TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

KILOよ、いずこ

2002-05-20 09:23:49 | インポート
朝、TABIを散歩に出そうと玄関を出たら、隣の庭にハスキーがいた。

いつから犬を飼ったんだ?
と、よく見ると、犬の首輪についた綱がちぎれている。また脱走犬だ、ああ?…
保護してアニマルコントロールに連絡しなくちゃ。

シルバーグレイでバイアイの、美しいメス。
TABIは彼女を見ると、尻尾をぶんぶん振って「ワン!」。あれ、もしかしてKILO?

裏の通りの家で飼っているハスキーだ。おびき寄せようとしたが、ダッ!と走って
逃げてしまった。彼女は、人間も犬も嫌いなのだ。TABIに捜索させたら、隣の裏庭に
隠れていた。そ?っと後を追ったが、フェンスをくぐって裏の道路に出てしまった。
ちら、と私たちを見ながら、道路沿いにてくてく歩き出す。ついて行ったが、途中で
サッとフェンスをくぐって別のお宅の庭に侵入し、私たちは見失ってしまった。

あっという間だった。

私たちは、道路を渡ってハスキーの飼い主宅へと向かった。すると、飼い主父娘が
こちらへ歩いて来るのに出会った。「うちの犬見なかった?」と聞く。
「やっぱりKILOだったのね。ついさっき、うちの隣の庭にいたのよ。あとを追った
けど、見失っちゃったのよ」と言うと、「なんてことだ、道路を横断して反対側へ
逃げたのか。あの子は、うちの庭に入ってきた猫を追いかけて綱を引き千切って
行ってしまったんだよ」と言い、父娘で大慌てで通りの向こうへ走って行った。

私も捜索を手伝おうかと思ったが、TABIが一緒ではKILOは絶対近づかない。
それに、あの子は家族以外になつかない犬だ。他人は、いると邪魔だ。
気になりながらも、TABIを連れて森へ出かけた。

その後、しとしと雨が降り出した。
あの犬はまだ見つからない。この天気の中、どこをどうして歩いているのだろう?


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