TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

傷心の痛み

2013-12-13 14:13:03 | その他
日本の古文で、よく失恋の痛みで死んでしまう貴族とかが出てくる。

ヤワな連中だな、と思っていたが、これが科学的に解明されていることを初めて知って驚いた。その名もBroken heart syndrome、正式にはtakotsubo cardiomyopathyと呼ばれる急性の心臓病である。

私が好きで良く見るテレビのUntold Stories of the E.R.に、そういうケースが出てたのだ。この番組は、アメリカ各地の緊急治療室で実際に起きたことを紹介していて、けっこう笑える。

「たこつぼ」は、そう、日本のタコ漁に使われる道具で、発見した日本の医師が命名したらしい。日本語でたこつぼ心筋症と言う。家族の死や破産、失恋などの強いストレスにさらされた結果、ホルモンのバランスが崩れることが原因。心臓の左心室がふくらんでたこつぼの形になり、ポンプの機能を果たさなくなるため、重症だと死亡に至るらしい。

つまり、ストレスで心臓が動かなくなることが実際にあるということだ。

患者は圧倒的に女性、それも閉経後の女性なのだそうだ。心筋梗塞のような胸の痛みや呼吸困難があるが、冠動脈に異常はなく、これまで全く心臓に問題がなかった人にも起きる。テレビに出てたのはまだ若い30歳の女性が、父親が亡くなったショックでこの心筋症になり病院へ運ばれた。幸い専門医が正確に診断して治療を受けられたので、無事に回復したらしい。

なるほどね~。
私もかわいいTABIちゃんがお星になっちゃったら、悲しくて心臓がたこつぼになっちゃうかも。ま、それもいいね。そうなったら、すぐにお空のTABIちゃんに会えるんだもの。


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