TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Feel Good競技会

2010-01-20 13:03:56 | インポート
今回も、アメリカ側へ国境を越えて参加。

土曜日は満杯なので日曜日に四走だけ。私は競技会場から車で十分のホテルを
予約したのに、夫はそれをキャンセルして車で一時間のホテルへ変更してしまった。
なので朝まだ真っ暗なうちに出なければならず、途中で鹿をはねそうになったり
と、とんだ一日の始まり。

先週の競技会でウォークで滑り、怖い思いをしたTABIがどう反応するか、
それだけが心配だった。しかし幸運にも今日はウォークがあるのはスタンダード
だけ。それも、なぜか高さがやたら低い!36インチくらいしかない。
ティーカップ用というわけでもないらしい。ともかく、これだけ低ければ
万が一途中で落ちても怪我する確率は低い。しかも、表面を触って確認した
ところ、吹きつけラバーみたいな滑り止めがしっかりしていて安心である。

さて、そのスタンダード。ジャンプでスタートして次はいきなりウォークだ。
スタートラインでTABIは、ウォークを見るやリングにお尻を向けた(笑)。
渋々走り出すと、ウォークの登りでちょっとスピードを落としたが「あ、これ
なら大丈夫!」と本犬も感じたらしく、それ以降はグングンをスピードをつけ
無事に完走。完全に自信を取り戻した様子である。

他にはスヌーカーのクロージングでバーを落としてNTになった以外、全部
Qしてカラーズは次のレベルへ昇格。私はもう今回はウォークさえ無事に
できれば御の字と思って来たので、大満足である。CPE独特のリラックス
したムードも、幸いしたかもしれない。Janの言うとおり、こういう競技会
もあっていいと思う。

クレートエリアでは、お隣のパピヨンとチワワのチームと仲良くなり、
カワイイ小型犬と遊ばせてもらった。こんなことができるのも、CPE
ならでは、である。

さて、US競技会でいつも楽しみなのは、なんといってもお買い物。
カナダでは手に入らないものや、不当に高額な生活雑貨をこの機会にまとめて
購入。あらかじめ買い物リストを作ってきた。スーパーでは気になる商品の
価格をチェック、次回の買い物リストの参考にする。TABIも、カナダでは
買えないオヤツや、アメリカ産の質の良くてしかも適正価格なビーフを買って
もらって大喜びである。


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10年。

2010-01-17 12:15:01 | インポート
今日は、TABIがうちの子になって十年目の記念日。

十年…

あまりにもあっという間。
雪の中、母犬の飼い主の家へあの子を迎えに行った。お昼寝中だったらしい
子犬は、ねぼけまなこでStaceyの下の娘に抱かれて外へ出てきた。
母犬は、心配そうに車の近くまでついてきた。子犬を受け取ると、ずっしりと
重く暖かかった。車で去る時、バックミラーには立ち止まり見送る母犬の姿が
小さく映っていた。それが、彼女を見た最後となった。

私の膝の上で眠る子犬が、私達夫婦の人生をこんなにも豊かにしてくれるとは
想像もしなかった。ただ、子犬の暖かさとふわふわのパピー・コートがなんとも
いとおしかった。

あれから十年、この子のいない暮らしなんて、私達夫婦にはとても考えられない。
一緒にお散歩に行ってご飯を食べて、暖炉のそばで暖まるというなにげない
平穏な時間を過ごすことが、いかに幸福であるかを教えてくれた、子犬。
神様がくれた、大切な宝物。

ありがとう、TABI。
その気持ちを書きとめたくて、いつもは旅行中はネットに手をつけない私で
あるが、今回はラップトップを積んできた。今、ベッドの上ですやすやと
眠るあの子は、子犬のころと少しも変らない。

いつまでも元気でね。ずっと一緒に楽しく暮らそうね、TABI。


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毛対策

2010-01-16 15:32:25 | インポート
今日は暖かくて、日中の気温が摂氏0度。

そのせいか、公園ではいつもは見かけない小型犬が散歩に出ていた。
うちの近所のシーズーもそうだが、小型犬の飼い主は冬になると出不精に
なってしまって、家にこもったきり。小さいから運動がいらないと思って
いるんだろうか。外に出てくるのは、エネルギーが余ったビーグルとか
中型・大型ばかりである。

赤いコートを着た若いビション・フリゼが、TABIと遊びたがってリード
をぐんぐん引いている。「この子はリードをはなしたら最後、呼んでも絶対
戻ってこないのよ。だから、遊ばせたいのは山々なんだけど、ごめんね」
と、飼い主。ビションは飼い主の女性を中心にして円周を描くように走り
まくり、その周りをTABIがビュンビュンと走りまくる。

「この子はテリアが入ってるから、言うこときかなくて」と言うので、
「えっ、純血ビションじゃないの?」と聞き返すと、「ビションとヨーキー
の混血。見た目は全くビションなんだけど、性格がテリアなのよ」だって。
わ?、驚いた。ショー用クリップじゃなくてペット用ビションのクリップに
カットしているが、コートは全くビションそのもの。言われなければ全然
わからない。

彼女は前はラブ飼いだったが、なんせ毛が抜けて掃除が大変。子供がいなくて
夫婦二人だけの時はそれでもなんとかなったが、人間の子供ができて時間の
余裕がなくなり、二代目の犬は毛の抜けない犬、を第一条件にして選んだの
だという。プードル、ポーティーなどの候補の中から、目が留まったのが
このビション・ヨーキー。まだ二歳になったばかりで、エネルギー全開だ。
私達が立ち話してる十分ほどの間、フレキシー・リードを最大限に伸ばして
くるくるとTABIを追っかけながら雪の中を走っている。

毛は抜けないかもしれないけど、体力余ってるから運動が大変でしょ、と
言うと、「そうねえ、だから今日も公園に来たんだけど。遊んでもらって
助かったわ」と飼い主。また会ったら遊ぼうね、と言って別れる。

毛ねえ、確かに犬はかわいいんだけど、抜け毛には泣かされるよね。
性能の良い掃除機とコロコロは、犬飼いの必需品。


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サービスの質

2010-01-15 14:42:27 | インポート
隣同士なのに、どうしてこうも違うのか。

今度の競技会の確認メールがいつまでたっても届かないので、セクレタリーに
問い合わせてみたところ、「エントリーが届いてない」。二週間前に送った
ものがまだ届いてない?!

そりゃまあ正月を挟んでるし、カナダからアメリカへ国境をまたいでいく
わけだが、そんな時間かかるなんて。車を飛ばせば半日の距離だ。
仕方ないので、特別に当日小切手で支払うことで納得してもらった。
今の時点でエントリーしてないということは、土曜日はあきらめて日曜日
になんとか入れてもらうしかない。

カナダの郵便は、全くトロイのである。アメリカの郵便は、スピーディーだ。
昨年のクリスマス競技でアメリカへ渡ったとき、アメリカの友人あてのカードを
持って行きアメリカの切手を貼り向こうで投函してみた。土曜の朝にホテル
で投函したら、月曜日の午後には友人から「カードがさっき届いたよ。
ありがとう!」とメールが入っていた。は、早い!東京都内だってこんなに
早いかどうか。距離にして1,700マイルもあるのだ。

同じ時期に、実験として別のアメリカの知人あてのカードを自宅からカナダの
切手を貼って投函してみた。こちらは距離にして1,200マイル。届いたのは
二週間以上たってからだ。明らかに、米加国境を越えるまでが牛の歩みの
ごとく遅々としてのろすぎるということだ。

アメリカ人には「Consistently inconsistent」とか悪口言われているUSPS
だが、配達のスピードはカナダ郵便とは比較にならないほど速い。さらに、
留守中の郵便を止めるサービスなどもネット上で簡単に申し込みができて、
しかも無料である。転送サービスも、一年間も無料でやってくれる。
これがカナダでは、何十ドルとか何百ドルとか、べらぼうな料金がかかり、
おまけに結局は迷子になってしまう郵便物のほうが多い。

なんでアメリカ人にできることがカナダ人にはできないのか?

ま、文句言っても状況は変らないので、今後はアメリカのエントリーは国境
を越えてアメリカ側へ行った時に、アメリカの郵便局から送ることにしよう。


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犬のメッセージ

2010-01-11 14:01:59 | インポート
今日の競技会で学んだこと。

スタンダードのラウンド1でドッグウォークの登り、地面から1メートルほど
の高さでTABIの足が滑ってしまった。落ちはしなかったが、それ以上
なんとしても登ろうとしない。結局自分から飛び降り、NT。
「新米じゃあるまいし、なんだ!」と夫はカンカンに怒り、TABIは
しょげている。確かに競技歴7年、アメリカでは二つのチャンピオン・タイトル
を獲得した犬が、ウォークでびびるなんて有り得ない。

去年の秋に怪我した爪か、とも思ったが、既にあれから二度の競技会で走り
何事もなかった。一応爪を見ると、怪我爪は割れてはいないが角が削れて中
の透明部分が少し見える。治ったもののまだ柔らかいので、削れやすいのだ。
強い力がかかった証拠である。さらに、他の爪全部にウォークのペンキと
見られる染料が付着。滑った時にバランスをとろうとして必死でボードの表面
をつかんだからだ。

前回ここでの競技でも、やはりウォークで滑ってヒヤッとしたことを思い出した。
他の犬の走りを観察すると、大型犬の何頭かが上りと下りで足元があやうく
なっているのが歴然。あるゴードンセッターは、ラウンド1で落ちそうになり
なんとか完走したものの、ラウンド2ではトンネルから続くウォークへ登ろう
とせず、Uターン。ハンドラーは何度もウォークへリードしようとしたが、
犬は絶対にウォークへ近寄らない。マスターズ・レベルの犬では有り得ない
状況だ。

そこでウォークを調べてみて驚いた。ボード表面の滑り止め加工が完全に
磨り減ってしまい、ペンキもはげ出し、木の板自体が割れてボロボロ。
アメリカでは、どこもMAXとか最新式のクオリティの高い障害物を使って
いたから、こんな酷いのを見たことがない。これでは犬が苦労するのは当然だ。

実は爪の怪我も、ここで前回走ったすぐあとに起きたので、おろらく競技中
に滑った時にすでに爪に大きなダメージを受けてたものと考えられる。
TABIは用心深いので、前回の痛い目を覚えていて今回は怪我する前に
途中で止めることを選んだのだろう。昨年暮れの別の場所での競技会では
ウォークでびびることがなかったのは、そういうことだったのだ。

犬が障害物を拒否する時、絶対に何か理由がある。「根性がない」と怒る前に、
犬のメッセージを素直に受け止めるべきだと思う。


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