わんわんバスケット

犬クラブのクリスマスパーティー用ギフトをつくる。

パーティーの最期に、みんなで持ち寄ったギフトを、クジで引き当てる。
一つ１０ドルくらいのもの、と言われたので、昨年は正直に１０ドル前後の
犬用オモチャを買って持っていった。しかし、実際にはみんなとても１０ドル
では買えないような品物をたくさん包装して持ってきていた。私が引き当てた
のも、最低でも１５ドルはしそうな犬用お菓子の詰め合わせだった。

今年は、犬用ベッドと冬物コートを手作りした。ウェスティくらいの小型犬
にぴったりの大きさだ。それとクリスマスプリントのキューキューおもちゃ、
犬用ガムなどをバスケットに詰め、ラッピング。買ったら１０ドルではきかないが、
ベッドやコートに使ったフリース生地はカナダでSPCAのボランティアで
バザー用小物を作ったときに買い、余ったもので間に合った。バスケットも、
セミナーのドアプライズでもらったものを、いつか使うだろうと取っておいた。
手近な材料で、とても楽しいバスケットができあがった。

クジのルールはチャイニーズ式で、あとからクジを引いた人は前にすでにギフト
をもらっている人のをかっさらうことができる、というもの。だから、大型犬
を飼っている人がこのバスケットをもらったとしても、小型犬飼いがさらって
いくことができる。小型犬飼いはクラブにたくさんいるから、きっと誰かが
気に入ってもらっていくだろう。

このクラブのパーティーに出るのは、最後かもしれない。
クラブのあまりの旧体制にちょっと嫌気がさしてきたからだ。メンバーシップの
更新は、しないかもしれない。この老舗クラブは、これまでにも多くの優秀な
人材を失ってきた。それでも、古くからのメンバーは考えを変えない。
全く惜しい話である。