TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

法律のウラとオモテ

2010-07-17 13:18:54 | インポート
地獄の沙汰も金次第。

アメリカの家でバックヤードに設置して使っていたアウトドア・リビング用の
暖炉を、こっちにも持ってきた。鋳鉄製で重く、引越し業者も苦労して梱包
したものである。しかし、いざこちらで使おうと思ったら、消防法で禁止
されているという。

地元の消防局に夫が問い合わせたところ、この市では庭で火を使うことは
たとえ暖炉のように安全設計されているものでも禁止なのだという。
もちろんもっと田舎に行けばOKなんだろうが、人口が密集した地域では
せいぜいBBQぐらいしかできない。

使えないのではガレージに置いてても仕方ない。ネットの「売ります」ページ
に広告を出した。すると一番に回答をくれた人が、「市に年間いくらか払え
ば、使用許可がもらえるよ」と教えてくれた。そして、詳しい説明の載った
市当局のウェブサイトのリンクまでつけてくれた。

それによると、確かに禁止されてはいるのだが、年間12ドル払えば使用許可
が出るので大いばりで庭で火を焚いていいのだそうだ。これって?

人口密集地で火が出るとあぶない、と禁止するのはわかる。しかし、カネさえ
出せばやってもいいよ、ってのは、なんか賄賂を要求する悪代官とか、裏ガネ
さえあげればマフィアの犯罪行為にも目をつぶるNY市警察みたいじゃないか。

しかもそれを堂々とネット上で公開してるのだからね。結局、カナダの法律
って抜け穴さえ知ってればいくらでも曲げられるってことなのね。


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デトックス

2010-07-16 12:50:46 | インポート
今朝TABIのお腹を見たら、ボツボツはほとんどなくなっていた。

あんなに真っ赤だったのに、健康な皮膚の色に戻っている。
ところどころ爪でかいて傷になったのがカサブタになって残っているし、
まだ時々カリカリと後ろ足でかいているけど、昨日ほどじゃない。
めでたし、めでたし。

Wendy Volhardによれば、夏は心臓と小腸のデトックスの季節。
皮膚のカイカイは、夏バテが原因のことがあるという。確かに、ここのところ
ずっと暑かったしね。

ボツボツの他には元気はあるし健康そのものなんだけど、三週間デトックスを
試してみるのもいいかも。


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アウトドア終い

2010-07-16 06:18:13 | インポート
今朝も朝からピーカン。

もうアウトドア競技はこりごり!と言ったはずなのに、また挑戦してしまった。
しかし今度こそ夏のアウトドアはこれが最後だ。ほんっとに疲れる。
途中で公園に泳ぎに行ったりして、楽しいけども。

ということで、コースはできるだけ走る距離が短くすむように考えた。
スヌーカーでは、みな1?7x3をトライして沈没してたが、うちはそんな
ぶったおれそうなことはやりたくない。そこで、1?3、1?5、1?2で
方向転換して2からクロージング。7はジャンプと6本ウィ?ブのコンビだが
フィニッシュできたのはTABIだけ。ジャッジは本当にうれしそうで、
「Well done!」と拍手。やっぱ自分が作ったコースを上手に走ってくれると
ジャッジも嬉しいんだと思う。TABIはQして、世界大会出場のパピヨン
を負かして一等賞をいただく。

さて、期待してたが帰りの国境では長蛇の列。
アメリカへ買い物に出かけたカナダ人でごったがえし。一時間半待ちはまだ
いいほうで、半日待ちもザラだという。常連は、待ってる間に道路脇の
デューティーフリーへ歩いていってお酒買って車にもどり、順番待ち(笑)。

カナダでは税率が上がったうえに、ロクなものが買えないし、同じものが
アメリカではずっと安く買える。カナダからアメリカへ買い物に行くと、
まるで共産圏から資本主義国へ来たような目眩を覚える。カナダ産のビール
も、アメリカで買ったほうがずっと安く、しかも税が十分の一である。
このカラクリは一体何なのか?!

私達はまだこうして時々、国境を越えて買い物に行けるけれど、それができない
人々にとっては暮らしは厳しくなる一方である。


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猛毒植物

2010-07-15 12:28:35 | インポート
まるでSFみたいだけどホントの話。

中国から観賞用として持ち込まれ、カナダ中に広まったHogweedは、全長6メートル、
茎の直径も青竹のように太くなる巨大植物。旺盛な繁殖力で、種は7年間も
眠ったまま生き延びるため、駆逐するのが困難だという。

この植物には猛毒があり、触れると皮膚がやけど状態となり、醜い跡が一生
残る。被害者の皮膚は紫外線に極端に敏感になり、そういう状態が何年も
続くという。うっかり目につくと、失明する。これにやられたと確信したら、
すぐに救急病院で診てもらわなければあぶない。といったって、カナダの
病院はものすごい順番待ちだから、半日くらいは待たないとダメ。だから
とりあえず水と石鹸で患部をよく洗い流して、できるだけ毒素を除くしかない。

全く天敵がないというのは自然界の植物にしては珍しく、宇宙から来た謎の
新生物みたいだ。神様は、なんのためにこんな雑草を作ったのか?
http://www.youtube.com/watch?v=tQ9P1preCGM&feature=related

さて、この草とは関係ないと思うが、TABIがやたらにお腹をかいている
ので見てみると、真っ赤になって熱をもっている。虫に刺された跡はないので
なにかにかぶれたようなかんじである。この子は皮膚が丈夫なので、カイカイ
がでることは滅多にない。週末に出かけた先で泳ぎにいったとき、水の中の
なにかにアレルギー反応を起こしたのか?

とりあえず周囲をお湯できれいに洗い流し、今日は手元になにもないので
無農薬緑茶を濃くいれたのでひっかき傷を洗ってやる。すぐには治らないと
思うが、お茶の成分が炎症を抑えてくれるだろう。

ここのところ暑かったので、夏バテもはいってるのかな。
今夜は冷房の温度を若干低くして、ぐっすり眠れるようにしてやろう。


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いまどきの親

2010-07-14 13:11:12 | インポート
今日は、JACKが飼い主に連れられて遊びに来た。

先週はずっと具合が悪かったJACK。獣医のところで年に一度の健康診断
をした時に、関節炎の痛み止めを飲ませるよう指示された。しかし、それを
飲んだあとに出血を伴う酷い下痢が始まったという。食べ物も通らず、
かわいそうに夜も昼も下痢を繰り返す犬を看病し、飼い主のほうもすっかり
まいってしまった。

飼い主にホメオのレメディの話をすると興味を示したので、私は早速本棚から
ホメオの本を取り出し、必要な部分をコピーして翌朝届けた。その後徐々に
回復して、ご飯が食べられるようになり、今日はすっかり元気な様子を見せに
うちに来てくれたのである。よかったね、JACK。

さて、一緒に小さな子犬を連れてきたので新しい犬を飼い始めたのかと思ったら
JACKの隣のうちの犬だという。両親が旅行に出ている間、留守番をして
いた子供たちが無断で子犬を買ってきたが、育て方などわからないので
一日中箱に入れっぱなし。子犬がかわいそうなので、こうしてJACKの
飼い主が時々外に出してあげてるのだそうだ。親はもちろん、まだ知らない。
帰宅したら、さぞ驚くことだろう。まだ生後九週間、かわいい顔をしたオスの
ハスキーだが、ぶっとい足からしてそうとう大きくなることは確実。

どこから子犬を買ったのか知らないが、子供に子犬を売るなんてまともな
ブリーダーなはずはない。子犬の健康状態だってわからない。親としては
子犬を買ったところへ返品するべきだが、子供に甘いカナダ人であるから
(大体、子供の躾を普段からちゃんとしてれば親の留守中に犬を買ってくる
なんてことはしないよ)おそらく「しょうがないわね」とか言ってそのまま
飼うのだろう。

子供の自主性を育てる、とか言って、結局は子供の好きなようにさせるのが
いまどきの親のやり方のようである。子供から嫌われたくない、という心理
のあらわれ。そういう親に、犬の躾なんてできようもないだろうから、もう
ダブルパンチ。ま、他人のうちのことは関係ないけども。


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