TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ワガママな方々

2007-07-31 15:13:59 | インポート
今週末は、ケネルクラブの競技会。

うちの犬クラブが主催しているので、お手伝いに行く。
お昼がタダで出るだけの本当のタダ働きだが、朝は五時起きである。ボランティア
というのも、けっこう大変なのだ。しかも、いつものことだが、アメリカン
ケネルクラブのショーに出てる連中って滅茶苦茶ワガママな要求を平気で
つきつけてくるので、スタッフは苦労する。

今回は私はほとんどをオフィスで裏方仕事で過ごしたが、まあよくもこれだけ
無理難題を考え付くものだ、というくらいいろんなこと言ってくる。
例えば、出走順に関しての要求。「うちの子は誰それの犬と仲が悪いので、
順番待ちの間に一緒にならないよう順番を変えて欲しい」とか、「ボーダー
コリーの走った後に走りたくない」とか。そんなこと言い始めたら、せっかく
スチュワードが整理した順番が支離滅裂になってしまう。おかげで午前中の
競技は遅れに遅れ、さすがにジャッジが「コンフリクト以外の順番変更は今後
受け付けません」と釘を刺したほど。

オフィスでAKCの人と話してたら、例のアンケートの結果により来年度にも
雑種犬がクラブのイベントに出場できるようになるとのこと。「AKC登録の
純血犬のオーナーたちがスポーツマンシップにそった立派な態度を見本として
示すことにより、雑種犬を飼っている人々を教育してあげよう」という意向
なのだそうだ。

ケッ!何が教育だよ。あんなワガママな連中を見本になんかしたくねえよ。

今回ちょっとかわいそうだったのは、あるボーダーコリーがリング内でジャッジ
の足に咬みついて怪我をさせ、AKCに報告されてしまったことだ。処置はかなり
厳しく、もうその犬はアジリティだけでなくAKCの全てのイベントに生涯出場
停止となる。そればかりか、飼い主の記録も送付され、今後また別の犬で同様
の不祥事を起こした場合、飼い主の処分も有り得るという。

エリートレベルに出走した犬なので、きっとMACH目指してたんだろう。
それが全て水の泡。飼い主は声が震えていた。だけど、他の競技者によると
その犬は過去にも似たような不祥事を起こしているとのことで、「これ以上
見逃したらどんな惨事が起こるかわからないし、あれで済んで良かったかも」
なのだそうだ。ああねえ。


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