TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ママうさぎ

2010-08-26 12:41:18 | インポート
今日も子ウサギ観察。

TABIはバックヤードに出るやいなや、ウサギの巣がある場所へ走ってゆき
ニオイをかいでいる。振動を感じると子ウサギは母親が来たと思って動き
出すので、その様子を見てウキウキ尻尾を振っている。そのうちウサギが
ぴょんぴょんジャンプし出す。まだ目が見えないのに、さすが跳躍力はすごく
炒り豆のように飛び上がるのである。

それが彼の狩猟本能を刺激したのか、TABIはパクッと口でつかまえる動作
をし始めた。そこで私は割って入り、「ダメよ、赤ちゃんを食べちゃ」と
注意すると、しゅんとしておとなしく座ってしまった。聞き分けの良い犬で
良かったが、これがテリアだったら子ウサギは全滅だ。

野生動物保護協会で教えてもらった方法で、母ウサギの存在を試すことにした。
巣の上に枯れ枝でバッテン印をして、その後バッテンが動かされているか
どうか観察するのである。私はオマケとして、うちの菜園のレタスと人参を
巣の中に入れてやった。子ウサギはまだ食べないが、母ウサギはお腹が空いて
いるだろうから、きっと食べていくに違いない。

明日を待つまでもなく、夕方あたりが暗くなってきたころ、ふと庭を見ると
巣の上に大人のウサギがいた。頭を巣につっこんで何かしている様子、これは
母ウサギに違いない。カメラを持ってくる間に、隣のうちの塀をくぐって
逃げてしまったが、巣を確認すると枝がどけてある。野菜もなくなっている。
そして、巣はこれ以上ないというくらい丁寧に、きちんと子ウサギを包み隠し
草でカモフラージュしてあった。

やはり、彼女が母ウサギであった。
私達がベビーシッターをしていることを、気づいているだろうか。


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