TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

いまどきの親

2010-07-14 13:11:12 | インポート
今日は、JACKが飼い主に連れられて遊びに来た。

先週はずっと具合が悪かったJACK。獣医のところで年に一度の健康診断
をした時に、関節炎の痛み止めを飲ませるよう指示された。しかし、それを
飲んだあとに出血を伴う酷い下痢が始まったという。食べ物も通らず、
かわいそうに夜も昼も下痢を繰り返す犬を看病し、飼い主のほうもすっかり
まいってしまった。

飼い主にホメオのレメディの話をすると興味を示したので、私は早速本棚から
ホメオの本を取り出し、必要な部分をコピーして翌朝届けた。その後徐々に
回復して、ご飯が食べられるようになり、今日はすっかり元気な様子を見せに
うちに来てくれたのである。よかったね、JACK。

さて、一緒に小さな子犬を連れてきたので新しい犬を飼い始めたのかと思ったら
JACKの隣のうちの犬だという。両親が旅行に出ている間、留守番をして
いた子供たちが無断で子犬を買ってきたが、育て方などわからないので
一日中箱に入れっぱなし。子犬がかわいそうなので、こうしてJACKの
飼い主が時々外に出してあげてるのだそうだ。親はもちろん、まだ知らない。
帰宅したら、さぞ驚くことだろう。まだ生後九週間、かわいい顔をしたオスの
ハスキーだが、ぶっとい足からしてそうとう大きくなることは確実。

どこから子犬を買ったのか知らないが、子供に子犬を売るなんてまともな
ブリーダーなはずはない。子犬の健康状態だってわからない。親としては
子犬を買ったところへ返品するべきだが、子供に甘いカナダ人であるから
(大体、子供の躾を普段からちゃんとしてれば親の留守中に犬を買ってくる
なんてことはしないよ)おそらく「しょうがないわね」とか言ってそのまま
飼うのだろう。

子供の自主性を育てる、とか言って、結局は子供の好きなようにさせるのが
いまどきの親のやり方のようである。子供から嫌われたくない、という心理
のあらわれ。そういう親に、犬の躾なんてできようもないだろうから、もう
ダブルパンチ。ま、他人のうちのことは関係ないけども。


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