TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Giving

2006-12-17 16:36:11 | インポート
贈り物の季節。

私たちはこの時期にいろんな団体に寄付をする。
今年はVVAに古着や大工道具、クリスマスツリーと飾りなどを出した。
寄付は節税になるのでやる人が多いが、私たちはカナダでお給料をもらい
税金も払っているので、アメリカでの寄付は関係ない。不用品はガレージセール
で売ることもできるし、それはそれで楽しいが、困っている人のためになる
なら、すっきり寄付をしたほうが気持ちがいい。ギフト合戦にまきこまれる
よりも、そういう形での贈り物のほうが心が豊かになる気がする。

さて、今朝は夫が「ちょっと」と呼ぶので書斎に行くと、「コートなら大きめ
でもいいかな?」と聞く。私は毎年、「サンタ」にこれが欲しいとメールを
打つ。そうすれば絶対欲しいものが手に入る。今年も早めに11月の半ばには
メールしておいたのだが、サンタは注文するのが遅れ、私のサイズが売り切れ
になってしまった。

「ダメよ、ただでさえ百貫デブ向けサイズのアメリカなんだから、プチサイズ
でなかったらとても着られないわ。来年は早めに注文するようサンタに言っておいて」
と、軽い気持ちで夫に言った。別にコートが売り切れなら、その分現金をもらって
好きなものを買いに行けばいいや、と思ったからだ。しかし、彼は非常に
申し訳なく思ったらしく、鎮痛な面持ちでネット上で似たコートを探しまくっている。

仕方ないので「じゃあお店を見て来よう。Dillard'sかMacy'sに何かあるんじゃない」
と一緒に出かけた。するとなんと!Macy'sでただ一着だけプチがあり、着てみると
ぴったり。しかも半額。おまけに、レジのおばさんと世間話をして「あら
カナダなら私も行ったことあるわよ?、寒かったわ」とか言ってるうちに、
どういうわけかさらに25%も負けてくれた。もともとサンタにねだったコート
の何分の一だ。サンタの予算が余ったので、Dillard'sでDKNYのミニドレスを
買ってもらった。

先月地元アーティストによる絵を買った店にふと寄ると、Andrew Wyethの
ウッドマウントが飾ってある。彼のベッドの上で彼の愛犬Rattlerが寝ている
ところを描いたもの。犬のすやすやという寝息が聞こえそうな絵だ。
サンタはこれも買ってくれた。ラッキーな一日。


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Nasty gram

2006-12-17 12:22:41 | インポート
今日はLesのうちでカジュアルなパーティー。

来てたのはほとんどカナダ人だが、近所のアメリカ人もちらほら。
カナダ人奥様の間で盛り上がったのは、アメリカ版隣組制度ともいうべき
陰湿な見張りとチクリ合戦。ま、高級住宅街にはありがちだ。

「大雨が降った翌日、バックヤードにぬかるみができて子供がすべって転ぶ
騒ぎになったので、とりあえずタープを敷いておいたところ、『見苦しく
外観をそこなうので即、撤去せよ。しなければ罰金』というメモを投げ込まれた」

「家のすぐ前の道路に野生のウサギの死体があったためゴミ袋に入れてゴミ箱に
捨てたが、腐敗臭がひどいのでゴミ箱をガレージから出して外に置いておいた
ところ、『ゴミの日の前日なのにゴミ箱を出しっぱなしとはだらしない。
一体この家にはまともな人間が住んでいるのか』という叱責の電話が入った」

「カナダに帰省中、知り合いに留守中の家を管理してもらっていたが、その人が
夜間に節電しようとして外灯を消した。それを見た近所が『あの家は明かりが
消えているから、何かあったのではないか』と大騒ぎになってしまった」

「道路に面した芝生が枯れてしまい、『見苦しく街の外観をそこなうので即
対処せよ』というメモとともに、4千ドルに及ぶ園芸業者の張替え見積書を
送りつけられた」

などなど。
ま、たあいないと言えばたあいないが、重箱の隅をほじくるような苦情のつけ方
は、私の実家のある東京の町内会と同じ。人間の考えることはどこも同じね。

うちも同じ住宅街だが、彼らとは道路一つ隔てているためかいまだかつて
そういうイジワルは経験したことがない。ま、陰でいろいろ言われてるかも
しれないけどさ(笑)、でもよそのうちだって犬が吠えてうるさかったり
いろいろ困ったちゃんはいるわけで。いちいち文句言ってたらキリないよな。

次回の転勤の際は、こういううるさい隣組制度もチェックしてから住む家を
決めよう、と夫としみじみうなずきあった。


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