TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

嫌われダル

2002-05-07 11:06:42 | インポート
夕方、いつもの公園は時間が早かったためか、常連の姿は少なかった。

見かけないワンコがちらほら。
ゴールデンとTABIが川でダンベルとり競争をして遊んでいると、若いメスの
ダルメシアンを連れた家族が来た。斑点が綺麗に出た、姿のいい犬だ。

ダルメシアンは、Vicious、つまり性質が凶暴という。
ディズニー映画のイメージとは全く異なり、扱いやすいダルは本当に少ない。
そこで、この若いダルを注意しながら見守ることにした。

まずTABIと衝突。
ダルが何をしたのか気付かなかったが、TABIにすごい勢いで追っ払われた。
それ以降、TABIは決してダルを近寄らせなかった。
それからダルは、ゴールデンのダンベルを横取りしようとし喧嘩になった。
ゴールデンに首根っこを噛まれて、やっとダルが退散。

さらにあとからやってきたビアディにも蹴散らされ、シャイロシェパードには
「あんたなんか、こうしてやる!」とばかりにひっくり返されて、飼い主同士が
間に入っててんやわんやだった。最期には、ダックスを怒らせて噛まれそうに
なっていた。

短時間の間に、その場にいた犬全員から制裁を受けたダル。
「一体みんな、どうしたっていうんだ?!」と夫は目を丸くするばかり。
ダルをやっつけた犬どもは、普段は仲良く犬同士遊ぶし温厚な性格の連中だ。
理由なく相手を攻撃したわけではない。

このダルは、攻撃性は普通のダルに比較して低いように見える。
しかし、厚かましくて野蛮、なんとも無作法きわまりないのだ。
そこが犬たちにカチンときて、仲間はずれにされたんだな。
「いじめ」には必ず理由があるんだよ、犬社会にも。