TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Scammers

2013-12-04 15:44:14 | カナダ話題
これは詐欺としか思えない。

前にも日記でちょっと触れたが、歯科医のもとでマウスピースを作ってもらった。夜寝るときに使うやつだ。歯型をとりに行ったのが、三ヶ月くらい前。病院から帰るとすぐ電話で、「今日とった歯型を衛生士がうっかりこわしてしまったので、明日また来い」とのこと。

そこで翌日また歯型をとってもらい、受付に「今日の分は余分に費用を請求されるのか?」と聞くと、「こちらのミスですから、料金に含みません」と言った。当然だ。

その後マウスピースが完成したとの連絡があり、予約してとりに行った。ところが、衛生士は上下を間違えて作ってしまっていた。そこで、作り直してもらうことに。受付に「今日の分は余分に費用を請求されるのか?」と聞くと、「こちらのミスですから、料金に含みません」と言った。当然だ。

さらにその後マウスピースが完成したとの連絡があり、予約してとりに行った。衛生士(前の衛生士とは別人)が試しに私の歯につけようとしたのだが、全く入らない。違う患者のか?と確かめたが、私の名前がついている。衛生士は、歯型からとった模型にそのマウスピースをはめようと試みたが、入るどころか模型がバリッと割れてしまった。壊れたのが模型で、私の歯やアゴでなくて幸いだった。歯科医も出て来て、結局また歯型をとりなおして新しくマウスピースを作ることに。

この日も受付に「今日の分は余分に費用を請求されるのか?」と聞くと、「こちらのミスですから、料金に含みません」と言った。当然だ。

これまでマウスピースは、カナダやアメリカで4個ほど作った。いつも歯型をとって二週間後にはマウスピースが完成、なんの問題もなかった。マウスピースひとつでこんな面倒なことになるのは、初めてである。しかも、この歯科医院はこの街で一番評判が高く、料金もまた高いのである。

やっとマウスピースが完成したとの連絡があり、予約してとりに行った。今度は、ピッタリとオーダーメイドの服のように入った。当然だ。受付で支払いを済ませ領収書をもらい、一緒に来た友人とクリニックをあとにしてお茶を飲みに行った。

帰宅すると、歯科医院の受付からの電話メッセージが入っていた。
「追加の料金の支払いが済んでいないので、至急払って欲しい」という内容であった。
電話の入った時間からさっして、私が医院を去るのを見届けてすぐ自宅に電話を入れたものと思われる。計画的だ。

問い合わせると、歯型を取り直したりマウスピースを作り直すために通った三日分の料金として160ドルが追加請求されるという。むこうのミスのために派生した料金を、なぜ私がかぶるのか?!

すったもんだのあげく、歯医者は全くゆずらなかったが、私が入っている歯科専門保険会社が半分カバーしてくれることに。

アメリカやカナダの歯医者はペテンが多いのは事実。百ドル単位の詐欺では患者も面倒だから裁判に訴えることがないので、泣き寝入りである。この話を近所の井戸端会議で披露したところ、上には上がいて、ある初老の男性は900ドル以上の請求をされ払うハメになったそうである。やはりあちこちに連絡して解決しようと試みたが、ダメだったそうだ。

クリスチャンのくせにこういう阿漕な真似をして、地獄へ落ちる心配をしないのか?まことに不可解な連中である。


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