虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

とみくじマラソン

2012年11月12日 | ランニング

プロペラ機に搭乗したのは何年振りだろう?
       
大丈夫?ちゃんと飛ぶ?さて、
無事到着した先は大分空港。
大分と言えば焼酎。当然外すはずがない。
      

到着した夜に地元の幸と一緒にさっそく頂く。初めて飲んだ銘柄だが旨いのなんのってっ!
       
翌朝は宿泊先の婆ちゃん手作りの美味しい朝食で贅沢なお目覚め。
そうそう。何しに大分まで繰り出したかと言うと・・・・・。
この大会の為。
     
田舎の小さな大会だがそれだけに心のこもった優しいレースだった。なにせ参加賞が、「たからくじ」。
しかもそんじょそこらの宝くじではない。
地元のとみくじ三尊とうせんまいりの八坂社(富来神社)の神殿で当選祈願をした由緒正しき「籤」なのだ。
走った後は、地元名産の蛸めしといろこ鍋が空腹を満たしてくれる。
         
味噌味のいろこ鍋には「大当たり」と黒々と焼き印された大きな天ぷらが入っていて、こちらも籤運にご利益ありそう。
国東出身のプロレスラー藤波辰爾は仲間のアステカ選手を伴いリング持参で毎年ファイト注入にやってきてくれるそうだ。
      
麗しき郷土愛ではないか。
海あり山ありののどかな風景の中のラン。
この大会屈指の特色が、田畑に次々と現れる案山子たちの応援。
いずれも趣向を凝らせた創作で案山子とは思い得ない力作。(車中から見た為写真が撮れずに残念)
まるで人形館みたいで疲れも吹き飛ぶ事だろう。
コースも本当に素晴らしそうだったし。「そうだった」と、想像でしか言えないのには理由がある。
実は今回はスタッフとしての参加で残念ながらレースにエントリーしていたわけではないから。
それでも地元スタッフのホスピタリティーや選手たちの笑顔やら涙に触れていると、次はランナーで参加してみたいと強く思った。

「記録を追いかけるばかりがマラソンじゃないよね」って。
とみくじマラソンに囁やかれたような気がして・・・・・。
タイム急降下に悩む崖っぷちランナーはいたく慰撫されたそうな。
来年の出走予定レースの有力候補がまたひとつ増えた。
記録に伸び悩むそこのあなた!
地元の幸と旨い焼酎に舌鼓を打ち、祖国日本の原風景を穏やか~に走る。
そんなレースで癒されたくはありませんか~?
それから、高倍率レース連続落選中のあなた!
いろこ鍋を食して籤運開眼したくはないですか~?

来年ぜひご一緒いたしましょう!!