TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

「Bad for dogs」 craze goes on

2006-12-02 07:04:04 | インポート
非常に勉強熱心なカナダの犬飼い友達によると、毒物リストはもっと長いそう。

よく言われる玉ねぎやコーヒー、チョコなどの他に、犬に毒あるいは致死的と
正式に報告されているものには以下の食物も含まれるとか。

<b><font color="#ff0000">リンゴ、アンズ、さくらんぼ、桃、プラム(すもも)、マカダミアナッツ、ナツメグ(香辛料)</font></b>

うへ?、うちの子はこれ全部試食済みですけど。

そのうち、今は抗酸化物質としてもてはやされ、ホリスティック系高級ドッグ
フードにたいてい含まれているブルーベリーやクランベリー、ハーブ類なんかも
「実は毒だった」と報告されるのかしらね。そして結局将来的には、「人間の
食い物なんか食べさせちゃダメです、やはり巨大フード会社のフードが一番
安全です」という方向にもっていく、と。なるほど。

Then God said, I give you every seed-bearing plant on the face of
the whole earth and every tree that has fruit with seed in it.
They will be yours for food. And to all the beasts of the earth and
all the birds of the air and all the creatures that move on the
ground-- everything that has the breath of life in it-- I give every
green plant for food. And it was so. God saw all that he had
made, and it was very good.
(創世記第一章)


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あるアジリティ犬の死

2006-12-01 09:40:26 | インポート
このところアジリティ犬の訃報が続くのだが、また一件。

今回の犬は、つい今月初めのUSDAAチャンピオンシップにも参加した犬だ。
準々決勝と準決勝に出たということだが、うちとはクラスが違うので一緒には
ならなかったし、走る様子は残念ながら見ていない。しかし、会場ではとても
元気で、タイムの差で決勝進出を逃したものの、準決勝でもとても良い走り
を見せたという。

アリゾナからの帰途、犬の食欲が落ちているのを飼い主は不審に思った。それ以外は、
べつに変った様子はなかった。が、虫の知らせというか、主治医のもとで血液、
尿、レントゲンなどあらゆる検査を行った。しかし、結果は全て良好。

それでも納得できなかった飼い主は、専門医のもとでさらに精密検査をした。
結果は、末期ガン。

望みなしとわかっていたが、飼い主は手術をお願いした。ガンは彼女の全身に
広がっており、内臓のみならず後ろ肢の筋肉にまでくいこんで圧迫していたという。
犬は、手当ての甲斐なく、手術の翌朝死んだ。チャンピオンシップから二週間後
のことだ。

あまりの突然の死に、私たちもびっくりだが飼い主の嘆きはいかばかりか。
あの犬にとって、あれが最後のチャンピオンシップになってしまった。
彼女は、全く病気の兆候を見せず、手術の前日にも飼い主とフリスビーで元気に
遊んだ。自分が死ぬなんて、思ってもみなかったのだろうか。

犬とはそうしたものなのだろう。
痛みがあっても、足を一本失ってしまっても、自分が不幸だと思わない。
今が楽しければ、十分幸せ。

こういうとき飼い主は、必ず「どうしてもっと早く気づいてやれなかったのか」
と自分を責める。私だってそうするだろう、気持ちはわかる。しかし、犬だけ
でなく動物は本能的に苦痛を周りに知られないようにするものだ。野生では、
弱みを見せたら敵にやられてしまうからだ。
あなたのせいじゃないよ。

彼女は、アジ犬として最高の犬性だったのではないか。
最期にチャンピオンシップの準決勝でクリーンラン、そしてそのまま走り続けて
天国のフィニッシュラインを越えてしまった。


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