ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

トゥア・リータ ロダーノ ビアンコ・トスカーナ 2007 

2012-07-13 | イタリア
AZIENDA AGRICOLA TUA-RITA LODANO BIANCO TOSCANA

トゥア・リータに、白ワインを見つけて”オ!何これ?”って試してみたくなり購入してみました。造り手の奥様用だったかどうかの真意は、どうでも良いのですが、生産本数が3,000本前後といいますから、DRC のRCや、Beaucastel Blanc VVが7,000本程度ですから、有名な造り手としては貴重なワインになるかと思います。

醸造・熟成 醗酵は、品種別に収穫して、100%バリックにて醗酵。約2週間のマロラクティック醗酵(12-22℃)して、バトナージュは1日1回1ヶ月間。熟成は、バリック熟成(約6ヶ月)、瓶熟8ヶ月間とのこと。セパージュは、リースリング、ゲヴュルツトラミネール、シャルドネの3種を1/3づつ混醸しているとのこと。

さて、香味ですが、流石にこの混醸だと全体的にリースリングが出すぎてしまいます。葡萄の強さの違いがモロに出てしまうのでしょう。シャルドネは何処?っていう程隠れます。ゲヴュルツの華やかさが中盤にあり、余韻の締めがリースリングの石油系で、雑味に近い苦味が僅かにあり、ウーンですね。リースリングは、嫌いではないのですが、好みではないので、こういう余韻はましてやになります。

開栓初日のイメージでわたしの好みで言うと、シャルドネを50%、ゲヴュルツ35%、リースリング15%ぐらいの方が、バランスが取れるのではないかと思っちゃいます。

2日目は一皮向けるのでしょうか?


<2日目のコメント>
トスカーナのVintage2007は良い年ですから、ほんの少しづつ、甘酸バランスが上がってきています。強い年だけに、このワインも少し長めに熟成期間を見るべきもののようです。ポテンシャルはありそうで、今でもそこそこ美味しいのですが、まだまだのようですね。

と言うことで、Vintage2007は、白でも10年程度は寝かせましょう。と言うことで、もう一本の開栓は、2016-2017あたりでしょうか。



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