TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ステレオタイプ

2004-05-07 01:38:59 | インポート
男は強く、女はやさしく、といわれるが本当か。

原始の世界では、おとっつあんに外敵から守ってもらわなきゃおっかさんは
子供をかかえて安心して生活できなかったろう。でも男まさりな女というのは
どこの世界にもいる。まして、動物の世界は雌の方が強かったりする。
ライオンだって狩りをして獲物を仕留めるのは雌だ。一家の養い手は、かあちゃん。

犬なんかとくに、性別による性格の違いってないと思う。個体差はあっても。
よく、この子は雌だからやさしくておとなしいのよ、とか日本の友達が言う。
日本犬種はそういうことあるのかもしれない。でも、西洋犬は、私の知る限り
ではそれは当てはまらない。能力差も、ほとんどの場合性別に関係ないと思う。
猟犬など、雄より有能な雌がたくさいる。スポーツでもそうだ。

喧嘩などは、雌のほうが激しい。獣医も言ってるが、「病院に運ばれて怪我が
ひどいため結局安楽死になるようなケースは、たいていが雌同士の喧嘩」だそう。
確かに、雌同士は死闘と呼ぶにふさわしい血まみれのスゴイ状況に陥りやすい。
興奮して、止めに入った飼い主を咬んで怪我させるのも多いし。
こういう喧嘩を一度した雌犬同士は不倶戴天の敵となり、二度と再び二頭を
一緒にすることができない。

ところが、雄はアッサリしていて、たいていの喧嘩は数秒足らずで終わる。
どっちかが先に降参のサインを出して、スパッと離れてそれっきり。
怪我っていっても、せいぜい耳の先を噛み千切られて出血するくらい。全治三日か。
まあ常識的な飼い主は犬を去勢してるから、テリトリー意識が低いのかもしれない。
でも玉抜きしたから雄の本能が完全消去されるわけじゃないけどね。

犬の性差って、決定的なものといったら子犬を産むか産まないかしかないような
気がする。あとは、大きさに若干の違い。結局は個体差だよね。


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