TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ラベンダーに秘められた力

2007-07-18 12:31:59 | インポート
ハーブの女王とあがめられるラベンダー。

カナダの家の庭にもたくさん植えたのだが、なんせ粘土質でしかも厳冬の地
のため、地中海原産のハーブは何年たってもなかなか大きく育たなかった。
しかし、夏は焼却炉のように暑く乾燥し貧弱な砂地のここでは、なんの世話を
しなくてもラベンダーがぐんぐん伸びる。

この家にも、先々代の住人が植えた各種ラベンダーが我が物顔で成長し、まるで
お化けのようにでかくなってあっちにもこっちにも生えていた。剪定しても
剪定しても、ものすごい生命力でカムバックする。その根は地中深く前後左右に
どこまでも伸び、なんと硬質プラスティックのエッジやドライブウェイの
コンクリまでつき通し、土を求めて芝生に向かってひたすら伸びる。

女王なんていう優雅なイメージでなく、もうグリム童話のイバラの森のお化け
植物だ。どうやっておとなしくさせておくか、それがこの地のラベンダー栽培
の焦点である。

つーことで調べていたら、おもしろい文献に遭遇。
ラベンダーの媚薬としての効能についてだ。ナポレオンの妻、ジョセフィーヌ
が、ショコラとラベンダーを混ぜた飲み物を作ってナポレオンに飲ませていた
そうな。Ooh-la-la! ナポレオンは働きすぎで淡白だったそうだから、彼女も
苦労したのだろう。しかも、愛人にしてた若い将校は暗殺されてしまったし、
あの時代にはバイアグラはなかったしね。

コンクリを突き通す力のあるラベンダー、そういう方面でも効験あらたかだった
のだろうか。でも、美味しいのかしらね。


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