「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

陽気なラガーの「陰」的な死

2014-08-28 07:04:16 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第658話 60.08.02 ラガーよ、俺たちはおまえがなぜ死んだか知っている(ラガー)

ゲスト:布施博 森幹太
 笹入舟作 中田譲治
 高野真二 小寺大介 倉地雄平
 古川真司 山岸樹美雄 萩原紀 二家本辰己 佐々木直子 和泉喜和子 山田博行 甲斐武 石崎洋光 森岡隆見 菊川予市 山田美生子 横尾昌子 沢野三恵

脚本:古内一成 小川英
監督:山本迪夫

つくば科学万博行きのバスが、ダイナマイトを持った三人組の若者にジャックされ、犯人たちはバス会社に2億円の身代金を要求した。
ラガーたちの調べで、乗客の中に今度開かれる裁判の重要証人である岡島がいることがわかった。その証言次第では、事件は政界へも波及することは必至とみられていた。
早速ラガーたちは乗っ取られたまま走り続けるバスの尾行を開始したが、それとは別にバスを尾行する1台の車があり、不審尋問としてラガーたちがその車に乗っていた2人を署に出頭させ取しらべたが、完全黙秘で釈放せざる負えなかった。
彼らは探偵で、どうやら暴力団の竜神会の命令で岡島を尾行していたようだった。
竜神会は裁判の被告人と裏で繋がっている噂があった。
一方ドックたちの調べで犯人は金に困った西山たちとわかり、竜神会とは関係のないことが判明、だが、ラガーは今回の事件の裏で竜神会が何かを企んでいると断定し、釈放した探偵たちを尾行した。
その頃、バス会社でトシさんが西山を相手に時間稼ぎをしていたが失敗、ついにマミーが社員に化けて高速道路上に現金を運ぶことになった。
そんな中、ラガーは竜神会の連中がバス無線を傍受していた事実を突き止めた。
ラガーからの報告を受けた山さんは竜神会がバスジャックを利用して岡島を他の乗客もろとも殺害しようと企てているとみて、単身、竜神会事務所に乗り込んだ。
その頃、ラガーは高速道路上のバスを狙撃しようとする殺し屋を発見し追い詰めたが・・・。

3年10ヶ月活躍したラガーの最期。
陽気なラガーが、陰の立役者的な最期を迎えることになります。
これは多分に徹さんの希望が尊重された結果だったようです。
本来であれば、降板するキャラクターのメインストーリーということになり、特に殉職編はワンマンショー的になるのが通例ですが、今回はたまたまラガーがバス銃撃を知ることとなり結果的に犠牲になってしまうという、かなりドライな展開になってしまいます。
なので、バスを追うメンバーとの温度差が結構あって、これも逆に悲しさを増徴する結果になっており、個人的にはこれほどドライな太陽降板編は無いと思っております。(多作品では結構ありますが。)
そのギャップがこの作品の魅力だと思っております。

当時は1982年から本格化したナイター中継が入り、太陽が休止されることもあまり気にならなくなっていた時期でしたが、やはり殉職→登場あたりは連続して見せてほしいという思いはありました。ただ、ボギー殉職後からこのパターンは定着してしまっており、ちょっと「太陽リズム」が狂ってしまった感じはありました。

ラガー=徹さんとしては、個人的な思いとしては、続投を願っていたわけですが、やはり現実がそれを許さなかった部分もあったものと納得させていましたが、やはり10周年時からの「生え抜き」的存在だったので、寂しいし、それに当時古き太陽イズムを継承している若手としては唯一の存在だったので、これからの太陽の流れが心配になったのは事実でして・・・。

ゲストの布施博さんは無名時代、メジャーになったころ、布施さんがあのバスジャック犯役だったとはピンときていませんでした(^_^;)

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善行ニセ白バイ警官を追うドック、すねるラガー(^_^;)

2014-08-22 06:59:40 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第657話 60.07.26 ドックの敵は白バイ? (ドック・ラガー)

ゲスト:小野沢淳 吉田光希
 遠藤征慈 山西道広
 栗田八郎 市原清彦
 井上三千男 吉田太門 渕上大二郎 海藤幸広 荒川卓也 新木賢司 天野知義 衛藤靖彦

脚本:大川俊道 小川英
監督:山本迪夫

ドックとラガーが覆面車で警ら中、一台の白バイが通りかかり、あいさつしたものの無愛想に顔を向けるだけ。
その時、ボスの無線コールで銀行強盗発生、犯人はオートバイで逃走との報せが入り、ドックはなぜか戸惑う白バイを促し現場に向かった。間もなく犯人を発見したドックたちは追跡を開始したが、バイクの身軽な動きに翻弄される中、さっきの白バイが大活躍し犯人を逮捕した。
感心しきりなドックたちを尻目に、白バイ警官は名前も告げず逃げるように立ち去った。
署に帰り、報告書作成の為、白バイ警官の身元を探ったドックたちは、七曲署にも本庁にも該当者がいないという事態に突き当り、一係部屋では失笑されてしまう。しかし、それであればニセモノということになり放置はできない。ドックとラガーは自分たちのメンツもあり、正義感溢れる「ニセ白バイ警官」を捜す事となった。
その夜、そのニセ警官が不良少年に乱暴されそうになった香織という少女を助け、颯爽と立ち去った。
翌日、香織はお礼に花束を携え、七曲署を訪問、偽物とはバラさずニセ警官の身元を探ったところ、香織はヘルメットに「OKITA」と書いていたと言い、さらにOKITAは香織を助けるために拳銃を発砲していたこともわかった。
暫くして、捜査線上に自動車整備工の沖田という若者が浮上、整備工場に駆け付けたドックたちに気付き沖田はその場から逃走したが、その彼を尾行する男たちが居た。
ドックたちは沖田の行方を捜す中、沖田が香織とデートの約束をしていることがわかり、香織の働く喫茶店に張り付いた。
しかし、その頃沖田は尾行していた男たちに誘拐されてしまう。

いよいよラガー殉職「前夜」、殉職前夜恒例のちょっと毛色の違った作品ということで、結構軽快な活劇になっています。
正義感溢れるニセ白バイ警官が、ある一味の目に留まり、強盗の片棒を担がされそうになり、さらにそれを追ったドックも巻き込まれ・・・というよりも、どうしてもドックとラガーのコンビ見納め編という部分が大きくなってしまい、「ああ・・・鼻のあな突っ込み」もこれで見納めかぁ・・・としみじみしてしまいます。
ゲストも層が厚く、肩肘張らず見られる話なのですが、如何せん次週が・・・。


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経験を積んだ刑事だからこそ味わう恐怖をラガーが身をもって体験

2014-08-15 01:38:21 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第655話 60.07.05 左ききのラガー (ラガー)

ゲスト:大村波彦
 須永慶 東丘出陽
 兼田晴臣 長谷川里佳 谷口真一 加地健太郎 山中康司 菅野勝浩 阿部渡 宇佐美彩 竹内康裕 岸本功

脚本:古内一成
監督:鈴木一平

ラガーが骨肉腫で入院中に知り合って仲良くなっていた少年・圭太が、ラガーと同じ骨肉腫で右手を切断することになったのだが、圭太は施術を嫌がり、困った父親がラガーに説得してくれと頼んできた。
それを受けて、左手でいろいろな事ができると説得するラガーに圭太は左手での射撃で5発中2発命中したら手術を受けると答え、ラガーは戸惑いながらも5日後にはやってみせると請け合った。
翌朝からラガーの早朝射撃練習が始まり、左手でも何とか的を撃ち抜ける感触を掴んだ。
そんな矢先、ライフルを持った男による街頭での無差別乱射事件が発生し、ラガーは射撃練習どころではなくなり、捜査に忙殺されることになる。
似顔絵などをもとにした捜査の結果、犯人は関口という若いビル管理会社の派遣する守衛であった。
仕事ぶりは真面目で、両親を交通事故で亡くし、妹・弘美の面倒を親代わりになってみているような男で、非行歴の無い苦労人で、犯行動機がまるでわからない。
とにかく関口を追うラガーたちは、兄が犯人であることをまるで冗談にしか思っていない弘美をマークするが、関口はそのラガーたちの目の前でいきなり弘美を射殺し、ラガーを呆然とさせ逃走してしまう。
この訳の分からない犯行に次第にラガーは恐怖を感じ始めて、それを何とか覆い隠そうと懸命になるのであるが、とうとうラガーは一人で関口と対峙し、関口の執拗なまでの射撃に怯み、さらには左肩を撃たれてしまう・・・・。

ラガー殉職編の撮影終了、殉職シーンも公開された時期で、いよいよラガーとの惜別が現実のものとして話題になっていた時期のラガー存命最後の主演作は、セオリー通り危機編になっています。その危機もラガーと同じ骨肉腫を患って結局手を切断しなけらばならなくなった野球好きの少年を絡め、刑事として成長したラガーを、動機の不明な無差別乱射犯人に対しての言い知れない恐怖に慄く様で逆に表現して、その葛藤を描くというかなり難しい内容になっています。太陽としても結構異質な事件でありながらも、それに恐怖を抱えて立ち向かうというのは、当時のラガーをかなり上手く表現しているもので、ラガー主演編の中では屈指の名作だと私は思います。
こういう事件のドラマでの描かれ方はどちらかというとドライな方向へ向かうのですが、ラガーの恐怖が観ているこっちにもシンクロしてくるような感覚が味わえるのではないかと・・・山さんのさりげないアドヴァイスとかも良いですしね。
後期ラガーはなにかと体型ネタが付きまとってしまいますが、それもラガーを新人刑事から脱皮したキャラと踏まえれば、キャラの広がりの中で十分消化できる部分ですし、更にそれが魅力になっていたわけですが、如何せん後期ラガーの主演作が少なすぎたのは返す返す残念でなりません。それを痛感したのが本作と「号泣」でした。
賛否はあるとは思いますが、個人的には最低でもまだ1年、ラガーの活躍を観てみたかったです。

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名優殺人事件の背景に15年前の車内暴力?俳優親子の真実に迫るトシさん

2014-08-14 06:10:55 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第654話 60.06.28 二度泣いた男 (トシさん)

ゲスト:柴田恍彦
 内田稔
 新井和夫 多田幸男
 水森コウ太 五月晴子 世利ゆかり 山口純平 大石源吾 川口節子 庄司浩和 平野義和 竹内靖

脚本:小川英 丸岡ひさし
監督:山本迪夫

深夜、一係のトシさんのもとに名優として名高い名村浩から電話があった。命を狙われているので助けてほしいということだったが、名村のもとに駆け付けたトシさんたちは名村本人に電話の件を否定され、釈然としないながらも、やはり気になった為名村邸を張り込んでだが徒労に終わった。
ところが翌朝、名村が自宅書斎で刺殺され、トシさんたちは捜査を開始、状況から名村とは日頃仲の悪かった息子の栄一を取り調べることになった。栄一は父親の劇団で俳優をしていたのだが、父親の一声で主役から降ろされていた。
取り調べでは栄一は涙を流しながら犯行を否定、証拠もないため栄一は釈放された。
それから間もなく、名村の部屋から3通の脅迫状が見つかった。その内容は名村が15年前に大阪で起きた車内暴力事件に関わっていて、その被害者の子供に助けを求められながらも見は殺しにしていたというものだった。しかし名村は半年前に、東京で起きた車内暴力事件で犯人逮捕に貢献し話題になっていた。
この件を洗い出したトシさんは15年前の被害者の子供の居所を突き止めた。その子供=島貫は15年前の事件後、母親にも死なれ、孤児院に引き取られ、成人した現在は東京に在住していた。
名村殺害の容疑者として島貫を手配したものの、島貫は山中で服毒死していた。さらに島貫の部屋から凶器などが発見され、事件は被疑者自殺ということで終わろうとしていたが、トシさんはどうしても納得がいかない・・・やはり栄一が気になり・・・。

太陽ではあまり描かれない芸能界ネタがトシさん主演で連続しており、それに最近ではあまり耳にしなくなったキーワードである「車内暴力」を織り交ぜていきます。通しで考えると、トシさんはマスコミ対応係という部分もあったり太陽後期に新に明確化した役割だったようにも思えます。今回のキーワードは15年前への「回り道」はありますが「俳優」というところでしょうね。
久々に「うわばみのトシさん」発揮です(^_^;)<いかん、何かと勘違いしていたので、訂正します。

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殺人鬼の号泣・・・息を吹き返した殺人鬼を追い、不幸な娘をガードするラガー

2014-08-01 06:54:22 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第651話 60.06.07 号泣 (ラガー)

セミレギュラー:三上剛仙
 
ゲスト:内藤武敏
 川田あつ子
 堺左千夫
 松村彦次郎 三川雄三
 永谷悟一 桑原一人 依田英助 麻ミナ
 宮寺康生 有馬光貴 池田悟 佐藤和雄 宮下久美

脚本:小川英 尾西兼一
監督:高瀬昌弘

抱きつきスリの常習犯が絞殺された。
どうやら財布を奪おうとして逆襲に遭ったらしい。
現場に残されていた指紋から、犯人は逃走中の殺人鬼・田島と判明したが、田島は十数年前に顔を整形後、担当医を殺害したうえ未亡人殺しを最後に姿をくらましていた。
ラガーたちの捜査の続く中、タクシー運転手が殺される。この殺しも田島の仕業で、どうやら田島の顔を目撃してしまったことにより殺されてしまったようだ。田島は第一現場付近に潜伏していると見たラガーたちはその行方を追った。
それから間もなくして、ラガーは聞き込み中に矢口秋子に出会った。
彼女の様子が気になったラガーは彼女の勤め先である喫茶店の店主・小池から衝撃的な事実を聞かされる。
彼女は田島によって未亡人だった母を目前で殺され、そのショックでその時の記憶を失っていた。つまり、整形後の田島の顔を知る唯一の生き証人だった。近所に突如現れた田島に彼女は慄いているという。
ラガーはそれであればと秋子をガードする体制をとるが、不審な男が現れ、ラガーにけがを負わせ逃走した。
その男は喫茶店の常連・室田という男だったが、翌日ガソリンをかぶって焼死した。
また、室田の部屋から田島の指紋が発見され、室田=田島ではないかということになったが、指紋があまりにも明瞭なため、田島の工作と考えられた・・・ラガーは何かにつけて秋子を庇おうとする親代わりの小池に、何か違和感を覚えていた。もしかしたら、小池が田島であるのか。しかし身元は確認できたので、架空の人物ではなかった。
そして室田焼死現場の周辺を聞き込みしていたラガーは現場近くに止まっていた車の特徴が小池のものと合致することに気付き、すぐさま喫茶店や秋子のアパートに向かったが、二人とも行方が分からなくなっていた・・・・。

ラガー殉職が正式発表された頃のようですが、私は殉職シーンが報道される一月後まで知りませんでした・・・。
次はラガーだというのは頭にはあったのですが、スーツ組に変わり、今までとは一味違った味が出てきた矢先だったので、かなり残念に感じてしまったのは事実です。撮影現場的に行けば、かつての沖さんのように掛け持ちでもなんとかやっていけるような恰好はとられていたようなので、続投は可能だったとは思いますが、当時の徹さんの忙しさを考えると致し方ないことだと納得したわけですが・・・。

そんな中のラガーのほのかなロマンス編は、スタッフに評判のいい川田あつ子さんを迎えますが、これが結構サイコパスな内容で、どちらかというと田島の行動に観るこっちにはウエイトが強い感じになってしまうわけで(^_^;)
それでも、前作からの緊張感は逆に引き締め的な部分もあり、ラガー殉職への流れとしては順当だったと思います。

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卑劣な代議士のやり口に捜査に燃える山さんだったが・・・

2014-07-31 06:15:13 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第650話 60.05.24 山村刑事左遷命令 (山さん)

セミレギュラー:草薙幸二郎 町田博子 小椋基広

ゲスト:船戸順
 織本順吉
 立川光貴
 竹井みどり 下塚誠
 山岡八高 戸塚孝 松本悠希
 
脚本:長野洋
監督:児玉進

夜の街で車道を歩いていた浮浪者はひき逃げされ即死した。
山さんたちの調べから、事件を起こした車の持ち主は代議士の横田だと判明したが、それから間もなくして横田のお抱え運転手である奥寺が、弁護士の牛島に付き添われ自首してきた。
山さんたちは早速奥寺を取り調べたが、奥寺の自供は矛盾しており、山さんは実際は横井が運転していたと考える。
政治生命失うのを恐れて、奥寺を身代わり出頭させたものと断定し、目撃者の発見に全力を傾けた。
数日後、山さんは浮浪者仲間からの、聞き込みから同じく浮浪者の脇田が事件を目撃していること掴み接触したが、脇田はとぼけて本当のことを言おうとはしなかった。実はは脇田は横井の息のかかったヤクザ者にすでに脅されて、見張られていたのだ。
山さんは安全を約束する条件で証言させようとした矢先、何者かが二人を狙ってオートバイで突っ込み、離れ離れになったところで脇田が刺されてしまった。幸い脇田の傷は浅かったものの、脇田は怯えて口を閉ざしてしまう。
一方、山さんは事件当日に横井の車に同乗していたホステスの佳美のもとを訪れたが、彼女も真実を言おうとはしなかった。
その夜、牛島が山さんに接近、山さんを昇進させることを条件に事件から手を引くよう、取引きを申し出てきたが、山さんはきっぱりと断る。
しばらくして意を決した山さんは横井を強引に現場検証に連れ出し、自供まで追い込んだが、その手法が違法だということで、横井は釈放され、更にはマスコミに叩かれ、とうとう左遷されることに決まってしまうが・・・・。

正式にはアナウンスされていませんが、久々に長野さん脚本と豪華なゲスト、これも久々な山村家の描写、なによりも山さんが左遷される(!?)という(警部補から巡査部長に降格された上で左遷ということで納得しています)、衝撃的な展開から、650回記念作品として制作されたのではないかと思います。実際には、すでに決定して発表目前だったラガー殉職が650回記念を担うような恰好になりましたが、その前の引き締め作品として、番組に緊張感を与えています。
弱者が被害者の場合、間違いなく捜査に燃える山さんが、久々に「行き過ぎ」ますが、それでも山さんしかできない捜査ですし、山さんだからこそ「行き過ぎながら」冷静に次の手を打っていく姿には安定感があります。
久々にボスと山さんの二人っきりの会話もあり、山さんファンとしてはヤキモキしながら興味深く見ることができると思います。
そういえば550回記念作でも立川さんはゲスト出演していますので、翌年のDJ登場時も含めて、記念作に縁深い方です。
竹井みどりさんのホステス役も当時かなり意外で豪華だなぁ・・・と思ったものです。ゲスト主演格の俳優さんが5名の出演されていますから、相当豪華です。

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やっと掴んだチャンスが・・・・トシさんと証言者の対立と和解

2014-07-25 06:36:09 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第649話 60.05.17 ラストダンス (トシさん)

ゲスト:坪田直子
 星正人
 寺瀬めぐみ 高山千草 栗田八郎
 団巌 河原さぶ 夏木順平 立原柊子 萩原紀 暮林修

脚本:小川英 尾西兼一
監督:児玉進

盛り場の裏手のあるアパートの前で、サラリーマンが刺殺され、所持金を奪われた。
トシさんらの調べから、近くのアパートに住むスター志望の宮田が容疑者として浮かぶ。
宮田はスターに成れないまま、生活が荒れ、酒を飲んでは人に絡む日々を送っていた。
トシさんたちは宮田を別件逮捕し、取り調べを開始したが、宮田はふてくされるだけで取り調べは難航。だが、現場近くを通りかかったタクシー運転手の証言から、宮田の元恋人である、やはりスター志望の日高洋子が犯人を目撃していたことが判った。
早速、トシさんが洋子を訪ねたが、洋子は口を固く閉ざしたまま、何も語ろうとはしない。
実は洋子はミュージカル「ラスト・ダンス」の主役オーディションに念願の合格を果たしたシンデレラガールだった。そして、宮田も同じオーディションを受けたものの不合格になり、それがもとで二人は別れたのだった。
スキャンダルに巻き込まれることを恐れる洋子は緒言を拒否、何とか協力を得ようとするトシさんとの間で根競べが始まった。
数日後、トシさんの粘りに負けた洋子が、マスコミに名前を発表しないことを条件に捜査に協力することになったが、ついにマスコミに情報が洩れ、あらぬ事まで書き立てられてしまった。トシさんは謝罪したが洋子の怒りは収まらない。トシさんは洋子を犯人から守るためにガードしようとしたが、かえって洋子の反発を招き、彼女は雲隠れしてしまった。
一方、洋子の協力で作られたモンタージュ写真から真犯人が割れたが・・・・。

芸能界でやっとつかんだチャンスを自分が巻き起こしたわけではないスキャンダルで逃してしまう女性、犯人逮捕の為に何としても証言をとろうとするトシさん、一時はもちろん二人の利害関係はすれ違い、対立を生みますが、事件解決後に彼女に寄り添うように接するトシさんが印象的な作品です。
長いスパンでたまにご出演の坪田さんは、今回は以前の「不思議ちゃん」的なところから卒業した感じ、星正人さんは太陽2回目のご出演ですが、なぜが女性が絡む役柄で、正直、城西署のトラの印象がぬぐえなかった当時は、ちょっと物足りないというか、別な役を観てみたい・・・なんて思っていたのを思い出しました。

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元警視総監の死因についてドックと検視の神様が対立

2014-07-24 06:39:33 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編(初放送)は、

第648話 60.05.10 検視官ドック (ドック・ラガー)

ゲスト:高松英郎
 牧れい 岡崎二朗
 北條清嗣 牧田正嗣 久遠利三 佐々木敏 藤井章人 大木史朗 岡重淳子 佐藤功

脚本:古内一成
監督:鈴木一平

元・警視総監の宮島が深夜、持病の心臓発作を起こして急死した。
七曲署のドックは、本庁の「検視の神様」といわれる小西警視と共に検死に当たったが、病死との結論が下った。
だが、ドックは宮島より31歳年下の妻・真紀子の態度に不審を感じ、宮島の解剖を要求、真紀子は渋々ながらも同意したが、小西警視が解剖した結果、病死との診断は覆らなかった。
その後の調べで、真紀子に愛人がいることが判明し、その愛人は夫の秘書をしていた中谷で、ひそかに関係を無心でいたうえ、宮島にかけられた1億3千万もの保険人の受取人でもあった。真紀子への疑いを拭いきれないドックは捜査を続行したが、小西警視が抗議にやってきた。しかしボスはこの抗議をきっぱり拒否し、小西は激怒する。
小西はこの事件を最後に、城南署長として栄転することが決まっていた。
数日後、宮島の残した日記から、宮島が毎日ビタミン剤を服用していた事実を知ったドックは、真紀子がビタミン剤の中に心臓発作を誘発させる「ジギタリス」を混入したのではないかと考え、宮島の遺体を遺体を再解剖するために火葬場へ向かった。
しかしジギタリスは検出されなかった。
ドックは責任を取るためにボスに辞表を提出したが、山さんが耳寄りな情報をもたらした。
真紀子の愛人・中谷の友人が勤める病院で、宮島と同じ病気の患者が、快方に向かっていた矢先、宮島と同様に急死したという・・・・。

登場当初はいい加減な医療知識が逆に「ウリ」だったドックも、すでに在籍約5年、検死の神様と渡り合えるほどの知識を有するほどになったということは、警察官としての勉強のほかに、医療的な知識も培っていたという、なかなか真似のできない技を垣間見せる一編。
本当に久々なラガーとのコンビも絶好調で、派手なアクションは無いものの、なかなか落ち着いて面白く観ることができる作品だと思います。
ゲストには高松さんが太陽初登場。本庁警視でありながら、それほどステレオタイプ的ではなく、淡々と自然に小西警視を演じられています。

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ブルースが幼児を救うため走る!

2014-07-04 07:17:25 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第643話 60.03.29 走れブルース (ブルース)

セミレギュラー:横谷雄二

ゲスト:平泉征
 片桐竜次
 出光元 浜田晃
 藤木聖子 森篤夫 松山周平 麻ミナ 佐久間まち子 小林大介 幸田直子 真田健一郎

脚本:小川英 大川俊道
監督:山本迪夫

パチンコ店で、主婦がパチンコに夢中になっている間に幼稚園児の息子・健太がいなくなった。
連絡を受けたブルースは付近を検索、ある空地近くで健太らしい幼児がトラックに連れ込まれるのを目撃、ブルースは走って追いかけ、トラックの幌に飛びついたが、トラックはブルースを振り落とそうとして蛇行し石壁に激突。トラックから降りた男の一人はあっけなく逮捕された。
調べの結果、捕まった男は安田といい、逃げた梶本に命じられて、サラ金強盗の片棒を担がされたということだった。安田は盗んだ金額も金の隠し場所も知らないという。襲ったサラ金は暴力団・響組直結の店だけに、響組も黙っていないとみられた。県だが梶本に金を隠しているところを見られたために連れ去られたとすれば、健太の命も危なかった。
その後の調べで、梶本たちが盗んだの響組の隠し金で、その日だけサラ金の金庫に置いてあった1億円と判った。響組も血眼になって梶本を捜しているに違いなかった。
一方ブルースは、最初に健太を見かけた空地を見張り、ついに梶本と出会った。だが、梶本は必死で逃走、ブルースはまたしても走りに走った。ラガーの協力もあり、梶本を逮捕、健太は梶本の愛人の美枝のマンションにいることが判ったが・・・。

ブルースの本来の持ち味であるアクションと走りが堪能できる久々の話、ノーマルのM29マグナムに持ち替えた為、野性味がちょっとマイルドになって、シャープな感じのブル、今回は連れ去られた子供を救うため、悪漢・暴力団相手に走りまくります。
ブルースと連れ去られた少年との共通点など、彼のナイーブな面もちょっと垣間見られるところもあります。
吉野の久々登場、当時はまだまだバリバリに悪役をこなしていた平泉成さんのゲスト出演など、ゲストも強面連がそろった感じでもあります(^_^;)

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殺し屋を追うドック、日本→ハワイ→日本

2014-06-27 06:41:08 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・マイコン登場編は、

第642話 60.03.22 ハワイアン・コネクション (ドック・ボス)

ゲスト:中島ゆたか
 辻萬長
 入江正徳 芹沢常雄 丸岡奨詞 小倉雄三
 田中洋介 大木史朗 星野晃 藤原益二

脚本:柏原寛司
監督:山本迪夫

商事会社・社長の飯岡がライフルで射殺された。
逃げる男の姿とその鮮やかな腕前から、犯人は殺し屋・佐久間だと思われた。
その後の捜査の結果、飯岡は最近ハワイから密輸した拳銃を売りさばいていたことが判明、佐久間は昔からハワイルートを確保しているハワイアン・コネクションに依頼されて飯岡を殺害したものとみられた。
そんな矢先、佐久間らしい男がホノルルに現れ、アメリカ人を殺したという情報が入り、ドックはハワイに飛び、同じくハワイに出張中のボスの協力を得て異国での捜査を進めた。
やがてドックは、佐久間が宿泊中のホテルをつきとめたが、逆に佐久間に殺されかけた。しかし佐久間はドックが日本の刑事だと知ると殺さず逃走、どうやら佐久間は、ハワイに報酬を受け取るため入国したが、逆にハワイアン・コネクションに消されようとしているようだった。殺されたアメリカ人は、コネクションの人間で佐久間を殺そうとして逆にやられたらしい。
その佐久間が日本に帰ったと聞き、ドックもそれを追って帰国。佐久間は今度、コネクションの日本代理人を殺そうとしていると思われた。日本に戻ったドックは佐久間の恋人でクラブ歌手の真弓をマーク、佐久間を消しそこなったコネクションが真弓に危害を加える恐れもあったからだ。
案の定、クラブのロッカールームから真弓が拉致された。だが、真弓を乗せた車にドックが拳銃を向ける中、別な銃声が響き、車のタイヤが撃ち抜かれた。それは佐久間の仕業だったが・・・・。

久々に良い意味でバタ臭い話は柏原寛司さんの得意とされるところですが、明らかにボスのハワイ出張の為に書かれたと思われます。
冒頭からハードボイルド全開の展開で、さらに中島ゆたかさんの歌声が響くというおまけもあります。
既にハード編をゴリさんから受け継いで久しいドックが、安定した動きを見せます。
ハワイロケの部分はほぼボスとドックの捜査シーンのみですが、復帰後はほとんど外出シーンすらなかったボスの本当に久々な捜査シーンを観ることができます。

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