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■「世界一危険な基地」という神話■
沖縄問題を語るとき、沖縄の地元紙が流布させたデマをお題目のように唱えるフレーズがある。
そのフレーズを聞いた瞬間、論者は「沖縄に申し訳ない」といった情緒的反応を示す。 そしてたちまち論理的思考能力を喪失し得たいの知れぬ「沖縄の思い」の前に平伏してしまう。
そのお題目を列挙すると、思いつくだけでもこの通り。
「沖縄は日本で唯一の地上戦を経験した」
「人口1%沖縄に日本の75%の米軍基地が集中」
「住宅密集地域に隣接する普天間基地は世界一危険な軍事基地基地」等等・・。
確かに航空写真で見る普天間飛行場は、住宅街の中にある。
だが、住宅街に隣接した飛行場は民間飛行場を含めると、例えば羽田、伊丹のように全国いたるところで見られ、何も普天間飛行場に限ったことではない。
■ラムズフェルドの失言?■
それが何故普天間飛行場だけが「世界一危険な飛行場」というレッテルを貼られるのか。
それはブッシュ政権の頃「戦争は行け行けどんどん」の強面のイメージを持つあのラムズフェルド国防相(当時)が同基地を視察した際、
同行した地元記者の誘導尋問に乗って「(普天間基地は)もっとも危険な基地である」とうっかり発言したことが一人歩きしたためと思われる。
それ以前にも日米両政府政府の要人が何度も視察しているが、普天間基地だけが取り立てて危険な基地である、との発言はない。
ちなみに筆者は現在宜野湾市の普天間に移転して一ヵ月半になるが、普天間基地の脅威を感じたことは一度もない。
さらに言うと、以前に済んでいた浦添の前にも宜野湾市の普天間基地の直ぐ側に住んだことがあるが、そのとき宜野湾市から浦添市に移転した理由は基地騒音ではなく近所にハブが出没したため連れ合いがパニックを起こしたのが理由であった。
■普天間基地は世界一安全・・・現地司令官発言■
ところで今朝の沖縄タイムスにはラムズフェルド元国防相の「世界一危険な軍事基地」に真っ向から反論する普天間基地司令官の談話がAP報道として掲載されている。
普天間飛行場 司令官「運用問題ない」
AP報道 安全に操縦と認識
米軍普天間飛行場司令官のデール・スミス大佐は5日、「われわれは現在の場所で何の問題もなく運用している」と述べ、宜野湾市内で運用を継続することに支障はないとの認識を示した。 インタビューしたAP通信が6日報じた。 スミス大佐はプロフェッショナルでストレスはない。 世界中のどの地域より安全に航空機を操縦している」と述べた。
危険性指摘「言い掛かり」
また「安全策を拡充しており、普天間飛行場が安全でないというのは間違っており、言い掛かりだ」と述べ、地元の理解を得るため、さまざまなイベントを開催したり、地元に溶け込もうとしている」と説明した。
同飛行場ヘリコプター部隊のロバート・ブラウン大佐は「日曜日は運用していないし、午前7時~午後11時までの飛行は許可されている。 出来る限り速く高い高度に達するように努力しており、住宅街の上を飛行するの派僅か1~2分間だ」とのべたという。
AP通信によると、スミス大佐は、移設先を模索する政府間交渉にはコメントを避け「どのような将来になるか推測にしかすぎないが、事実として普天間はここにあるということだ」と」述べた。(沖縄タイムス 2010年3月7日)
さぁ、大変なことになった。
沖国大ヘリ墜落事故直後の普天間基地視察で、当時のラムズフェルド国防相が口を滑らした「世界一危険な基地」に対して、
現場の司令官が「世界一安全に飛行機を操縦している」と反論し、沖縄紙が作り上げてきた「世界一危険な基地」の神話を真っ向から否定したのだ。
確かに普天間基地の事故といえば沖国大のヘリ墜落事故が上げられるが、幸いにも、死傷者は一人も出ていないし、発言者のスミス大佐は住民との融和を図るため市民マラソンなどには自らランナーとして住民と共に走ったりしている。
それに肝心の普天間住民(現在は筆者も含まれるが)の「危険だ!」という声はあまり聞かれない。
私事で恐縮だが筆者の三女は沖縄国際大学卒だが、在学中一度も騒音被害や危険を認識したことがないし、同窓生のほとんどは同じ認識だという。
■小林よしのりさんが普天間第二小学校の取材に■
1月に行われた名護市長選挙の取材で、小林よしのりさんが来沖したが、そのとき「普天間基地の騒音で悩む」普天間第二小学校にも訪問し取材した。
耳を押さえて空を見上げる生徒の上を覆いかぶさるように飛行するヘリ軍団の騒音・・・このようなシーンを期待して長時間シャッターチャンスをうかがったが、残念ながら学校訪問中はヘリの飛行は目撃できなかったという。
筆者も小林さんと面談する機会を得て、沖縄の事情を縷々話したつもりだったが、「生よしりん」と面談したのは今回が初めてであり思ったことのどれだけ理解してもらえたやら。
面談の途中で昼食時間になったのでおいしい中華料理をご馳走になったから言うのではないが、
「生よしりん」は、まっすぐ相手の目を見て真剣に相手の話を聞いてくれて、特に沖縄に対しては、言論封殺魔が言うように「金儲けのためではなく」(金儲けが悪いとは言わないが)、損得抜きで沖縄に接しているという感じがした。
「普天間基地は世界一危険な軍事基地」というのは、沖縄紙がねつ造したデマであると思う方、
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関連エントリー:沖国大ヘリ墜落 事故と虐殺の混同!主客転倒の基地移設論
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親が変われば子供も変るー親学のすすめ
第6回「親学」講演会
講師:明星大学教授 高橋史郎先生
親は子供にどう関わるべきか。
「人生最初の教師」となる親の責任が問われている。
親として子供の発達段階に応じて、どのように人格形成を図っていくかを学び、その為には、
家庭で配慮すべき事は何か。母親と父親の役割は何か等、成長に応じての関わり方を模索
する「親学」が求められています。親学推進協議会理事長の高橋先生を講師に、今回、中部の地で親学の学びの場が開かれます。ふるってご参加下さい。
※「親学」は「親としての学び」と「親になる為の学び」の二つの側面から学んでいきます。
●入場料:1000円
●とき:2010年 3月14日(日) 午後2時開演
●ところ:うるま市健康福祉センター 「うるみん」 3F ホール
TEL:098-973-4007
【講師のご紹介】高橋史朗先生
昭和25年生まれ。早稲田大学大学院修了後、米スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、臨時教育審議会(政府委嘱)専門委員、神奈川県学校不適応対策研究協議会専門部会長、その他、現在:明星大学教授、埼玉県教育委員長、感性・脳科学教育研究会会長、親学推進協会理事長、親学会副会長
事務局 TEL098-889-1305、2023 FAX098-889-6496
※この「親学」講演会は、競艇の交付金による日本財団の助成金を受けて実施します。