TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ワクチンのレシピ

2002-05-01 02:04:41 | インポート
春は、日本では集団狂犬病予防注射の時期だそうだ。

狂犬病ワクチンがどのように作られるか、知ってる人は少ないのでは。
レシピは、意外と原始的である。

1.健康な犬を手術台に固定する。
2.<b><font size=6 color=#ff0000>麻酔なしで</font></b>犬の頭部を切開し頭蓋骨を露出する。
3.電気ノコギリで頭蓋に穴を開け、狂犬病に侵されて死んだ犬の脳の一部を挿入。
4.切開部を縫合し、犬を檻に戻して死ぬまで放っておく。
5.2週間から1ヶ月で犬が死ぬので、脳と脊髄を摘出し乾燥。
6.食塩水を加えて粉砕し、石炭酸とクロロフォルムを加える。
7.液を濾して、ワクチンのできあがり。

科学者というのは、ある意味でスゴイ。
この一連の作業を、顔色を変えず鼻歌を歌いながら日常茶飯事としてこなすなんて
私にはとてもできない。自分の愛犬がワクチン製造工場へ送られたら?
そう考えただけで、涙が出てしまう。
犬にだって痛覚もあれば感情もあるのに。