狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

国を売る暗愚の帝王、鳩山首相

2009-11-17 18:59:26 | 普天間移設

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沖縄タイムス 2009年11月17日 社説 

[政権公約とは何か]
政治不信招く外相発言


 マニフェスト(政権公約)とは何か。文字として書かれたものだけである。

 15、16の両日、就任以来、初来県した岡田克也外相は、かたくなにそう言い張っているようにみえる。政権公約を重視する民主党ではあるが、これは常識からはずれており、説得力がない。有権者の思いを裏切り、政治不信を高めるばかりだ。

 民主党の政権公約には、「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」とある。米軍普天間飛行場、県外、国外という文字はないではないか、というのが岡田氏である。

 確かにそうかもしれないが、民主党には沖縄版政権公約ともいうべき「沖縄ビジョン」がある。その中で普天間移設について「米軍再編を契機に、県外移転の道を引き続き模索すべきである。戦略環境の変化を踏まえて、国外移転を目指す」と明記している。

 鳩山由紀夫首相は選挙前から「最低でも県外」と明言した。有権者は、政権公約とそれに付随する幹部らの発言全体を勘案して投票したのである。沖縄の4選挙区で辺野古移設反対を掲げた候補者全員が当選した事実を忘れてはならない。選挙前に期待させて、政権を取れば、政権公約になかったといわれては言葉を失うばかりだ。

 鳩山首相は、オバマ米大頭領との首脳会談でも「選挙の時に、自分たちが沖縄県民に県外・国外への移設を申し上げたことも事実である」と率直に認めている。

 岡田氏が鳩山首相を飛び越える形で、県内に押し込めようとする真意が分からない。自身で県外移設を検討したこともないという。

 鳩山首相はオバマ大統領にも「沖縄県民の期待感が強まっている」と正確に伝え、その後も辺野古案を必ずしも前提にしない考えを示している。これから日米閣僚級の作業グループで協議を始めるのであるから、当然である。

 鳩山政権の支持率が高いうちに辺野古案で決着するのが得策と助言する普天間移設問題にかかわった外交評論家らの主張も聞こえてくる。書かれた公約を重視するのは分かるが、岡田氏が嘉手納統合案の可能性を探ろうとしているのは、辺野古案で決着するためのカムフラージュなのではとの疑念がぬぐえない。

 政治家の発言には責任が伴うのはいうまでもない。岡田氏の考えは野党時代からそうだったわけではない。

 過去の言葉を引かれるのは不本意かもしれないが、岡田氏は民主党代表だった2005年衆院選当時、普天間の県外、国外移設を目指す考えを鮮明にし「政治生命をかけて交渉したい」と言い切った。4年前である。だが、最近は「過去に検証されたものを再度行うことは、勘の良い人は『県外はない』と気付いたのではないか」と発言している。

 「3~5年あるなら別だが、限られた時間では県外はない」とも断言している。しかし、これは論理のすり替えにほかならない。

 「政治生命をかけて」県外の道を探ってほしい。

                                             ◇

普天間基地が住宅密集地に隣接しており、一刻も早く移設すべきということが県民の総意であることは間違いない。

だからこそ13年も前から日米で移設先を模索し、その結果合意を見たのが辺野古ではないのか。

上記社説では、遅まきながらも熱病から覚めて現実を見据えた発言をし始めた岡田外相を一方的に批判し、

その一方で宇宙遊泳のような現実無視の発言を続ける鳩山首相に期待をかけているようだが、

このまま鳩山首相が「県外」で押し通せば首相に逆らう岡田外相が更迭され鳩山首相の「県外」が通るのはいうまでもない。

ただ、岡田外相の断言する「3~5年あるなら別だが、限られた時間では県外はない」という言葉は事実であり、3~5年どころか下手をすると、振り出しに戻ってさらなる10数年を普天間市民を危険に曝すことになる。

この事実をタイムスは「論理のすり替え」というが、一番の被害者である普天間市民の安全は無視しして、当てもない県外を主張し、ジュゴンの声明を守ると扇動することこそすることこそ論理のすり替えではないのか。

さらに日米合意を反故にした結果生じる日米の信頼感の喪失、さらには日米安保破棄にも到りかねない外交の失態をどのように回復するつもりなのか、沖縄タイムスに問うてみたいものだ。

2009年11月17日 政治 

外相、「県外」検証せず 普天間移設【11月17日】

三連協との懇談の冒頭、あいさつする岡田克也外相(左)=16日午前11時すぎ、嘉手納町役場
辺野古沖案も示唆/「前政権で一定合意」


 岡田克也外相は16日、米軍普天間飛行場を県外・国外に移設する選択肢について、「少なくとも私の頭の中に具体的なものはない。防衛大臣やほかの閣僚がどう考えているかは、私もまだ確認していない」と述べ、一切検証していないことを明らかにした。那覇市内のホテルで開いた会見で述べた。

 一方、鳩山由紀夫首相は同日、記者団に名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に移設する2006年の日米合意案を前提とせずに、日米閣僚級ワーキンググループで協議する考えを重ねて表明、閣内不一致が鮮明になった。

 岡田外相は06年の日米合意について「自民党政権ですでに一定の合意がされている中で、白紙に戻して議論する選択は非常に難しい」と述べ、現行案の辺野古沖移設も示唆。

 その上で県外移設について「5年前だったらそういう議論は可能だった。白紙に戻ると8000人の海兵隊移転もその結果の基地返還もすべて白紙に戻る。政府として合意した以上、ある程度前提にせざるを得ない」とした。

 また、宜野湾市の伊波洋一市長は同日、記者団に「必ずしも年内に決める必要はなく、県民の思いを受け止めていろんな道を探してほしい」と辺野古沖への移設反対を唱えた。これに対し、岡田外相は「私は聞いていないが、市長が言うのは理解できない。飛行場周辺の住民の安全を考え、早期に移転させるのが議論のスタートなので驚きだ」と疑問視し、年内決着の必要性を繰り返した。

日米協議 きょう開始 WG

 米軍普天間飛行場移設問題に関する日米の作業グループ(WG)は17日午後、外務省内で初会合を開き、2006年の日米合意でキャンプ・シュワブ沿岸部への移設が決まった経緯の検証をスタートする。外務省が16日発表した。鳩山由紀夫首相とオバマ大統領は13日の日米首脳会談で、普天間移設問題について作業グループを通じ早期の結論を目指すことで一致しており、年末に向け日米間や政府内の駆け引きが本格化する。

                       ◇

video

普天間基地移設問題 閣内不一致が露呈する中、岡田外相が渦中の基地を訪問 FNNニュース

【動画ニュース】が鳩山内閣の迷走を要領よくまとめています。

FNNニュー⇒ttp://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00166700.html

普天間基地移設問題 閣内不一致が露呈する中、岡田外相が渦中の基地を訪問

普天間問題で、2006年の日米合意を前提とするかどうかをめぐり、鳩山首相はオバマ大統領との溝が表面化し、閣内での不一致も露呈する中、渦中の基地を訪れた岡田外相に対しては、地元からブーイングが上がった。
鳩山首相は「合意というもののもとにすべてを決めるという話であれば、議論する必要がなくなりますから」と述べた。
普天間基地移設問題で、日米合意を前提としないとした鳩山首相。
しかし、オバマ大統領は来日した際、「日米政府で達した米軍再編合意の履行のため、合同の作業部会を通じて、迅速に進むことで一致した」と述べた。
食い違いを見せ、溝が深まる日米関係。
一方、岡田外相は「政府として合意した以上、そのことはある程度前提にせざるを得ないと。すべて白紙に戻してというのは、それは非常に困難なことではないか」と述べた。

焦点となる日米合意。
2006年、普天間から名護市キャンプ・シュワブ沿岸への移設を条件に海兵隊8,000人のグアム移転などを合意したもの。
さらに結論の時期についても、鳩山首相は、2010年1月の名護市長選を見極めて判断するとしている。
年内に決着を目指すとしている岡田外相の考えは一致していない。(略)

                                            ◇

TBSの動画ニュースでは岡田首相はメロメロ答弁⇒普天間移設巡る日米合意、岡田外相は

 

メルマガ「頂門の一針」の「東大出の暗愚の帝王」より鳩山首相を述べてくだりを抜粋引用する。

昔、鈴木善幸首相はマスコミから「暗愚の帝王」と陰で呼ばれた。外交がまるで分からず、発言がブレ続けたからである。そこへ行くと普天間でブレ続け、日米同盟の本質を分かっていない点で鈴木に似ており、「暗愚の帝王再来」「東大出の暗愚「である。(略)

・・・鳩山は東大で足りず、アメリカの一流大学まで行って、他
人(ひと)のかかあまで盗んできて、暗愚の帝王である。産経新聞ワシ
ントン駐在編集特別委員の古森義久氏は「鳩山首相に欠けるのは防衛意識と価値観」と言っていますが、わたしは別だと思う。

大学を2つも出たのだから、学問は十分だ。だが世界観が定まっていない。
思想、哲学がない。信念に欠ける。「友愛政治」とか「不戦共同体」な
どは、厳しい国際情勢のなかでは「趣味」に過ぎない。

国際情勢に定見が無い。無いのに発言してしまうから、訂正を余儀なく
される。世間はこれを「ブレる」と言って許してしまう。

そんな粗末な人間がまず、国会議員になれたのはなぜか。有権者に定見の無いのを見込んで手練手管を用いて騙した「手先」だけの浅ましさで
ある。

政界入りして後は、「名家」「経歴」をゼニにまぶして神輿に乗っただ
け。所詮「戦略なき戦術家」の域を出ない三流政治家に過ぎない。

元祖善幸には、元社会党代議士の思想の残滓があったが、鳩山には何も無い。あるのはポーズだけ。鈴木に劣る暗愚の帝王である。(文中敬称省略)2009・11・17

平成版・暗愚の帝王が普天間移設で進む道は次の二つしか残されていない。

①「県外」へ暴走する。⇒日米同盟の危機⇒安保破棄も?

②「辺野古」へ合意通り。⇒期待を持たした沖縄左翼への代償⇒教科書検定撤回も政治主導で?

いずれの選択肢でも。鳩山首相は我が国の国益を大きく損なう暗愚の帝王に間違いはない。

 

参考記事:【主張】鳩山首相発言 日米の信頼壊すつもりか

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コメント (2)

教育講演会のお知らせ

2009-11-17 12:40:43 | 教科書

 

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『教育再生の動きを止めるな!!』

        教育講演会

講師 参議院議員 山谷えり子先生(元首相補佐官)

入場料 1000円


「日本の素晴らしい歴史と生命を守りたい。教育再生、拉致問題の解決、家族の絆、地域社会の再生にひたすら働いてまいります。」
この事を願い国会議員としてご活躍中の山谷えり子先生による教育講演会を開催します。
国政の現場で首相補佐官として教育基本法改正の為に働かれ、今も日教組問題究明議連事務局長や、日本のうたとおはなし伝承普及議員連盟幹事長等も務めておられます。
民主党政権下における教育行政の現状と課題についても、生の声を拝聴したいと思います。ふるってご参加下さい。


●とき:2009年 12月6日(日) 13:30開場  14:00開演

●ところ:カルチャーリゾート・フェストーネ(旧沖縄ハイツ)

●入場料:1000円


【講師のご紹介】 山谷えり子先生 
昭和25年     東京都生まれ、福井県育ち。
昭和48年     聖心女子大学文学部卒業
 サンケイリビング新聞編集長、テレビキャスター、エッセイスト
平成12年  6月  衆議院議員初当選
平成16年  7月  参議院議員(全国比例区)初当選
平成17年 11月  内閣府大臣政務官<小泉内閣>
平成18年  9月   内閣総理大臣補佐官(教育再生担当)<安部内閣、福田内閣>
平成20年 10月  自民党女性局長
11月  自民党拉致問題対策特命委員会 事務局長
平成21年10月  参議院環境委員長
主な著書 『嫁姑合戦』(TVドラマ化)、「走りつづけて・父・山谷親平五千六百一回目の朝」、
       「はりきりママのかしこい子育て」など。
 
事務局 TEL098-889-1305、2023   FAX098-889-6496
※この「教育講演会」は、競艇の交付金による日本財団の助成金を受けて実施します。

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