虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

帰ってきたウルトラ

2009年05月25日 | ランニング

100キロという距離。
それは、大阪からだと北へは鯖街道の出発点小浜あたりか。
西は姫路よりもっと先まで、東なら四日市あたりか、南なら白浜までいける。
こんな距離を1日かけて走るというのだから、ウルトラマラソンとは実に恐ろしくも
アホなレースである。
ましてや、そんなものに大金を払ってまで挑戦しようとする奴らの気が知れない。
大阪で初めて開催されるウルトラマラソン大会、「水都マラニック」
多くのラン友がこんなとんでもないレースに出場するというので、昨日は私設エイドを
設けて阿呆どもの応援に出かけた。
  

100キロを走るやなんて。んな事想像もできないや。
それって人間業ではないっしょ?
遥か昔。
自分が同じ距離を走ったようなおぼろげな記憶があるが、それも既に忘却の彼方。
エイドに訪れるランナーすべてが超人偉人に見える。
そんなスーパーな方々をアイスやらスウィーツやらフルーツやら。
心づくしの食物を用意して尊敬のまなざしにてのご接待。

氷が売れに売れた前半戦とは裏腹に午後3時以降は突然の雨。
半袖短パンでのいでたちでのエイド運営は、超さっぶ~い。
ここで甲子園に放った密偵から「甲子園に雷雨。試合中止!!(涙)」
の速報メールが!!
そうか、そちらもそんな悲劇が訪れていたのか。
こちらのランナーたちもずぶ濡れで大変なレース展開だ。

それでも、そんな中でも。
彼らは何故こんなにも頑張るのだろう?
ここでリタイアしても誰も咎めないし、だれも止めはしないのに。
ここで止めればどんなに楽チンだか知れないのに・・・・・・。
苦しくても苦しくても、彼らは走る事を止めはしない。
ひたすらゴールを目指すのだ。

かの有名な登山家ジョージ・マロニーの有名な台詞。
「なぜ、あなたはエベレストを目指すのか?」という問いへの答え
「そこに山があるから。」と同じく。
「何故あなたは走り続けるのか?」と問われたなら。

  「そこにゴールがあるからっ。」

と我々は答えるだろう!!



        
       【前日の視察ランで訪れた感動のゴール地点風景】



あれっ?今、私、「我々」って言った?何時の間にか、一人称になってる?

そういえば、100キロを走った時の・・・・。
あの脇の下が擦り切れた痛みを。
左脚が腫れた痛みを。
最後の登りで泣いた痛みを・・・・。
今まさに心地よい感動と共に思い起こした!!
時を同じくして届いた四万十ウルトラマラソンの案内状。
迷っていたエントリーを決意した瞬間である。


まっ、抽選という関門があるしね。今年はきっと厳しい倍率やろうし。
当選してから悩めばええっか~~~~~。と、半分は安易な気持ちでね。


とりあえず、今日は偉大なランナー達から大きな感動をいただいて。

皆で「エイド運営お疲れ様会」へ突入。


    居酒屋「姫一号」!!


       

私が何の準備をしなくともこんなのが用意されている幸せをかみ締める。


帰ってきた100キロの苦しみへの対策はこの宴会を楽しんでから考えよっと。