たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

赤米

2020-04-13 09:47:34 | 大嘗祭

 

***** 大嘗祭 No.11 *****

昨日、天皇の即位儀礼である

「大嘗祭」誕生のきっかけが、

「三輪山の一件」にあったのではないか

という内容を記しました。

ただし、大嘗祭の大元となるような儀式は、

さらに古い「三輪山」以前の時代には、

すでに存在していたとも感じております。

よって、今回は「三輪山以前の古いしきたり」

などをひも解きつつ、「大嘗祭」の成り立ちを

想像してみることにしましょう。

 

以前の記事内で、「大嘗祭は即位後に初めて

催行される新嘗祭(にいなめさい)である」

と書いたように、大嘗祭の核となるのが

「五穀豊穣」の概念です。

中でも、「米(稲)」という作物は、

天照太御神が皇祖であるニニギに授けられた

「食いて活くべきもの」であり、

私たちの祖先は収穫した稲を

「神の賜り物」として大切に食してきました。

 

ちなみに、ニニギという名称は「丹ニギ」

であり、太古の日本の米とは「赤米」

だった可能性が高いのだとか……。

現在も、わずかながらではあるものの、

いくつかの神社の神事において

赤米が使用されているそうです。