虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

大阪マラソン雑感

2012年11月26日 | ランニング

2012年、大阪マラソンは二つの「10年間の感謝」をテーマに走った。
一つ目は今年タイガースを引退した金本さんへ。
10年間、彼のファンでいられた幸せに感謝しつつ走る。              
オリジナルで作った金本さんオマジュTシャツを着用して・・・。
        
二つ目は・・・・。2002年に初フル(ホノルルマラソン)を走って以来、10年間。
家族やラン仲間や友人に支えられ健康に楽しくラン人生を送れた事に対して

「ありがとう」の気持ちを込めて・・・。

午前9時、号砲。嬉しさが沸々とこみ上げて満面笑みでスタートする。
FM802のDJ中島ヒロトのMCがランナーのボルテージを嫌でも上げてくれる。
沿道の声援が凄まじく多い。見慣れた公道を信号機を無視して走る爽快感。
何より最難関である第一関門(抽選)を突破できた喜びetc。
そんな興奮がない交ぜになって、不調だった脚も軽い軽い。
ハーフ通過タイムが1時間53分。ファンランにしてはちょっと飛ばしすぎた?
ので、足も疲れてきた後半はお遊びモード全開。
Tシャツを見てくれての「金本頑張れ~っ!」の声に気を良くして、
沿道の応援の方にタイガースユニを見かけると駆け寄ってオマージュTシャツを見てもらったり。
タイガース仮装のランナーとは併走するたびにタイガース談義をし合ったり・・・。
まるでウルトラの大会のような和やかさだった。
25キロ地点で回りが何やら騒がしいと思ったら後ろからやってきたランナーがコブクロの小渕健太郎くんだった。
沿道からファンの黄色い声援が続く。
しばらく追走していたのだが、どんどん引き離されて遂に振り切られてしまった。
3時間47分でゴールしたと後で知ったが実際かなりの走力だったんだ。
この後、普通に走れば余裕でサブ4だったのだが、32キロ地点のこのエイドで・・・。
    

              

戦意完全喪失。
「ここを楽しまずして何がサブ4や!」と、甘~い神のお告げいを聞いた事にして完食目指して居座ってしまった。
大阪ごちそうマラソン主催者のY氏もエイドを提供されていいて嬉しい再会ができたし。
上記の写真はほんの一部。
ほんまにここは日本一豪勢なエイドやと自信を持って言える!(欲を言えばもうちっと分散して欲しいかな・・。)
さてさて残り10キロ。遊びランで来たはずなのに、脚には意外にも相当なダメージ。
右脚、左脚と交互に痙攣したりと、かなりしんどい道行となってしまった。
何とか完走したが、歓喜のフィニッシュゲートも、完全燃焼しないレースでは喜びも半減だった。
大会の楽しさは十二分に満喫したけれど、力を出し切ってゴールした時の沸き立つような感動

そう、これぞマラソンの醍醐味と言うべき「あの歓喜」(完走した者にしかわからない)はなかった。
方や、5時間30分も掛かって初フルを完走した姫2号。彼女の方がそれにたっぷりと浸っていたかもしれない。

だが彼女はまだ知らない。
「あの歓喜」に侵される怖さを。
「浸る」と「侵す」。歓喜が生み出す二つの漢字は以後表裏一体となって君のライフワークを占有するだろう。
良くも悪くもね・・・・・・。
2012大阪マラソン。
ランからの恩恵10年間へのありがとうランをした母とその入り口に立った姫。
それぞれの思いが詰まった大会、感慨深い一日であった。
      【ランフルエンザ、罹患二人目の姫2号とレース前のショット】