次郎さんの繋がりを自然に取り入れることができるボスだったわけで、一旦バラバラになったものを集約して復活させるのには十分とは言えませんが、相当強力な布陣だったと思います。

ただし、旧作と相撲をとるには・・・・やっぱりレギュラー放送として組織を立ち上げないと中々太刀打ちは難しいと思います。

なので、無理に旧作の看板を単発で復活するよりは、看板は「それなり」にして、基本フォーマットを利用すれば良いような気がします。
その点では、七曲署シリーズは成功だったと思います。

やっぱり、太陽=裕次郎さん、特命=二谷さん・・だものなぁ・・・俺らの世代は・・・(西田敏行さん風に)


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