虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

ごちそうマラソン

2012年11月19日 | ランニング

たこ焼き、いか焼き、おにぎり、お寿司、ホルモン焼き、唐揚げ、焼き鳥、お好み焼き、餃子、焼き芋、うどん、お抹茶&和菓子、その他果物、スウィーツてんこ盛り。
こんなラインナップがマラソンのエイドに並んでいたらどうする?
でもこれは昨日実際に行われたレースでエイドステーションに並んだメニューなのだ!!
     「第3回大阪ごちそうマラソン」
その名が示す通り、24キロのコース上には地域の商店街が競いあって食の大盤振る舞いが行われる。
        

       

しかも、歌あり、踊りあり、くじ引きあり、プレゼントあり。渡し舟に乗り、海中トンネルを潜り、歴史のレクチャーを受け、お茶席で寛ぎ、たこ焼きで口をやけどし・・・・と。
       
こんなを事ぜ~んぶレース中にやらかしてしまうのだから。
ほんまにマラソン大会?
という空前絶後のラン企画は、当然噂が噂を呼んで人気は回を追うごとに上がり、今年は定員を昨年の倍の1000人に増やした。
それでも、エントリー開始後2時間弱で締め切られたそうな。
ネット上では早くもあちこちで大会を絶賛する書き込みやつぶやきが見られている。
が、運営サイドでは定員を倍増したことによる思わぬトラブル対応に大わらわだった。
エイドが万遍に行き渡らなかったり長蛇の列が出来たり・・・・。
出来れば不満の書き込みが少ない事を祈る。
何とか無事に終了してほっとしている。
というのも今回もまたまたスタッフ側での参加だったからだ。
お役目はスウィーパー(最後尾ランナー)。
ぶっ飛び大会での最後尾のお努めは最終ランナーに付いてちんたら走っているだけではすまない重労働だった。
大会コンセプト上、素人ランナーが多く完走よりも完食をメインに参加している人々が大多数。
サンダル履きショルダーバッグ持ちなど「とんでも参加者」もお見かけした。
そんな方々はあっという間に集団から遅れていかれる。
時間内にゴールしていただく為には、ショートカットコースや交通機関を使ってのワープを案内し次のポイントまで先着していただかねばならない。
走れないランナー達をショートカットコースに誘導するのもスウィーパーのお仕事。
そして案内を終えたらすぐさま最後尾集団に合流すべく猛ダッシュしなければならない。
また、ショートカットさせた集団がすっぽり抜けると新しい最後尾はすでに1㌔位先を走っていることになる。
前を走る集団に追いつくべくこれまた爆走する激務。
他にもトイレに駆け込んでいるランナーがいないかチェックするためにコンビニや公園のトイレは逐一偵察してはダッシュで戻ってくる。
etc。そんな事の繰り返しで八面六臂の24キロ。
激しい緩急ランは脚に変な負荷が掛かった。
が、そんな激走よりも気遣いを要したポイントがある。
気持ちよくショートカットを受け入れていただく為のランナーへの説得工作。
参加者によってはエイドを何ヶ所か飛ばすことになるショートカットを嫌がる方もいらっしゃる。
不快な思いをされないように、少しでも大会を楽しんでいただけるように・・・・・・、と。
この辺りの声掛けには一同本当に気を使った。
そんなこんなの珍道中であったがたくさんの参加者のみなさんと触れ合え、尚且つごちそうのお相伴もさせていただき大いに楽しませていたけた。
コツを覚えたのでお呼びが掛かれば来年もお役に立ちたいものだ。
ただ・・・・・・・・・・・・・・。
こんな楽しい大会に関わってばかりいるので、マジ走りへのモチベーションがどんどん低下していく・・・・・。