北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

風来旅in札幌 「サイロが残る牧歌風景の残像 VoL1」

2016-07-22 | 風来旅
「花菖蒲園」への途中に建っている八絋学園農業専門学校の牛舎や、今でも現役で活躍中のサイロを
見て、何とも旅情豊かな「ザ・北海道」が、市内や近郊にもまだまだ牧歌風景の残像が残っている。


八紘学園栗林記念館と同じく、八絋学園内にあるこの畜舎とサイロは明治後期に建てられ、サイロは
昭和18年頃に一度改築され現在の姿になったと伝えられている。



時を重ねた札幌軟石の趣ある姿に、トタン屋根の赤が彩りを添えており、背景となる樹木のみどりが
牧場風景をさらに引き立てている。周囲が住宅街へと変わる中で、広大な牧場が開かれていた時代
からの時の流れを感じさせ、地域のシンボルとして親しまれている。

元は吉田牧場の畜舎とサイロで、札幌軟石積みの躯体に赤い鉄板葺きの屋根が、牧場の緑の中に映える
いかにも北海道!という、牧歌的で美しい風景。札幌景観資産の木造平屋建ての畜舎と石造りのサイロ。
せっかくの機会、ひと回りしてみよう。










すぐ近くの敷地内には、ドストエフスキー原作の「白痴」を黒沢明監督が札幌を舞台に撮影したロケ地が
あり、昭和26(1951)年に公開されたそうだ。映画の中で登場する森雅之演じる主人公と彼に心惹かれる
女性、久我美子が雪の中の牧場に立つシーンが、ここ八紘学園の、この路とか。




次回も、もう少しこの辺りを散歩してみよう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿