TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

安全な環境というもの

2006-08-14 11:50:09 | インポート
今日の午後は、庭の雑草とり。

今年の春までは、庭師が定期的に来ては除草剤と殺虫剤を散布していた。
「人間にも環境にも安全な薬剤」と庭師は説明したが、あまりにも雑草一つ
なく芝生が青々しているため疑問に思った(効き過ぎる薬には絶対に毒がある)。
結局、いわゆるWeed & Feedの類であったので、庭師に散布は今後止めるように
頼んだ。すでに年間の契約料が支払い済みだが、安全と健康は金では買えない。
庭師は怪訝な顔をしていたが。

Weed & Feedは一応、「安全」ということになっていて店でも販売されているが、
毒性が高いことは環境問題に詳しい内々では有名だ。子供とかペットのいる
家庭では特に、使わないにこしたことはない。犬は芝生で寝転がるし、毛に
ついたまま家の中に薬を持ち込むことになる。

「安全」という言葉を鵜呑みにしてはいけない。
カーペットの洗浄に来た業者は、「赤ちゃんにも安全な洗浄剤だから」と太鼓判
を押したが、実際には洗浄剤のニオイが強く、数日窓を開けっ放しにしても
消えず、おまけに私は足を中心に接触性皮膚炎を起こし、ひどい目にあった。
業者が「安全ですよ」と言うのは、客を安心させ財布を開けさせるためだ。
大体、環境への配慮が盛んなカリフォルニア州ならともかく、うちの州などは
薬剤の毒性なんかどうだっていい連中ばかりであるから、自分の身を守るため
には自分が賢くなる必要がある。

私たちは、前にカナダで使っていたのと似た酢が原料の除草剤をやっとのことで
こちらでも探し出し、こまめに雑草退治をすることにした。Weed & Feedのように
一回でバッチシ、というわけにはいかないが、犬が近くにいても気にせず使える
し、肌の弱い私でも気軽にスプレーできる。本当の意味で「環境にやさしい」
製品である。

手間さえ惜しまなければ、なにも発ガン性のある薬品など使わずとも、庭を
きれいに保つことは可能なのだ。ただ、その一手間ができない人々のなんと
多いことか。病人が増えるのも、むべなるかな、である。


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