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狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄タイムスが「石垣市長暴行疑惑」を報道!

2009-11-04 17:59:15 | 資料保管庫

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沖縄タイムス 2009年11月4日 

ネット上告発で 大浜市長告訴へ

「一方的な中傷」

【石垣】大浜長照石垣市長は3日、記者会見を開き、元市職員の女性が7年前に大浜市長から市内居酒屋で暴行を受けたとインターネット上のブログ」で告発していることについて、「事実と合わない一方的な誹謗中傷」と述べた。 弁護士はプロバイダー(接続業者)を特定し、早ければ年内に名誉毀損で刑事告訴すると明らかにした。 3人の弁護士のうち、宮城和博、笠原静夫の両弁護士が同席、ブログでの告発は10月中旬から始まったが、大浜市長は「準備にいろいろかかり、(市民への説明が)が今日に至った」と話した。 「裁判や捜査への影響」を理由に質問を受け付けず、会見は約7分で終わった。 同ブログの内容のどの部分が事実と異なるかなど、細かい説明はなかった。 
野党系市議10名でつくる政策グループは2二日、「市民が動揺している」と訴え、市長に報道機関を通じた説明を求めていた。

                    

サラの日記 によると、沖縄タイムスはこの期に及んでも、大浜市長側の一方的意見のみを聞いて、当事者であるサラさんには電話一本の取材さえせずに記事にしたという。

これでは沖縄タイムスは、明らかに大浜市長の代弁者としての役割りしか果たしていない。

当然サラさんのコメントは一言も載っていないが、

市長のコメントで、市民への説明が今日まで延びた理由を、

「準備にいろいろかかり」

という弁解もも不可解である。 

これまで再三説明の機会がありながら、これを逃げていたのはどう説明するのか。

一体何の準備が必要だったのか。 

市長自身が身に覚えがなく、潔白だと主張するならなら、

「ブログはデタラメであり、事実無根である」との一言で済んだはず。

「準備にいろいろかかった」との弁解は、それなりのもみ消し工作で時間がかかったと勘ぐられても仕方がない。

忘れてはならないのは今回のサラさんの告発は一人の私人への告発ではなく、石垣市長という公人に対する告発であること。

だとしたら、もっと早い時期に公人としての説明責任を果たすべきではなかったのか。

 

漏れ聞く情報によると3日の記者会見も、地元のマスコミだけを対象にしており、わざわざ取材に駆けつけた本土のマスコミは全て締め出されたという。

公人たる市長が、説明責任を果たさず、いきなり刑事告訴でブログを差し止める訴訟を起こすことは、

単なる名誉毀損訴訟を逸脱して、権力者が一私人の言論を封殺するという言論の自由に関わる重大問題に発展する可能性もある。

日本国憲法は、その第二十一条でこう謳っている。

集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

権力者が事前の説明責任を果たさず、いきなりブログ閉鎖行為をするならば、これ権力者による検閲にも等しい。

すなわち日本全国の数百万のブロガーの言論封殺をも意味することになる。

 

■韓国人の「性被害者」には優しい沖縄タイムス■

サラさんの性被害の記事が小さなベタ記事だったのに対し、同じ日の沖縄タイムスは文化面7段を使った写真入の囲み記事で、

人権派ライターの次のような大見出し記事を掲載している。

これを皮肉といわずに何と言おう。

性暴力を許さない決意

真実記録し伝える責務

《・・・・レイプなどの性被害に対しても、被害を受けた側の落ち度を問う社会の態度の前に、(被害者は)思慮や用心が足りなかったのではないかと女性自身も思い込まされてきたものである。 しかし、今は違う。 性暴力を許さない、という女性たちの決意と覚悟はじわじわ広がりつつある。・・・》(山城紀子 フリーライター)沖縄タイムス 11月3日 16面

記事は韓国の慰安婦が日本軍にレイプされたといった記事が延々と続くが、この手の問題では大活躍の人権派女性識者の高里鈴代氏の名前も出てくる。

サラさんが孤立無援の戦いを継続している一方で、外国の女性の「性被害」には敏感に反応し、このようなフォーラムを開く沖縄。

60数年前の慰安婦の意見を聞く前に、地元の主婦が権力者の「性暴力」で悩み、孤立無援の戦いをしていることに救いの手を差し伸べる気はないのか。

全く違う世界が沖縄には二つ存在するような皮肉に満ちた二つの記事である。

繰り返し紹介する。

米兵の犯罪には敏感で、革新市長の暴行疑惑には鈍感な人権派の面々。


 
写真は右から、糸数慶子参議議員(サラさんの兄の冤罪事件で労働組合を扇動した)、高里鈴代那覇市議(大浜市長夫人の親友)、他は省略。
 
彼女達を駆り立てたのは勿論、沖縄タイムス、琉球新報のウソの報道である。
 
ちなみに、容疑者の二人の米兵は沖縄署で身柄確保し、長期間に渡る取調べの結果、不起訴釈放になったが、「別件」で身柄を米軍に引き渡している。
 
仮に百歩譲って「事件」が実際にあったとしても、「婦女暴行事件」が連日新聞の一面を飾り、号外を出すような報道は狂気の沙汰としか言いようがない。


 

サラの日記 によると、沖縄タイムスは大浜市長の主張のみを聞いてサラさんには電話取材さえせずに記事にした。

一方、八重山毎日新聞は、電話でサラさんに取材し、サラさんの意見も聞いたうえでこれを記事にした。

新聞社としてこの違いの差は限りなく大きい。

11月
4日
2009

大浜市長「事実無根」と否定 性的暴行ブログ書き込みAdd Star

名誉棄損で刑事告訴方針

 大浜長照石垣市長は3日、元市職員の女性が自身のブログで市長から性的暴行(未遂)を受けたと書き込んでいる件について「事実無根である」と否定、名誉棄損で刑事告訴する意向を明らかにした。官公労職員会館で弁護団2人とともに会見して発表した。

 弁護団は、ブログの発信者やプロバイダーに対し年内にも刑事告訴する方針を示し、ブログの削除を求める仮処分の手続きもとっていることを明らかにした。
 元職員の女性は10月15日以降のブログで、2002年9月16日明け方、市主催敬老会の打ち上げの3次会の会場となった料理店で市長から暴行を受けたとしている。

 会見で大浜市長は「一方的にひぼう中傷されているが、法的対抗措置をとるため準備にかかって今日に至った」と説明、「この件に対しては法廷で裁いてもらおうという態度で一貫していきたい」と述べた。
 弁護団は笠原静夫氏(東京弁護士会)、宮城和博氏(沖縄弁護士会)ら3人を予定。「石垣市長をひぼう中傷し、政治的に陥れようと企図したと認められる事案。疑いのない悪質かつ重大な名誉棄損事件。刑事告訴により、犯行の動機、背後関係を含む全容が解明されることを望む」との見解を示した。

 会見ではブログの内容に関する質問は受け付けなかった。宮城弁護士は「刑事告訴する中で市長に対する取り調べも行われる。その中で真相を明らかにしたい」と述べるにとどめた。
 一方、八重山毎日新聞社の電話取材に対し、元市職員の女性は「全面的に戦いたい。いったん出した真実は隠すことはできない。命をかけて対応する」と全面的に争う構えをみせている。

                                               ◇

 

【付記】

心臓に病を抱えたサラさんが、石垣市に巣食う「全体主義」を告発しています。

にわかには信じられない、ビックリ映像です!

1/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

2/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

3/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

 

【大高未貴】沖縄・石垣市長レイプ疑惑について[桜H21/10/29]

【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問う[桜H21/11/2]

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続・星雅彦氏が『鉄の暴風』を批判!沖縄県史も偏向記述

2009-11-04 07:00:57 | ★集団自決

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
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■沖縄県史の編纂にもイデオロギーが・・・■

沖縄二紙に出てくる沖縄戦の日本兵は、沖縄住民を虐殺するのが目的であるかのよう「残虐非道の日本兵」として報じられ、本来の敵である米兵への視点が完全に欠落している。

沖縄紙が報じる沖縄戦とは「沖縄住民vs日本軍」という構図である。

沖縄タイムスなどは、「戦艦大和も沖縄住民を虐殺のため派遣されたのであるから、途中で撃沈されたのは喜ぶべき」といった「識者」の論文を平気で掲載するほど異常な論調である。

 

沖縄の新聞が日本軍に対する「悪意」と「恨み」に満ち溢れていることは、良識ある読者なら先刻周知のことであるが、

「沖縄県史」や「村史」等の公的出版物には沖縄紙に見られるようなイデオロギーの入り込む隙間はないものと信じられていた。

沖縄県史の編纂にも関わった星雅彦氏が、「沖縄県史」に県民があ抱くこの淡い幻想を見事に打ち砕いてくれた。

「県史」よお前もか!

そういえば読谷村史の編纂にも安仁屋沖国大名誉教授などが関わっており、

沖縄では「活字のある所に左翼あり」という言い伝えが、さらに真実味を帯びてくる。

昨日引用した『正論』の星氏の論文に登場し、星氏に「日本兵の善行は書くな」と詰め寄る県資料編纂所の職員のイデオロギー塗れの言動は、

星氏自身が県史の編纂に関わっただけに、真実味を伴って読者に強く迫る。

この記述は、新聞や県史も含めて沖縄で書かれた沖縄戦記のほとんどが、イデオロギーに染まっているということを証明する貴重な証言でもある。

以下は再度の『正論』12月号のイデオロギー該当部分引用です。

《私が同書に疑問を持つようになったのは、県資料編纂所が刊行する『沖縄県史第九巻 沖縄戦記録ー』の執筆のため、北谷村から南部・中部の集落を回って聞き取り調査をしたことがきっかけだった。

あれは確か1970年の暮れのことだった。 私は県資料編纂所の職員のAとBの訪問を受けた。 Aは私の書いた原稿について「なぜ日本兵の善行などを書き入れるのか」と詰問してきたのである。 取材は各区長の家に集まってもらい、これを記録するという形で行った。 取材は私一人ではなく資料編纂所の名嘉正八郎と一緒であった。 この取材で日本兵が住民を助ける話も幾つか出たので「そういうものも記録すべきだと思った」とだけ答えた。 

因みにAはマルクス主義で、一つのイデオロギーに全ての物事をはめて判断しようとする傾向があったのだ。
この取材を通して私は『鉄の暴風』は、日本軍を「悪」とするために創作された、ノンフィクションを巧みに交えた推理小説風読み物ではないかと考えるようになった。 そこには日本軍部と国民、また日本軍と沖縄住民を二極に分離させ対立させる仕掛けが巧みに織り込まれているのである。 まさしく江藤淳が『閉ざされた言語空間』で指摘したように、日本と米国の戦いを、日本の「軍国主義者」と「国民」との戦いにすり替えようとする米軍の底意が秘められているのである
。(190~191頁)》

『正論』12月号 目次  

 

【付記】

沖縄タイムスが、「石垣市長婦女暴行疑惑」をベタ記事ながら今日の朝刊で、やっと取り上げた。

とりあえず見出しだけを紹介する。

沖縄タイムス 2009年11月4日朝刊 社会面

ネット上告発で

大浜市長告訴へ

「一方的な中傷」

 

【付記】2

チャンネル桜が石垣市に巣食う「全体主義」を告発しています。

にわかには信じられない、ビックリ映像です!

1/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

2/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

3/3【石垣島の闇】沖縄・石垣市長レイプ疑惑を問う[桜H21/10/26]

  


【大高未貴】沖縄・石垣市長レイプ疑惑について[桜H21/10/29]

【大高未貴現地報告】「石垣市長強姦未遂」疑惑を問う[桜H21/11/2]

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
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速報!石垣市長が記者会見!【追記】あり

2009-11-03 15:55:41 | 未分類

 

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【追記】が文末にあります。

 

緊急情報です。

本日3日の午後5時30分、石垣市庁舎の記者会議室で弁護士同席で、大浜石垣市長が「婦女暴行疑惑」について記者会見を開くとのこと。

まさか今日は「歯科検診の日」ではないでしょうね。

 

一昨日のエントリーで市議による「市長の婦女暴行疑惑」に関連して次のように書いた。

当局による事件化はされていないとはいえ、公人である市長を同じく公人の議員団が市長の犯罪疑惑を追及した。 それだけでも選挙民としては看過できない重大事件である。 その場面にメディアが同席していながら、いかなる形にせよ、これを報道せず、黙殺するようであったら、地元メディアはもはや存在していないのも同然である。(明日、石垣市議が市長を追及!チャンネル桜がサラさん支援を宣言

結局、市長は「眼科検診」を理由にドタキャンしたわけだが、予想されたとおり、本日の沖縄タイムス、琉球新報はこれを一行も報じていない。

この瞬間沖縄タイムスと琉球新報はジャーナリストとしての誇りに訣別をした。

映像メディアとしてチャンネル桜が全国でも唯一社で孤軍奮闘しているが、

読者の情報によると八重山毎日が市長のドタキャンを報じて、辛うじて地元紙の矜持を保ったという。

kentarouさん、Unknownさんによる八重山毎日の今朝の記事。

《「婦女暴行疑惑報道の説明を」
 颯新21が市長に申し入れ
市議会の政策グループ「颯新(さっしん)21」の今村重治代表ら市議7人は2日午前、市役所庁議室で黒島健副市長に会い、「大浜長照市長の婦女暴行疑惑報道に対し、説明を求めることについて」とした文書を手渡した。
5日までに説明するよう求めており、黒島副市長は「市長に手渡します」と答えた。
今村代表によると、10月30日に面談を申し入れ、大浜市長が応じることになっていたが、「市長は眼科の診察のため休む」との連絡があったという。
今村代表は「いきなりキャンセルされ、困ったが、対応を見たい」と話した。》

石垣島という人脈の絆の入り組んだ地域で、活字メディアとしては初めて「大浜市長の婦女暴行疑惑」を記事にした八重山毎日新聞の勇気は大いに評価に値する。

今後も八重山毎日続報を流して地元紙の底力を示して欲しい。

 

【追記】

遂にRBCが放映したようです。

名誉毀損による訴訟とのことですが、

これで大浜市長は二度と立ち上がれなくなるでしょう。

 

http://www.rbc-ryukyu.co.jp/rnews.php?itemid=25721#more

大浜石垣市長 インターネット上の噂を否定(RBCニュース)
更新日:11月 3日火曜日

 石垣市の大浜市長に暴行されたと訴える女性のブログがインターネット上で騒ぎとなっている問題で、石垣市の大浜市長が3日会見を開き、ブログの内容を強く否定しました。

 大浜市長は3日、弁護士を伴って会見を開き、ブログに書かれているような事は事実無根であると強く否定しました。
 この問題は大浜市長に暴行されたとする女性のブログが公開され、インターネット上で大浜市長を批判する書き込みなどが急増し騒ぎとなっていたものです。
 弁護人は「悪質、かつ重大な名誉棄損事件」として情報発信者を名誉棄損で刑事告訴し、インターネットから情報を削除するよう求めていくとの方針を示しました。
ニュース映像

 

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星雅彦氏が『鉄の暴風』を批判!『正論』12月号論文で

2009-11-03 06:48:12 | ★集団自決

  

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速報!大浜市長、再び遁走す!

2009-11-02 16:53:34 | 資料保管庫

 

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大浜市長、再びドタキャン!

大浜石垣市長は、本日11時30分に石垣市役所の会議室で行われる予定だった市議会議員への説明会をドタキャンしたもよう。

代わりに副市長が出席し、ドタキャンの理由は「大浜市長は緊急入院」とのこと。

大浜市長はまたしても遁走しました。

詳報は入り次第報告します

引き続きご支援お願いいたします。

大浜市長の態度は自ら罪を認めたものと思う方、

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続・戦陣訓の神話

2009-11-02 10:08:35 | ★集団自決

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戦陣訓軍命説の神話の続編です。

◆「ビルマの竪琴」という映画を見た。

大戦末期のビルマ。

ビルマからタイへ逃れようとしていた井上部隊は、 そこで戦争の終結を知り、 イギリス軍に降伏し、 捕虜収容所へと送られることになる。

疲れきった隊員達の心を唯一慰めるのは、 水島上等兵の奏でる美しい竪琴の音色。そんな中、 未だに徹底抗戦を続ける友軍を説得する任務を水島が任されることになった。

しかし、 彼の説得は受け入れられず、 友軍部隊は全滅する。

1人生き残った水島はおめおめと原隊に戻る事が出来ず、そのまま姿を消してしまう。

やがて収容所に着いた井上隊は、 そこで水島とよく似た僧侶に出会う。

「水島、一緒に日本に帰ろう」と柵の中から呼びかける戦友達の声に寂しそうに顔をそむけて立ち去る僧衣の水島の姿が印象的。

彼は、 戦死した日本軍の霊を慰めるため故国への帰還を拒絶してビルマに残ったのだ。

彼が帰国を拒否してビルマに残った心境は何だったのか。

投降説得に失敗して友軍を全滅させてしまい、ただ1人生き残ってしまったことだった

そう、「恥ずかしながら」生き残ってしまったのだ。

 

◆横井軍曹や小野田少尉そして水島上等兵は「仲間」が全滅し自分だけが生き残ったことに「恥ずかしながら」或いは「申し訳ない」という心境だったと推測できる。

だが、彼らが一つだけ救われるのは「仲間」が全滅したのは、敵であるアメリカ軍の攻撃による戦死だったことである。

ところが「全滅」から生き残りながらも救われない人々がいた。

◆沖縄慶良間島の「集団自決」を生き残った人達である。

彼らの「仲間」は敵米軍の攻撃による戦死ではなく、お互いの手で親兄弟、或いは知人縁者を「全滅」させたのだ。

「恥ずかしながら」や「申し訳ない」では済まされない。

「贖罪意識」を胸に秘めて戦後を生き抜かねばならなかった。

例え戦時中で敵に取り囲まれ無差別攻撃を受けたパニック状態の出来事だとは言え、

自分の手にかかって「全滅」した「自決者」のことを考えると、理由はともあれ集団自決体験者が「贖罪意識」に駆られるの当然のことだろう。

「集団自決体験者」の「贖罪意識」に巧妙に入り込んだのが、

左翼学者集団の「反日思想」である。

「残虐非道の日本軍」という左翼の扇動に集団自決の生き残りの人々が引き込まれていくのは自然の成り行きであり、結果として「軍の命令説」が形作られていく。

「体験者達」は「軍の命令で仕方なく」親兄弟、知人縁者を手にかけたと主張することで、心の奥に潜む「贖罪意識」は少しは緩和されたのだろう。

これに「援護法」の適用の問題が絡み、更に問題を複雑にしていく。

                      ◇

グアム島の生き残りの横井さんが帰国した時、マスコミは「恥ずかしながら生きて帰った」と言う発言に対し、

マスコミは、それまであまり聞かれることがなかった戦陣訓という「点」と「横井さんの帰還」という点を強引に線で結んで一つの「面」を創造し報道した。

それは「生きて虜囚の辱を受けず」の精神に横井は縛られていたかのような報道だった。

「戦陣訓神話」が誕生し瞬間であった。

ところが、自らも陸軍にいた司馬遼太郎氏は戦陣訓について、

戦陣訓という訓令があるとは知っていたが、どんな内容であるかは全く知らなかった。その程度のものだった」と、

自らが理解できない出来事(横井氏の帰還)に明確な原因と結果を求めたがるマスコミの姿勢を批判した。

同じく陸軍経験のある山本七平氏も戦陣訓については次のように明言し、戦陣訓の影響は戦争を知らない戦後の人々の後知恵であると喝破している。

<たとえば横井さんが出て来たとき、すぐにその原因は戦陣訓ということになり、私自身も取材を受けたが、私は戦陣訓など読んだことはないし、部隊で奉読されたこともないと言っても、その人は信用しない。私は自己の体験を語り、その人は戦後生まれで軍隊を知らないのに信用しない。>(「私の日本軍」より)

陸軍経験のある多くの作家が戦陣訓について、司馬遼太郎氏と同じようなことを書き残しているが、安岡章太郎氏は前記山本氏を補足して次のように解説している。

≪ 戦陣訓に戻っていえば、私自身も一年半の軍隊生活で戦陣訓を強制的に講義されたりしたことは一度もない。それは軍隊内で、いわば体よく無視されていたと言えるだろう。
 しかるに現代のマスコミは、なぜ戦陣訓を重視したがるのか?それは山本氏も言うように、戦陣訓は実は当時のマスコミにかつぎ上げられてマスコミの中だけで拡まっていたものであり、それは現代のマスコミにも体質的に通い合うものがあるからではないか。」≫

                      ◇

◆「沖縄慶良間島の集団自決は軍の命令或いは強制によるものだ」と、主張する勢力は、これまでの論争の中で「軍命があった」という客観的証拠や、証言が無いと分かると戦術を変更し、「軍命の有無は問題ではない」と論点をすり替え始めた。

その論点すり替えの論拠が、

「軍官民共生共死」、「皇民化教育」、そして「戦陣訓」という三つキーワードであった。

ところが今回文科省が出したとされる指針によると、

日本軍だけが住民に「集団自決」を強制したと読み取れる表現を事実上、禁じている。 一方で「集団自決」が自発的な死ではなく、住民が「『集団自決』せざるを得ない状況に追い込まれた」ことは認め、その「背景・要因」を詳細に記述するよう促している。」(「軍だけが強制」禁止/文科省指針 全容判明

つまり、文科省指針は、これまで「軍命あり派」が「命令、強制」の根拠にしていた「軍官民共生共死」や「皇民化教育」といった左翼用語を使用しても(背景・要因)、日本軍だけが「集団自決」を強制したと読み取れる表現を禁じたのだ。

「軍命あり派」にとっては表現上非常に困難な立場に追い込まれたことになる。

>沖縄戦において「戦陣訓」は住民にも浸透していた。

沖縄在住の戦史研究家・奥茂治氏は「沖縄では戦時中といえども戦陣訓の『生きて虜囚の云々』は殆ど知られていなかった」と証言している。

「生きて虜囚の・・・」が初めて沖縄で知られるようになったのは、
昭和19年頃沖縄で放映された戦意高揚のニュース映画のアナウンサーの声で、初めてそんなものがあるのだと知られるようになったと言う。

そういえば、物故した筆者の父も生前、晩酌等などで御機嫌の時、戦時中に「教育勅語」を暗記した例は話していたが「戦陣訓」の話を聞かされた記憶は無い。

                    ◇

戦陣訓の「生きて虜囚の・・・」が亡霊のように甦ってきたのは戦後30年近くたって日本国民を驚かした横井さんや小野田さんの帰還により、主として朝日新聞を筆頭にした左翼マスコミによって作り上げられた「誤解」であり、捏造された歴史認識である。

そしてひとたびマスコミを通じて一人歩きを始めた「誤解」は、一つの「歴史認識」として左翼学者の「歴史解釈」に多大な影響を与えた。

沖縄の左翼学者は横井さんや小野田さんの例と同じく、

「歴史事実」である「集団自決」(点)と「戦陣訓」(点)の間を強引に線で結び、「沖縄戦において戦陣訓は住民にも浸透していた」という戦後の誤った解釈で次の結論をひねり出した。

「軍命による集団自決」、

つまり「歴史の誤解」をでっち上げたのである。

 

「付記」

戦陣訓の本訓その二 第八「名を惜しむ」項

恥を知る者は強し。常に郷党家門の面目を思ひ、愈々奮励して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ。


【意味】
「恥を知る者は強いものだ。ふるさとの親類や家族の体面を考えて、(軍規に反して略奪や暴行などを行い)(憲兵に)捉えられてて収監されたり、死んでまでも罪人として扱われるような行動をしてはならない。」

「虜囚」は囚人であり、犯罪者の意味を持つ。

「俘虜」は捕虜の意味を持つが犯罪者の意味はない。

虜囚と俘虜という似た意味を持つ言葉を等式で結び、「犯罪を犯すな」、と「捕虜になるな」とを同じ意味に捉えるのは捏造である、と下記ブログで論証しています。

確かに、「生きて虜囚・・・」と言っても「生きて俘虜・・・」とは言っては居ない。

 

 

◆【付記】1:

雑誌『正論』12月号で星雅彦氏(『うらそえ文藝』編集長)が『鉄の暴風』の批判論文を寄稿!

『正論』12月号 目次

 

◆【付記】2:

明日のエントリーで『正論』12月号掲載の星雅彦氏の論文のキモの部分を一部抜粋紹介します。

 

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明日、石垣市議が市長を追及!チャンネル桜がサラさん支援を宣言

2009-11-01 15:54:55 | 資料保管庫

 

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既に読者のalphaさんがコメント欄で、ご紹介のように「石垣市長婦女暴行疑惑」は、事態が大きく進展しており、石垣市議会議員が疑惑の究明に立ち上がったようだ。

さらにチャンネル桜も、重篤な心臓の病を抱えて入院しながら、孤立無援の戦いを継続中のサラさんを全面的に支援するとの水島代表の声明文を発表した。

明月曜日の午前11時30分、市庁舎の会議室で十数名の市会議員が市長を問いただすアポイントを取ってあると聞く。

当日はチャンネル桜も前回同様大高キャスターが石垣島に飛ぶ予定だが、県内メディアも参加するとのこと。

当局による事件化はされていないとはいえ、公人である市長に同じく公人の議員団が市長の犯罪疑惑を追及する場面に同席して、いかなる形にせよ、地元メディアがこれを報道せず、黙殺するようであったら、地元メディアはもはや存在していないのも同然である。

明日の動きに全国の心ある国民が注目している。

以下は桜・ニュース・ダイジェスト・最新版からの引用です。

                   ◇

「『沖縄・石垣市長強姦未遂』疑惑について」

                   日本文化チャンネル桜代表 水島 総

前代未聞、日本裁判史上最大のNHK集団訴訟が、一部のマスメディアを
除いてほとんど報道されていない。
それと同様、沖縄県石垣島の大浜長照市長の強姦未遂事件を報道したのはチャンネル桜だけで、我が国マスメディアは沈黙したままである。
戦後日本の著しい「言語空間」の閉鎖性を余すところなく曝している現実である。 

この大浜石垣市長は、以前、「自衛隊は殺人装置」と発言して物議を醸し、後にしぶしぶ「訂正」したものの、沖縄左翼の間では「英雄」視されている人物である。

石垣島は水も食料も独自で自給出来る島だが、彼は石垣港に海上自衛隊の艦船が寄港することを拒否しており、自衛隊の駐屯も許していない。
八重山防衛協会の人の話によると、水や食料が自給自足できる島は、
軍事的に考えれば、敵に占領されると、外からの補給に頼らないで済むから、大変強固な基地となるという。
敵がどうしても占領したくなる島なのである。

石垣島の人口は約四万八千人程度だと言われているが、石垣島には自衛隊員は募集係の数人だけだから、敵に占領されると、島に住む約五万人が人質となり、ほとんど手が出せなくなる。
八重山警察署の警察官の数も、国境の島である与那国島人口約二千人に警官二人、自衛官ゼロであるのと同様、八重山群島に散在する全て合わせても九十五人程度である。

この「反戦」市長は、安全保障こそ最高の「福祉」なのだということが全く考えられず、自衛隊や米軍が島にいなければ、平和の島なのだと固く信じているようだ。
石垣市作成のパンフレットを見たが、セクハラ、パワハラの無い、平和と福祉の島というのが謳い文句だった。

その市長が、当時市職員だった女性サラさん(仮名)を飲み屋の小座敷に連れ込み、三十分以上にわたって強姦しようとした。
彼女は四人の子供を育てている母親でもあった。
市長はだいぶ酒を飲んでいたらしいが、こんなことはどんな状況でも許されることではない。

詳しい状況は、彼女のブログ「サラの日記」を読んでいただくといいが、大浜市長は、彼女の「仕事」についての話があるのだと市職員の上司に伝えさせ、二次会、三次会と彼女を無理に連れまわし、挙句は市職員を帰して、午前四時頃、強姦しようとしたという。

何とか逃げることのできた彼女は、精神的にも肉体的にもショックを受けて、その朝、病院に行き、診察を受けた。
その記録もカルテも残っているはずである。

さらに、大浜市長は市長専用の電話から彼女に連絡し、脅しまがいの言葉で口封じをしようとしたらしい。
その電話記録も残っているし、何より、彼女の銀行口座に一方的に振り込まれた市長からの五十万円の金の証拠もある。
証拠はいくらでもあり、証人(となれる)人も沢山いる。

何よりも、その飲み屋の夫婦は、息子を市役所に就職させるために、市長の強姦行為を見て見ぬふりをしたどころか、手助けするような行為もしたと言われている。
強姦罪は、被害者の申告罪だが、暴力行為や監禁行為等々、刑事事件としても立件できる可能性が高い。

チャンネル桜の取材は、何も市長が左翼市長だからというだけで「告発」取材するのではない。
なにより、日本人として、人間として、恥ずべき不正行為をなした疑惑の市長の実態を報道し、被害者女性の無念と怒り、悲しみを併せて正確に報道することを目指している。
それがメディアの義務であり責務だと考えるからである。

これはイデオロギー以前の問題であり、小さいながら日本のメディアとして、思想信条にとらわれることなく、まず社会正義をきちんと貫くべきだと私は考えている。
同時に、同じ日本人として、被害者女性に、貴女はひとりぼっちではないですよ、世の中はまだ捨てたものではないですよ、真っ当な日本人もまだまだ沢山いますよと、日本社会の「情」を感じていただきたいのである。

同時に、左翼「英雄」市長の恥ずべき行為を隠蔽しようとする沖縄マスコミの実態と「閉ざされた沖縄言語空間」の現実を明らかにしたいと考えるのである。
左翼イデオロギーによって、事実を歪曲、隠蔽する体質は、現在のNHKの姿と共通する戦後日本の宿痾(しゅくあ)と言ってもいい。
ジャーナリズムの原点を忘れ、閉ざされた沖縄言語空間を暴露し、これを打破することこそ、日本のマスメディアの「閉ざされた言語空間」を打破することへとつながっている。

さて、チャンネル桜が「石垣市長強姦未遂」疑惑報道をしたことで、ついに石垣市議たちが立ち上がった。

月曜日には市長とアポイントを取り、石垣市庁舎の会議室で、この問題についての事実関係を問い質すことが決まったそうである。
メディアも参加するらしい。

私達チャンネル桜でも、大高キャスターと撮影スタッフを石垣に送り、これを撮影取材する予定である。
チャンネル桜の報道は、池に投げた小さな石だったかもしれないが、池の水がさざ波のように広がり、この疑惑に対する反応が、石垣島や沖縄全体に広がっている。

また、心臓発作の頻発や、時間と弁護士費用等の問題で、被害届だけで告訴を取り下げたと伝えられている「サラ」さんにも、チャンネル桜を視聴する皆さんを中心に、是非、訴訟費用をみんなで支えてやろうではないかとの声も広がっている。

日本はまだ捨てたものではない……日本人の気概と誇りを抱いた日本人はいる、正義と名誉を求める日本人は在る、それを証するのが、この「石垣市長強姦未遂」疑惑に対する私達の姿勢である。

十六年にわたって石垣市長として公共事業等の仕切りをすることで、絶対的な立場を確立してきた「地域ボス」が、立場の弱い非力な女性をセクハラ、パワハラで強姦しようとした犯罪「疑惑」が、今回の事件である。

先頭で戦うものは、あらゆる銃弾や風雨、誹謗中傷を浴びても、常に顎を引き、真っ直ぐ前を見据え、胸を張り、前進していかねばならない。

子供四人と心臓疾患を抱えた普通の主婦に、それを求めるのは余りに
酷である。

彼女は出来る限りの戦いを続けて来た。

見事に戦い、傷つき、倒れ、しかし、絶対に「降伏」をせず、戦い続けようと決意している。

しかし、彼女は疲れ、援軍を待っている。

私達日本国民は待たれているのだ。

チャンネル桜は、日本草莽メディアの誇りにかけて、それに応えたいと思う。

支援活動については、月曜日以降お知らせする予定である。


【事件の詳細についての参照ブログ】
「サラの日記」
http://yai-s0820.cocolog-nifty.com/blog/
「狼魔人日記」 http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925


                     ◇

 

◆【付記】

集団自決関連のニュース。

雑誌『正論』12月号で星雅彦氏(『うらそえ文藝』編集長)が『鉄の暴風』の批判論文を寄稿!

『正論』12月号 目次

 

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戦陣訓軍命説の神話

2009-11-01 07:54:00 | ★集団自決

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★【付記】2:

サラさんは依然としてブログ更新がままならぬ状況ですが、確実に取り巻く事態は進展しています。

その状況を代理人の方がアップするとの情報が入っています。

本日の「サラの日記」にご注目ください。

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