TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

オッソ・ブッコ

2013-04-11 13:25:11 | TABIと暮らす日々
今日は、TABIの定期健診の日。

「健康だし頭脳は明晰だし、7歳の犬と変わらないわね」
と、獣医さん。今年14歳のTABIにとっては、ありがたいお言葉。

昨日のクリーニングで発見された欠けた歯については、右奥歯のヒビはまあたいしたことない。左奥歯はエナメル質が欠け、象牙質が若干見えている。が、獣医によれば本犬は全く痛みを感じてない様子だし、ちゃんと噛めている。歯根も歯茎も健康で感染の可能性もないので、このまま経過観察でOKとのこと。

人間だと、欠けたところをコーティングする治療があるけど?
「犬も、歯科専門獣医にかかればそういう治療ができるわよ。だけど、最低でも1,000ドルかかるからね~」と、先生。
うわ~、そりゃちょっと...
ま、痛みを感じてないってことは、第二象牙質ができてるのかも。

気管支炎のほうは、首輪をきつくするとゲホッとすることがあるが、悪化はしていない。シロップが効いてるのかもしれない。

TABIはここ十二年ほど、予防注射は全くせず、そのかわりに抗体価検査を定期的に行っている。接種をしなくても抗体価は今でも十分な数値が出る。去年の9月にやった狂犬病抗体価も、OKだった。抗体価検査の方が予防接種よりずっと高いので(注射が50ドルくらいに対し、検査が360ドル)、誰にでもすすめられないが、犬の体のことを思って検査のほうを選ぶ犬飼は増えている。特に老犬にとっては、接種は体に負担が重い。子犬のときの接種で十分免疫があるのに、わざわざ毎年接種する意味はない。うちの獣医さんも、同じ意見だ。

(抗体価検査については、TABIのウェブサイトの健康犬バイブルにすでに詳しく書いたので、そちらを参照のこと)

さて、biochem やendoを含め包括的な血液検査をやったのは一昨年の12月。そろそろまた検査したほうがいいかと思い聞いたら「こんなに元気なんだから、大丈夫!」だって。全く商売っ気のない先生なのだ。

とにかく健康診断の結果が良かったので、お祝いに今夜はTABIにオッソ・ブッコを食べさせた。骨つき牛すね肉を煮込んだ、イタリア料理である。本当は、TABIのオヤツ用に買った骨つき肉なのだが、欠けた歯が見つかって牛骨はご法度になってしまったので、料理することにした。もちろん煮た骨は食べさせられないので、とろとろになった骨髄と骨の周りの肉をご飯に混ぜてやる。





麻酔無しのデンタル

2013-04-10 13:01:42 | TABIと暮らす日々
TABIを歯のクリーニングに連れてゆく。

ちょうど四年前にもアメリカで、麻酔なしのクリーニングを受けた。
普通は獣医さんでやると、麻酔下でやる。が、数年前から麻酔をしないで犬の歯を綺麗にしてくれる、犬専門の歯科衛生士がアメリカで広がりだした。麻酔なしなので凶暴性のある犬にはできないが、性格のいい子ならば問題ない。老犬でも麻酔の影響を気にしないでできるので、人気がある。

TABIは普段、生骨などをかじっているので歯や歯肉が丈夫で、歯垢もよその犬に比べるとついてない。が、やはり食べ物の色素がついたり多少の歯垢はつく。たまたま新聞に犬の無麻酔デンタルの記事が出ていたので、連絡してみた。

アメリカの衛生士は最初から最後までスケーラーを使ってやったが、今回の人は人間のデンタルと同じ超音波スケーラーを使っていた。歯肉の下にかくれた歯石まで綺麗に除去してもらい、白くピカピカになった。



衛生士さんは、「この子は13歳にしては歯が丈夫で綺麗ね!」と、感心することしきり。
TABIは黒犬なので、歯茎や口の中の粘膜にも黒い色素が入っている。衛生士さんによると、こういう子は歯茎や歯が丈夫なんだそうだ。

が、やはり長年いろんなものをかじってきたため、犬歯は磨り減ってきたし、右の奥歯にヒビが一本。左には、エナメル質が欠けているのが一本。「もう大きい牛骨はかじってはダメ」と、衛生士さん。今後は、鶏など小さめの骨とか、豚耳などあまり固くないものだけあげよう。


いのちの力

2013-04-07 12:11:18 | ガーデン
植物の力には目を見張るものがあると、いつも思う。

先週、庭のハーブガーデンの整理をしていてうっかりローズマリーの枝を折ってしまった。もったいないので、料理に使おうと思いコップの水にさし、キッチンの窓辺に置いておいた。

魚料理などに何度か使ったが、今日コップの水をかえるときに見たら、切れた枝の先から根が出ている。



多年草を増やすときにこうして根出しをよくするが、今回は挿し木としてとったのでなく、料理用にとっておいたので葉はかなりむしってしまっている。つまり、こちらは食べ物として扱っているのだが、ローズマリーのほうではまだ必死に根を出して生きようとしている。

すっかり感心したので、このローズマリーは庭に植えてやることにした。


「だって」の意味

2013-04-05 14:28:35 | その他
夫は英・仏のバイリンガルだが、日本語は全く話さない。

しかし耳の達者な人で、聞いた言葉をそっくりそのまま、九官鳥のように復唱できる。何年か前、日本人の友達が遊びに来て私と話しに夢中になっていたところ、夫が突然「へーえ、そうだったの、すごーい」と友達の言った言葉をオウム返しに口走った。私と友達は思わず顔を見合わせ、爆笑。

「だけど旦那さん、日本語うまいよね!」と、その友達は感心しきり。いわゆるガイジン訛りが全くないのだ。が、会話はできないので結局、オウム返しだけ。

先日も彼は、TABIを夜の散歩に連れてゆく前にTABIに向かって「お散歩だって!」と日本語で声をかけた。

夫が夜寝る前にTABIを散歩に出すとき、ベッドで寝ているTABIに私は「ほら、お散歩だって!」と声をかけて起こす。それを聞いて夫は覚えてしまったらしい。あまりに私の口調に似てるので、「また九官鳥が始まったよ」と私は大笑い。

「『だって』というのは、どういう意味だ?」と、夫は聞く。

う~ん、あらためて考えると、なんだろう?
「お散歩だって」「ご飯だって」「お風呂がわいたって」などの「...て」は、その後に何かを省略しているのは明らかだ。「...って、パパが言ってるよ」みたいなものか。

普段何気なく使ってるけど、意味をあらためて考えるとわかんない表現っていっぱいある。これも、その一つということか。


海の季節

2013-04-02 11:35:47 | TABIと暮らす日々
海の季節が到来、TABIを海で泳がせてきた。

先週もちょこっとビーチに行ったんだけど、まだ水が冷たかったのですぐ上がってしまった。今日は曇ってたものの、水遊びには良かったらしい。海好きなTABIは、大喜び。


海だ、ヤッホー!

犬連れもいっぱい。
ビーチを歩いていくと、一頭の犬が海のかなたをじーっと見つめたまま動かない。その視線をたどると...



岩の上に、ネッシーみたいのがいる!
そして、魚か鳥かなんかの肉をむしって食べている。アシカだ。ズームいっぱいにして撮影したが、シルエットしかとらえられなかった。一頭だけってのは珍しい。だいたい群れでいるからね。

お食事が済むと、ジャバ!と水しぶきをあげて海中へ消えていった。