TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

迷子犬2件

2002-05-23 04:52:47 | インポート
<img src=http://www.members.accesswave.ca/~superpuppy/ca_topics/jack.jpg>
JACK再び

散歩に出た森でKILOと飼い主にバッタリ。
「見つかったの?」と聞くと、「そうなのよ、あちこち探してもうダメかと
思ってうちに帰ったら、この子が玄関前で待ってたのよ」だって。
良かった。よく犬さらいにさらわれなかったもんだ。
ま、ハスキーとかマラミュートって放浪癖があるからなあ。

その先の湖で、今度はまた放浪犬が森の中から飛び出してきた。
なんか見覚えあるぞ、と思ったら、一年前に保護したことのあるJACKじゃないか!
驚いてたら、向こうからMAGGIEとその飼い主Trishが来た。
「あら、その犬、私数ヶ月前に保護した子だわ!」と、Trish。
近所の道路で車にひかれそうになり、彼女が助けたのだそうだ。犬タグがついて
なかったので、アニマルコントロールに引きとってもらったらしい。

二人で首輪を確認したら、新しい犬タグがついていた。名前も電話番号もある。
とりあえず私たちに着いて来たので、湖で一緒に遊び、私がJACKを連れて帰った。
2頭に水とご飯をやり、タグの電話番号にかけてみる。
JACKを預かっていると言うと、電話に出た女性は、煙草でガラガラになった声で
「そう、あんたどこに住んでるの?」だって。驚きもしなけりゃ嬉しそうでも
ない。そして「忙しいから迎えに行けないわ。亭主が帰ったら行かせるから
それまで預かってよ」

なんだこのババア!
丁度夫から電話があったので、事の次第を伝える。
「よし、オレは早めに帰るから一緒に獣医のとこへJACKを連れて行こう。
うちは犬守りじゃない。飼い主は責任のカケラもない連中なんだし、然るべき
場所にやった方が犬のためだ」

夫が帰宅し、JACKにリードをつけて玄関を出たところ、二人の高校生が丁度
こちらへ歩いてくるところだった。犬を引き取りに来たという。
「ちゃんと管理しないとダメだよ」と夫が説教すると、「こんなこと初めて
なのよ」だって。大ボラ吹きめ!これで少なくとも3度目だぞ。
あの母親にこの娘ありだ。

JACKは、ほとんど使ったことないようなリードにつながれ、帰って行った。