たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

一の宮

2020-09-30 09:03:14 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.31 *****

実を言いますと、「一の宮」という存在に対しては、

これまでさほど意識していたわけではなく、

特に「古代史」や「地域の氏神」

に関心が向けられてからは、

一の宮参拝はどことなく「後回し」

「おざなり」になっていた感は否めません。

 

それでも、旅に出かけた折には、

必ずその地域の一の宮に出向くのが習わしで、

最初に参拝できない場合は、

旅の行程のどこかで一の宮の神様に挨拶をした上で、

近隣の神社を巡るように心がけておる次第。

いつからそういった習慣を取り入れるようになったのか、

記憶は定かではありませんが、恐らくは神社を訪れる中で、

無意識に切り始めた神様への「仁義」だったのでしょう。

 

言うなれば、旅行者というのは「よそ者」であり、

さらにその「よそ者」が大事な神域に

足を踏み入れるわけですから、

土地の神々にとっては千万迷惑な話です。

一見善行のように見える神社巡りも、

実は見えない危険と隣り合わせのイベントでもあるゆえ、

それらのリスクを最小限に抑える策として、

いつの頃からか「一の宮への挨拶」が

私の中では定番となったのでありました。