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TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Living in the moment

2010-01-04 05:58:28 | インポート
一晩中雪が降り続いたらしく、昨日きれいにしたドライブがもう真っ白。

犬は大喜びで、山のように積もったドライブ脇の雪だまりにつっこんでは
全身真っ白になってヘラヘラしている。雪がひどくならないうちに、TABI
のパッドに雪よけワックスを塗ってから公園へ。

公園の入り口に、年老いたゴールデンがいた。
彼女がトイレの場所を物色している間、飼い主の男性は辛抱強く待っている。
ゴールデンの目や口の周りは白髪で真っ白、足腰も弱いのか、深い雪の中では
歩くのもやっとのようだ。15、16歳くらいか?

TABIは彼女を見ると大喜びで駆け寄り、お尻をかいでから「遊ぼう!」
のポーズをとりながら周りをビュンビュン駆け回る。やさしい彼女は、
「遊びたいのはやまやまだけど、体がいうこときかないのよ」といった様子。
目も悪いのか、飼い主に呼ばれてヨボヨボと歩道に戻ってきた彼女は、やっと
私のいることに気づく。典型的なフレンドリーなゴールデン、ニコニコしながら
こちらへ歩いてくる。だが、気持ちは前方へ向いているのだが、足腰がついて
いかないようなので、私のほうからゆっくり彼女のほうへ歩み寄る。

なでてやると、本当にうれしそうだ。毛の量も少なくて、かなり年のようだが、
飼い主は「9歳になったばかり」と言う。TABIより年下?!

まあ大型犬は早く年をとるし、とくにマジメに毎年予防接種とかしてると
早く老けて早死にはまぬがれないが、ちょっと驚きだ。だって、ユタ州に住む
アジリティ仲間のゴールデンは、13歳でチャンピオンシップで走ってた。

しかし犬のいいところは、他人と比べて落ち込まないところだ。
このゴールデンも、自分より年上の犬がピンシャンしてるのをうらやましがる
でもなく、ただ雪の中の短い散歩を楽しんでいる様子。TABIは、いくら
誘っても彼女がのってこないので、彼女の顔をペロリとひとなめして「じゃ、
お先に!」とばかり、落ちていた木の枝をくわえて公園のサッカーフィールド
に向けて走り出し、あっという間に点になってしまった。

歩道に残された私たちは、それを呆然と見送った。
私はゴールデンと飼い主に「じゃ、またね」と言って、サッカーフィールド
へと歩き出す。あの子のスピードに、この雪の中では全くついていけない。
でも耳のいいTABIは、どこにいても口笛一つで戻ってくるから安心だ。


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